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【狂気】ムシキングに狂ったオタクの世迷言【初代サ終は2009年】


皆さんこんにちは。トランです。

早速ですが、人間誰しも信じたくないことってあると思うんですよ。

気がついたらあの頃見ていたアニメのキャラの年齢を超えてるとか、自分が当たり前と思ってたことが実はローカルだったりとか。

信じたくないですよね。でもふとした瞬間に目前にその事実を叩きつけられるんですよ。

私の場合は確かちょうど去年辺り、Twitterでこんなものが飛んできたんですよね。

?????

何を言うとる?????

いやまぁ確かにね、やってたのはガキの頃ですし?小学生の頃には無くなってましたけどね?でもほら…20年て……

実際20周年イベントは行きました。あの頃の筐体サイズのイメージとの差、100円入れる前に流れてたデモムービー、当時買えなかったグッズ、全てが懐かしく楽しかったです。

でもセガさん…なんか忘れてないですか?

20周年ですよ??

やること、ありますよね???







そうですね、甲虫王者ムシキング(アーケード)復活ですよね。


いやほんと、てっきりやるもんだと思ってたんですよね。20周年ですし。

現実はどうだったのかと言うと記念イベントとグッズ売り出して終わっちゃったんですよね…

まぁ初代の筐体って今4つとかしか残ってないらしいですし(諸説あり)、実際めちゃくちゃ難しいのは分かってるんですけど…、でもやりたいじゃないですか……


一応ありましたよ?新ムシキングというものが2015~2018年に。


これなんですけど

決してこれが悪いとは言いません、これはこれでめちゃくちゃ楽しかったです。
ボタンとか割とあの頃そっくりで作られてて、めちゃくちゃ綺麗なグラで虫が動いてるんですよ。リッキーブルーのアースクエイクスローとかそのまんまですし。

え!いいやんこれ!!と思った時もありましたが。過去に囚われたオタクって昔を思い出すとその時のを求めちゃうんですよね。

Q.足りないものな〜んだ?(ダーリンダンス)

A.カードスラッシュ

他にも言い出せばキリがないくらいあるんですけどね、足りないものというか求めてたもの。

でも当時のオタクに戻ってきてもらって、「あぁ今俺ムシキングやってるんだ…」と思わせるにはあのスキャンが必要だったと思うんです。某俺カード対戦みたいなQRコード読み取りシステムじゃムシキングやってるぜうぉぉぉ!!とはならないんです。そもそも昔のカード使えなかったし。

じゃあ初代ムシキングの何がそんなに良かったのか、時代背景とか諸々含めながらお話していきたいと思います。

ではどうぞ。


 ムシキングって?

そもそもムシキングってなんやねんって話です。ここで同世代オタクは「いやいや〜、ムシキングくらい分かるでしょ笑 ご冗談を笑」とか言いたいかもしれませんがね。

去年の時点で20周年です。

実際分からない人もめちゃくちゃいる時代なんです。

なので、簡単な解説から。

ムシキングとは

世界各国のカブトムシ、クワガタを己のわざカードでカスタマイズして戦うアーケードのカードゲーム。

基本ルールはジャンケン。
勝てば攻撃出来るし、あいこならお互いダメージを受ける。
ダメージを与えて相手のムシのHPを0にした方が勝ち。

 以上です。
実際このくらいしか書くことないんですよね、これが全てすぎて。
初代ムシキングの終盤とか新ムシキングとか、追加された要素はあれど本筋はジャンケンで勝ってダメージを与える。それだけなんです。

「そんなゲーム売れるんですか??たかがジャンケンですよね??」
こんな意見が聞こえてきますね。(幻聴)

結論から言って当時はめちゃくちゃ売れました。カードも3億枚発行!とかいってたはず。

ということでムシキングの好きなとこ、書きたいと思います。

当時の時代背景

まずは流行った理由から。

初代ムシキングが稼働したのが2003年ですが、そのタイミングでリアルでは何が起きていたのか。

大昆虫ブームです。

1990年代後半に国産のクワガタの飼い方、ブリード方法が確立。また、海外産のカブトムシ及びクワガタが輸入可能になったことも相まって世間ではもう大ブームでした(生まれてないので知らんけど)。ビーファイターシリーズもその辺。(ガチで知らんけど)。

