キンコン西野 伝説のスピーチ「人生に失敗など存在しない」平成30年度近畿大学卒業式 じゅん 2020年2月10日 13:36 「過去は変えられる」最初聞いたとき、「は?」って思ったの覚えてる。過去はすでに過ぎ去ったもの変えることなんてできない、って。でもよく考えると、やっぱり過去は変えられる。どういうことかここには「事実」と「解釈」のカラクリがある。500mlの麦茶があったとする。この麦茶を目の前にしたとき、「500mlの麦茶」という「事実」に対して「500mlは少ないなぁ」「麦茶より烏龍茶が飲みたい」「誰かが忘れていったのかな?」などの「解釈」は無限にある。キンコン西野さん自身、漫才師としてスピード出世を果たし、レギュラー番組を勝ち取った。しかしその後、絵本を書き始めると多方面から批判を浴びた。この過去は変わることはない。でも過去起こった事実に対して「俺は間違った道を歩んでしまった」と解釈するか「周りと違うことをしたから周りと違う結果が得られたんだ」と解釈するかで、心の状態は大きく変わる。「過去は変えられる」このときのスピーチで西野さんが言いたかったことは「過去起こった事実は変えられないけど、過去の事実に対する解釈はいくらでも変えられるよ」と言いたかったのではないか。だとすれば、過去にどんな経験をしようが、これからどんな経験をしようが、自分の解釈次第でいくらでも美化できる。