ドラフト外入団からMLBを目指す。【Austin Gauthier】

2023年8月27日 18:08

※ヘッダー画像は以下URLから参照しております。
https://www.mlb.com/dodgers

皆さんこんにちは。
ひっっっっっっさしぶりのnote投稿になります。
ネタは色々あったと思うのですが、いかんせん面倒くさかったので何もしていませんでした。
誰か俺をやる気にさせてくれないとnote書かないよ？？
とふんぞり返っていた投稿者ですが、今回はやる気が違います。これは皆さんに是非伝えるべきと考え記事を作成するに至りました。来年以降、彼は大きな話題を生む可能性がありますので、その第一人者になろうと思います😋

謎の男、Austin Gauthier

今回皆さんにご紹介する選手は、現在Dodgers傘下のTulsa Drillers(AA)でプレーするAustin Gauthier(オースティン・ゴーディエ)です。色々話す前に、まずは彼の成績をご覧下さい。

現在24歳のGauthierは今年A+とAAでプレー。AAで.301/.421/.876の好成績をマーク。8月はAAに完全に適応し、.378/.491/.954を記録。もうウハウハ気分でございます。SSの選手でありながら、wRC+は136と文句のつけようがありません。また、特筆すべきは非常に優れたアプローチ面にあり、K%が14.0%に対してBB%は17.0%であり、四球>三振という化け物じみた選球眼を持っています。
これに加えて、複数ポジションを守れるUT性も兼ね備えており、(SS・2B・3B・RF・LF)使い勝手も良いと。
今はLAD傘下TOP30には入っていない選手ですが、(8月に一瞬30位にランクインしました)非常に期待出来る若手です。うーん素晴らしい👍👍👍👍

これだけ見ると、「LADお得意の選手育成工場の1人でしょ？」と思われるでしょう。成績の良さは勿論ですが、投稿者が彼に肩入れする理由は、彼の経歴にあります。

「うわー、写真のGauthierかっこいいいいい！！！！」とIQ0の感想をお持ちになったそこの貴方は、Buehler教に入信する素質があります。一緒に高みに行きましょう。

冗談はさておき(本気)、皆さんは、この画像を見て何か違和感を覚えませんか？
そうです。Draftの欄がありません。彼はドラフト指名されなかったドラフト外入団選手なのです。

ドラフト指名漏れから"大学史上8人目"の男に

「With the first pick of the 2021 MLB Draft the pittsburgh pirates select Henry Davis a catcher from the University of Louisville.」

7月11日。Rob Manfredにブーイングが飛ばされる中、従来のドラフトから一新され、NBAドラフトさながらの華々しい雰囲気で始まった2021年MLBドラフト。
しかし、7月13日の最後の指名まで、Austin Gauthierの名前が呼ばれることはありませんでした。

当時ホフストラ大学4年生だったGauthierは、ドラフト指名されなかったことに動揺していたといいます。しかし、失意のMLBドラフトから僅か約3週間後の8月4日、彼はLos Angeles DodgersとFA契約を果たすことになります。
ホフストラ大学の選手がMLB機構と契約するのは史上8人目の出来事でした。(ちなみに、ホフストラ大学出身のMLB選手は、歴史上5人です。)

ドラフト指名されてないのに契約なんて出来るの？と疑問に思っている人もいるかも知れませんが、実は出来るんですよねこれが。(詳しく制度を理解してないので解説できないのが申し訳ないですが、ある一定の金額を上限として、フリーエージェント契約を結ぶことは可能となっております。下記URLを参照しております。)

憧れは"ニューヨークの貴公子"

念願のプロ契約を勝ち取ったGauthier。同じSSのDerek Jeterを尊敬している模様。

Austin Gauthier had 2 hits for AA Tulsa & guess what, they were both oppo. Gauthier has a .321 BA, a BB% higher than his K%, his ISO is higher than his K% & his pull %, cent % & Oppo % are close to identical. Dude is as well trained & fundamental as they come. #dodgers pic.twitter.com/a5a8gAFd7m
— Dodgers Daily (@dodger_daily) August 13, 2023

バッティングフォームも、どことなくJeterを意識していることが分かります。また、clutchな場面でも、Jeter同様に勝負強さを兼ね備えており、そこまで似せるかという感じです。将来的には守備力の関係もあり2Bになる可能性が高いと言われている彼ですが、憧れのJeterと同じSSとして生き残る事が出来るでしょうか。

来年以降、昇格の可能性は…？

Gauthierが、MLBに昇格できるのかについてですが、投稿者は大いにあり得ると思っています。
23年オフは、以下の選手がFAとなります。(野手限定)

・Max Muncy(OP行使されない場合)
・Enrique Hernández
・Amed Rosario
・Jason Heyward
・David Peralta
・Jake Marisnick

※Miguel Rojasは2年契約だったので消しました🙇

MuncyはOP行使されるとして、それ以外の選手は、ほとんど再契約しないと思われます。結構スッカスカになる野手の中にGauthierが入ってきても全くおかしくありません。
LADは今年から若手が非常に多くなってきており、世代交代の真っ只中にあります。Miguel Vargas、James Outman、Michael Busch、Jonny Deluca、Gavin Lux等の新世代のコアに近しい存在がひしめく中で、Gauthierが多くの出場機会を掴むことは相当高いハードルですが、ライバル達と共に高めあい、MLBの舞台で羽ばたいて欲しいと願っています。

最後に

ドラフト外から這い上がってきた男Gauthier。来年はAAAに昇格し、いつか来る出番に備えるべく、今年に引き続き結果を出さなければいけないシーズンとなります。ドラフト指名され、期待を背負ったプロスペクト達でもMLBに辿り着けないことも珍しくない中で、Gauthierが MLB昇格を果たすことになれば、将来メジャーリーガーを目指す少年達にとっても大きな希望となるでしょう。是非とも彼を応援して頂きたいと思います。

今のうちにAustin Gauthierの名前と、所属球団をしっかり覚えておきましょう！

なっ？The Athleticさん？？？(定期購読してません)