当時の即売会のチラシ

見てもらったらわかる通り、値段がおかしい。
そりゃ輸入品かつ増やし方も確立してないので仕方ないんですがね。
とはいえ今はヘラクレスリッキーはペアでサイズ気にしなければ1万円以内。気にしても2万行かないくらいでしょう。グラントシロカブトなんて今ペアで9000円ですからね。発展に感謝。

それはそれとして、相当高くても買うような人がいるくらいの大ブームだったわけですね。

そんなブームが過ぎ去る様子もない状態で外国産のカブトムシだクワガタで遊べるアーケードゲームが出てきてみて下さいよ。
そりゃ売れますよね。なんせ子供たちが図鑑で目を輝かせて見ていた憧れの昆虫が動いて戦うんですから。私もそのうちの1人でした。

またムシキングならではの強みなのですが、カードファイルにカードを突っ込んで行くだけで自分だけの昆虫図鑑が出来あがります。そう思うと小さい頃からコレクション欲を刺激されていましたね。私の収集癖はここから始まったのかも知れません。

簡単かつ奥深いルール

例えばですが、もしカブトムシやクワガタが戦うゲームだとしても格ゲーみたいにコマンドを入れてレバーとボタンをガチャガチャ操作して…というゲームだった場合子供たちはやるのでしょうか?
多分しないと思うんです。何も分かってない子供たちは大人や上手い人なんかに淘汰され、もうやだ!と投げ出してやらなくなってしまうのは目に見えます。

 でもムシキングってルール自体はジャンケンなんです。

子供も大人も簡単に理解でき、経験差による実力差はそこまで生まれない。逆に言ってしまえば運ゲーですが、直感的にルールがわかりやすいのは他のゲームにない利点だと思います。
また、後述するカスタマイズ要素で詳しく話しますが、技があるおかげでジャンケンであっても戦略性が生まれます。

例えばこのカブトムシなら見てわかる通りパーが必殺技です。必殺技で勝てると他の手よりダメージを与えることができます。

ですが露骨に必殺技の手だけ出してちゃ必殺技に勝てる手を出されて負けます。なので「この手を出されたら嫌だな…」というような思考が生まれ、そこで読み勝てた時の喜びをジャンケンで味わうことが出来るんです。それもまたムシキングの強みなんです。

カスタマイズ

本題に入る前に、この2枚を見比べてみてください。

思ったことないですか?



そうなんです。超必殺技の表記以外ステータスが一緒なんです。

え?じゃあどっちでもよくない?って思うじゃないですか。

ここで出てくるのがムシキングのカスタマイズ要素。

ムシキングにはムシカード以外にわざカードというものがあります。それの組み合わせによって自分のムシを強化するんですね。

ここで差別点である超必殺技欄に注目してください。
 上記の例だとコクワガタがローリングスマッシュ、ムナコブクワガタはカゲロウです。

これもまたステータスの同じ技ですが、超必殺技に設定されてるムシと組み合わせるとと他のカードを組み合わせた時より強くなるんですよね。

また、それぞれに対応するより強いわざカードである究極必殺技も存在してます。

これらは超必殺技が一致してるムシのみ使える技で、超必殺技よりもダメージを与えることができます。

例えばムナコブクワガタにスーパーローリングスマッシュを組み合わせても超必殺技はカゲロウなので、一致してない普通の技になってまうんですよ。

これ、スーパーローリングスマッシュを持ってた場合コクワガタ欲しくなりません?

逆も然りで、ムナコブクワガタ持ってたらスーパーカゲロウ欲しくなりません??

つまり自分の持ってるお気に入りカードを組み込んで、相性のいい自分だけのオリジナルの組み合わせで遊ぶことが出来るんですよね。

ニュアンスとしては推しを概念グッズで飾りあげる感覚と一緒なんです。

そりゃ流行るよな、ムシキング。

ストーリーとメッセージ性

実はムシキングってちゃんとストーリーあるんですよね。

話としては日本の森に暮らす主人公の妖精のポポが悪事を働くアダーって奴の野望を止める!ってストーリーなんですよ。

ただその中で砂漠化、ごみの不法投棄、外来種問題、地球温暖化などに焦点を置いたストーリーがあり、人間は何故このようなことをするんだ!と訴えかけて来たりします。

あまりにも英才教育過ぎませんか???

