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3/31- 目覚メッターホルン登頂

3/31 07:30-25:45


「眠りは死のイトコ」の正しさは、「アラームをスヌーズするやつは人生をスヌーズする」に比肩する。と改めて思った。

バイトから帰って2時間寝て、やりたいことを多分いくつか飛ばしてしまった。
起きればいいって訳でもなくて、深い寝落ちは起きたあとの意識もでろんでろんにして1日を殺してしまう。ほんとに何もしてないというところが死の隣にあるなと思う。
さいきんはぶっちゃけ片付けをすると深夜になってることばっかりになっている。布団の中で過眠に陥る朝と、シャワーと一緒に虚脱感を浴びる夜の繰り返し、っていうと大雑把すぎるけど。
うん、アラームは20分にしよう。



これを最後にしばらく更新しなかったら面白いだろうな。景気が悪い。

お金が溜まってるようで全然溜まってない。色んな問題があるけど、ぶっちゃけ急に大金が渡されれば色々スッキリするだろうなとは思ってしまう。
Womanで小春さんにそんなセリフがあったなと思って調べたら、お金で買える幸せが欲しいって言ってた。なんでお金のことなんて急に書きたくなったんだろう。シャワーから出たら忘れちゃった。


ただ自分の色んな計画をかき乱しうる、漠然とした不安があるし、他の心配よりはよっぽど言語化して問題はない。見えてたモンスターの影が濃くなったに過ぎなくて、もっと大きな人生の構造とかの心配とか憂いみたいな、自分との対話じゃどうにもならないものは顕在化しちゃうとマズい気がする。

そんな話に付き合ってくれる、お互いにとってのパトロンみたいになれる人が本当は要る。し、フォロワーの中の数人にしか呼びかけないつもりで白々しく呼びかけたい。どうやらみんな結構そういうツイートの使い方をしてるっぽいどころか、好きな人にメガホンを向けてツイートしてるやつらばっからしい。悪いことじゃないと思う。


この日記を書いてるころには4月になっている。

3月、新しいカレンダーをかったのである。デザインとしてしっくり来てこないと定着しない気がして、わざわざミドリのやつを取り寄せた。

日記を書く前に、サクッと4月の道しるべ的な所感をメモっておいた。ボトルの水は飲んでないけど、ムーンリバーを渡るようなステップで、なんとか日々一皮ずつ剥けていけますように。


月初め恒例・自分しか気にしてないLINEのBGMのこと。
なんとなく、4月のBGMは早く決めようと思ってた。2月も3月もだらっだらで、着る服が決まらないお出かけ前みたいになっていたので。

まあ自分のムードの流れからして、Your Favorite Things か タオルケットは穏やかな の中の曲が既定路線だった。もしくは六花。
自分のムードはといえば、たとえばYour Favorite Thingsの表題曲のごろごろした気分とか、Reebokの「つまらない私でいさせて」に胸をつまされる感じとか。わたしたちへのどこへ向かうか分からない轟音とか、やさしいギターの「あなたがいないと夜更かしばかり/いつまでも隣を照らしておくれ」に深く頷いてる気分とかに近かった。冷涼なチルさに体を冷やすなら、むしろ人肌というか、もっといえば体の中の管の温度を感じる音楽が心地いい。

いろいろ考えていたけど、カレンダーを書きながら自分にもう一度プラグを刺し直したい気分が駆け巡って、その時聴いているSYNTHESE FREESTYLEにした。
MAKTUBはもう、1月ごろに 心 をBGMにしてたけど、ある意味そういう文脈を切り替えるものが欲しかった。人肌をもとめる体に雷を落とすように、急に降りてくるオブリみたいな刺激を欲した。ギラギラな目をにぶく光らせたい。あくまで目の奥で。


バイトが始業したばっかりのまだ心が据わってない時間帯に、急に「今日はイスギ聴いて帰ろう」と思った。JJJだけじゃなくて、今月は心の中のISSUGIにも頼りたい。ギラギラした目と伸びた背筋。


