日本一周　困った時の解決策

日本一周をしているうちに、色んな経験をして、困ったときに「こうすれば良かったんだ！」という解決策に出会う事がよくある。
そこで今回は困った時の解決策を講じようと思う。

１，モバイルデータの通信量が上限に達してしまった

これは旅をしていたらよくあること。地図を開いてはGoogleアースなんかも使いつつ、最良のルートを確保するのが大事になってくる。

今現在では上限が10GBを越すプランも出てきているが、気晴らしにWeb漫画読んだりツイッターを見てたりしていたら10GBなんてあっという間、なんてこともある。

そうすると地図すらまともに開けなくなるので、ルート確保もしんどくなってくる。

【解決策】
旅に出る前からスマホをMVNOに変更する

どういう事かというと、DoCoMo、au、SoftBankから格安SIMの会社に乗り換えるという事だ。

格安SIMでおすすめはLINEモバイル だ。

3GB データ+音声通話で月額1,690円なのだが、
このプランはTwitter、Facebook、Instagram、LINEに関しては、データ通信制限が一切無い。

10GBのプランでも 月額3,220円だ。上記のカウントフリー以外の通信で10GB以上使用することは滅多に無いはずだ。

参考までに、私は動画投稿をするので、WiMAXを契約し、ギガ放題に入っている。3日間で10GB以内なら使いまくりだ。1日3.3GB使用するとして30日で100GB使える計算になる。

ではもし貴方が今DoCoMo等のスマホを使っているとしたら、そのスマホ本体はいくらするか知っているかい？

およそ本体価格7万円だ。それもムリヤリ定価で買わされているのだ。その7万円を2年間という長い期間で薄めながら支払っているのだ。

ちなみに格安SIMだとHuaweiの「P9 Lite」が19800円だ。5万円の差がある。

計算してみると、違約金を払ってでも乗り換えた方が安かったので、私はすぐに乗り換えた。

契約更新月まで我慢して払い続けるのと、すぐに違約金を払ってでも乗り換えるのと、どちらがどれだけお金がかかるのかを計算するべきだ。

２，旅の途中で装備が欲しくなった時

これはよくあるのだが、Amazonで商品を購入してコンビニ受取にしようと思った時、商品の大きさの関係でコンビニ受取が出来ない事がよくある。

実家は遠いし、旅先で受け取るにも受け取ってくれる家も無い。
にっちもさっちもいかないが、どうしても必要な商品だ。

【解決策】
ヤマト運輸の営業店留めで転送する

Amazonでは「お届日時指定便(360円)」を使用すると、必ずヤマト運輸の宅急便で配送になる。それを利用して、商品が発送されたらヤマト運輸の営業所に連絡して、転送してもらうように手配してもらう。

しかもヤマト運輸のコールセンターはしっかりしているもので、自分の現在地(○○市)を伝えれば、ある程度の場所を特定してくれて、最寄りの営業所の場所を教えてくれる。
しかも、営業所留めなら商品の大きさに制限は無い。80Lのリュックなども受取ることが出来る。※その代わり梱包の処理が大変だが

ちなみにこの方法はヨドバシ・ドット・コムでも宅配業者を指定できるサービスがあるので同様に転送することが可能だ。

３，お金が無い

【解決策】
働け。とりあえず働く以外に手段が無い時は働くしかない。やはり経験から言うと、働かずに各地を転々とするため、働きながら暮らすより遥かに収支で言えばマイナスが大きい。収入が無いので当然だ。
旅費は最低でも50万以上持って出かけるのが好ましい。

旅では各地で働く事が出来るが、基本的には住所が無いと雇ってはくれない。
なので、職種はかなり限られてくる。それではいくつか紹介しよう。

①大都市

単発の仕事として派遣業は雇ってくれるところが多い。また、日雇いとしてポスティングのバイトなんかもある。

ポスティング・・・住宅街をまわってチラシを投函していく仕事。1枚あたり3円がギリギリのラインだろう。それ以下なら手を出さない方が賢明。
時々一軒家が5円なんていうところもある。

一軒家もアパートも同じ価格ならやめたほうがいい。
そして、ポスティングは住宅街でないと無理だ。

何しろ朝から晩まで投函していくので、徒歩だとキャリアを引いて歩くことになる。どうやったって自転車や原付には敵わない。
しかも、これを何日も続けるのは相当心がタフな人でないと向いていない。

最初にチラシをまとめてドンと貰ってそれを配ることになるのだが、きちんと真面目に投函しているかチェックが入る。
あとライオンズマンションは手出し無用で、もし投函してしまうと厳しくクレームが入る。

とにかく管理人に白い目で見られることが多い上に稼ぎは少なめ、かなりハードな仕事だが、大都市でやるとしたら住宅街も密集しているし稼ぎにはなるかも知れない。

②北海道

北海道はでっかいどーなので、色んな職種がある。それも日本一周してるやつがウジャウジャしてるので、ライダーハウスもあるし、そのライダーハウスと提携している派遣業者も多い。

帯広ではこの時期、ジャガイモの収穫がある。JAではなく派遣業者を探して登録しよう。

ジャガイモの収穫は時給１０００円、１日あたり８０００円ほど稼げる。
ハーベスターに乗り込み４人程でベルトに流れるジャガイモを囲んで作業をするのだが、足腰に自信が無いと難しい。

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この記事は投げ銭制です。この後、オマケで農作業の様子や嬉しかった事などを短く書いています(大したこと書いてません)。

泥は畑に向かって(後ろに)投げ、草・石・腐ったイモは廃棄のカゴに放る。青いイモと小さすぎるイモは片栗粉になるので別のカゴに放る。その作業を瞬時に判断して作業するので、ハンドスピードがスピードA(近距離パワー型)でないと仕事は務まらない。

いつまでもモタモタする作業者は次回から外されたりもする。
しかも、農家の人に気に入ってもらえないことには仕事が貰えなくなるので、コミュ力も必要だし結構大変。

しかし、日本一周をやる人間というのはなかなか曲者ぞろいで、農作業中にイヤホンで音楽聞きながら作業したり、不真面目な態度を見せる作業者が多く、
「日本一周の作業者お断り」の農家も多い。　※ガチです

日本一周するヤツはわりとクズが多いというか、日本をまわっている間に協調性を失う人が大半なのだ。

一日約8000円くらい稼げるのですが、ライダーハウスが1日800円だったため、思うように10万まで貯めるのがしんどかった思い出・・・。

それでも嬉しかったのが、収穫したジャガイモを「好きなだけ持っていって良いよ」言ってくれたことかな。
こういうのをシレっと毎回持って帰ってくる作業者もいるんだけど、そういう人はどんな交渉術で持って帰ってるんだろう。

ジャガイモは本当に美味しく、ふかしてバターを乗せてもいいし、揚げても美味い。余るので実家に送ったりもした。

もう1つ嬉しかったのは、昼休憩にジャガイモ農家さんがメロンを切って食べさせてくれた事。

もうとにかく甘くてみずみずしくて、今日まであのメロンより美味しいメロンを食べたことがない！
ジャガイモ農家さんのお祖父さんが趣味で作っているそうなんですが、趣味であそこまで極まるかねフツー・・・

あと、北海道ではジャガイモを植えた次の年には小麦やデントコーンを植えるなどして、土地の栄養が偏らないように工夫されているらしい。

また、小麦を植えるのに前年のジャガイモが生えたりする事もあるので、小さいイモだからって畑に返すと怒られるよ！


どんな困った時があっても、究極的には家に帰って再スタートすれば良いんだから、とにかく知恵を絞って最良のプランを建てて、挑戦する事が大事なんだ！