実際ムシキング公式からのアナウンスとして、外来種在種種問わず飼ってた虫は絶対自然に離さないってのはイベントでも雑誌にも絶対に書いてましたしね。

まぁ自分たちが昆虫ブームを後押ししてる以上環境破壊を見て見ぬふりはもちろん出来ないから当たり前なんですけど。

ただこうやって子供をターゲットとしたもので環境問題に意識を向けさせることができるコンテンツってそうそう作れないと思うんですよね。
この点は当時他のゲームでは出来ていない、ムシキングだけの強みだと思います。ホントすごい。

ちなみにストーリーという点ではゲーム版以外にアニメ版の森の民の伝説があります。
こちらYouTubeにて公式が1~4話まで公開されてます。

ゲーム版とは一切関わりのないオリジナルのストーリーですが、こっちもこっちでストーリー性が強いです。

まぁ、めっちゃ重いんですけどね。

普通に人が死にます。
鬱展開多めです。
巷では子供向けイラストベルセルクとか呼ばれてたりします。

それでも良ければ、是非。



あとがき

以上、初代ムシキングの好きなところでした。
時代背景とかの解説多めで語りたいこと語らせてもらった形になりましたが、少しでも気になったら触れてみてください。

ま!今ムシキング何もやってないんでコンテンツに触れるもクソもないんですけどね!!ガハハ!!!

とりあえずゲームとしてはGBAとDSからムシキングのゲーム性をメインとした「グレイテストチャンピオンへの道」、DSで続編の「グレイテストチャンピオンへの道2」があるのと、アタッチメントを取り付けることで実際のカードをスキャンできる「スーパーコレクション」があります。触ってみたい方は是非。





おまけ:環境と構築 

⚠カス嘘記事です。大会なんてもうありません。⚠





 ムシキングCS、開催決定しましたね。私も使用する構築を考えるので忙しい日々です。

ということで実数値計算方法と現在の環境とを書き連ねます。よければ参考にしてください。

実数値

基本的にはこの表を参照。
むしカードに記載された数値に対し、相性早見表の◎〇△によって数値が変わります。これを覚えるだけでゲームでの挙動を確認するために100円支払わずとも脳内で計算することが可能です。

それでは現在の環境を振り返っていきましょう。

環境構築

・200バランスタイプ-必殺ふうじ-あいこ破り-回復


王道且つ最強の組み合わせですね。
体力の多い200バランス族に、必殺封じとあいこ破りのぶっ壊れ特殊技カスタムです。あいこ破りが弱体化を食らったためあいこボーナスも採用候補ですね。パーの枠に反撃回復や攻撃ダウンの構築も見ますが小回りの効く回復が多く使われてるイメージです。


・サタン- 勇気の一撃-あいこ破り-攻撃ダウン


バランス200族が強すぎるためあまり見ませんが、唯一の体力220のサタンにで永続的ダメージ低下の攻撃ダウンと一時的に全部のダメージ低下の勇気の一撃の鬼耐久構築です。
1匹目に出すことが前提構築のため、そこまでして使うなら200バランス族を使うんじゃないかな…と言った感じです。個人的には好きな構築ですが。

・パラワン-最後の力-ブルロック-倍返し


環境外火力全ツッパ構築です。パーは自由枠ですが体力減らしたい且つ他の技だと最後の力発動条件がブレるため倍返し。

180spアタック族の利点は必殺技火力110に対し、超必殺技セット時の+値が10のため、200アタック族より火力が伸びます。また体力が低いため最後の力バフも入りやすく、最後の力状況下の場合、最大火力では160まで出すことができるようになり必殺1+通常1で200バランス族を落とすことができます。

個人的に好きな構築です。


いかがでしたでしょうか。また戦う機会があればお会いしましょう。では。




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