そういえばめぞん一刻がここまで来てしまった。

読み進めるのが惜しくて、1日かけてこのへんをうろちょろしている。
おかげでしょうもないスキマ時間をしょうもないことで消費することがなくなって、この緊張感に結構感謝している。度々書いてるけど、ボールを落とさないのがとにかく大事な気がする。


いじっぱりが1周回るとこうなるのか、っていういいセリフで好きだな。


04/01 07:30-27:00
妙に朝目が覚めるようになってきた。
バカなフリして夜のチョコを控えてるからか、バカなシステム「朝お菓子」を導入した結果「ナメんじゃねーよ!」って思ってるからのような気もする。ただ、寝起きの体が重くてしばらくストレッチとかをしている。まあ紛れもない進歩ではある。


初めて夢に明確に象が出てきた。時間ギリギリで飛び乗った相模線がいつもと違うルートを通る特別仕様で、ワクワクしていると子象とすれ違う。ワー!ってはしゃいでいるうちに何匹も象とすれ違って、その数に不自然さを感じ始める。最後、象モデルのヤッターワンみたいなロボが電車に突っ込んでくる。なおこいつが夢の中の悪役。
象は割といい象徴らしい。なんとか幸運に飛び乗って、だんだん勝手に不安になってくる、みたいなことなんだろうか。まあ不安材料は片付けて、初めに感じたワクワク感だけ勇気を出して信じてみたい。具体的に何かはわからないけど。


お金が不安で、とりあえず貯めるために今日は自炊を決意した。けど、おととい3時までかけて掃除したはずのシンクがまだ詰まってる。
結果、力業に出て、社不エピソードをひとつ増やすのと引き換えにできる子エピソードをひとつ得た。どんな手を使ったかは未来の自分にすら内緒なので、日記にすら書かないでおく。まあ循環をむりやり漕いだだけで、重大な一歩にすぎない。ほんとはもうちょっと色々やりたかったけど、これはこれで超重大だから。

04/01 11:00-25:00
あれをしたりこれをしたりした。

帰ってから、風呂に入りがてらプレイリストでもこさえるべと思った。ちょっとしたものでも、何かを作るときはいいものを作るようにするのが最近のモットーなので、手書きでメモりながらつくった。
結局気付いた時には2時間経っていて、というか作り出したら引き返せなくなって、しゃーなしで2時間を過ごした。プレイリストは熱いうちに打たないと、未完成品が後から完成することはまずないと分かっているので。
というのも、乗り物ネタで曲をつないでいくことにしたら、あまりにも入れておきたい曲が多い。こんなこともうしたくないかもってちょっと思ったかも。


岡崎由美子の「結婚しちゃおっかな」みたいな短歌なんだっけな、と思ってその後本を漁る。

これだった。その場の思い付きで生きていけるうらやましさが自分の意識の表面に浮かんできたのかな。自分の指がこの短歌と一緒に映ることになんとはなしの歯の浮く感じをおぼえて、変な撮り方になった。

めぞん一刻14巻の最後の方を読んだ。
もどかしいな、ばらの花の歌詞もこんな感じだしな、とか思って、自分の恋愛だっけ?ってくらい膨れたやるせなさを抱えたままバイトとかしてるうちに、むしろ響子さんの方に同情するようになった。1日の間にため息が出たり、それが息が荒くなったり、あらゆる感情に置かれるしんどさったらない。みんなの前で不安定な姿を見せるくらいになったのはいいことだと思うけど。共感するに値する経験が自分にあったか、自分でもピンとこないけど。


4/3 08:00-26:00
学校で健康診断を受ける。せまいレントゲン車に3人押し込まれて服を脱いでる時とか、扱いの雑さになんとなく一時的に落ち込む。検査っていつも悲しくなる。
健康診断が億劫なのは、学年をひとつ重ねた精神的なプレッシャーを、医学というシステム的なものに重ねて繰り出してくることもある。背は伸びたけど成長できてるんだろうか・・みたいなことが心の中の暗渠を流れていて、自分はたまたま表面までそれを掬い上げていないだけかもしれない。

そのあとは某誌の月評の公開収録に行く。
誌面というものは編集者がスピーカーの頭を伝わりやすく整理したものなんだと思った。
言葉で聞くパンチラインは、文字で見るよりもずっと切れ味があって鮮烈なのも印象的で、新しい問題の提起は新しい言葉の組み合わせで、ここで行われているのはその発明自体なんだ、とプロセスを見て思った。編集長が「こういうのを軸に載せてみました」って言ってるのを聞いたとき、ここで行われているのは世界の舵取りなのかもしれないとも思った。
その取った舵に対して批評が来て、時代の最終的な方向が微調整されるんだとしたら、この仕事は面白い。ダイニングテーブルに座っていた自分がやっと厨房に侵入した日になった。

その後はできたての名刺を携えてご挨拶もする。「先日は大変お世話になりました」みたいなフレーズを最後まではっきりと言えるのは、父方の親戚に対する母のふるまいを見てきたからかもしれない。
たまに出る社会性強めな自分は好きなので、母にはすっごく感謝すべきかも。とりあえず次にやりたいのは、お酒を注ぐときにラベルを上に向けるやつ。



留学生の後輩がマルジェラを着て学校に来て、問いただしたら自分でもよくわかってないらしい。だったらおれはサカイが着たい。服も料理も、ずいぶんとこの春に審美眼をうまく使えるようになって質が向上した。服もご飯も、1枚でのっぺり終わらせない重ね方を覚えた。明日何着て生きていくかを自然と考えてしまう。


04/04 09:00-27:00
今日、「その日何で疲れたか」という指標がありうることを掴んだ。
午後からのシフトの前には何かできたはずだけど、逆にバイトの後に同じことをしても捗らないような気がするのは、ある程度体力と気力を使った状態で臨んでいるからでしかないじゃん、と思い至ったゆえの出来事。ゆうてみれば今日の自分はバイトで疲れた。というわけで、今日は写真を整理したりPCを軽量化しようと試みたりしてから眠りに就く所存。
そういえば高校のころ5年在籍した部活を引退するときに、「好きなことで疲れられるのは幸せなことなので」っていう話をしたことを覚えている。些末なことで疲れる日より、気持ちよく疲れた~!って言える日を増やしたい。


バイトで疲れたあと、写真を整頓し始めた。ヨーロッパで撮った写真は自分を代表するくらいキレがいい。そうでもない写真もスマホで撮った写真も、見ているうちに恋しさに襲われる。これを癒すのは新しい旅の記憶なのかもしれない。初恋の悪魔でもそんなセリフがあった。Aを癒すのはBじゃなくてA'、みたいな。


別のスタッフと印象的なお花の話をしてたおばちゃんのお客さんが「ちょうどあんな色!」ってこっちを指したと思ったら、自分の着ていたニットのことだった。バッとスポットライトを浴びたようなスピード感と朗らかな内容のギャップに頭が揺れた。


ラム肉がたべたい。



4/6 11:00-26:00

伸びちゃった髪と伸ばした髪をなんとかするセットの発見がいたちごっこになっていてきりがない。髪に関しては、セットしているというより練っているみたいな日がある。

ので、髪を切った。さすがに煩わしい。


あとは、

修理した時計を受け取ったり
中平卓馬展を見たり
プリズミックギャラリーに行ったり


した。お得感とは裏腹にものすごくお金を使った。

キズぐすりがもっとリアルな値段だったりジムに挑戦料があったら俺にも財テクが身についたさ。


4/7 09:00-25:30
妙に眠りが浅い。蜂に慄く夢を見た。

眠りが浅いからか、バイト中に尋常じゃなく血行が悪くなった。眠いし、耳からつま先まで凝るし、水を注いだみたいに首が重い。つらかった!

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