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諸祭としての結婚奉告祭。

日本にいると、神社とのかかわりが意外と多いことをご存知でしょうか。

さて、

神社には、他の宗教のような教典・教義がないのですが。

神話の内容で、好ましい行為・そうでない行為を推察することになってるようですね。

また、共同体(村?)の絆を日々の行いや村の祭りに先人の教えや神話をたとえて、その共同体の安定を図ったような民俗学的アプローチもあるようです。

神社本庁のHPから引用させていただきますと、

神社とは、神様をお招きし、その場所にお鎮まりいただいた神様へのご奉仕をする場所であり、この神様へのご奉仕こそが「お祭り」なのです。「政」も「務」も「まつりごと」と読みます。このことから広く社会に奉仕することが、広い意味での「まつり」であることがわかります。(神社本庁HPから)

さらに、

神社本庁は、祭りに、次の2種類があると(神社本庁HPから)。

1、神社自体が行う祭り(例祭や祈年祭、新嘗祭、歳旦祭、元始祭、紀元祭、昭和祭、神嘗奉祝祭、明治祭、天長祭)

2、氏子崇敬者の依頼に基づき行われる祭り(入学・卒業や就職や人生の節目に関わる報告祭・祈願祭、家内安全や商売繁盛、安産、病気平癒、厄除けなどの諸祈願、さらにはお宮参りや七五三参り)

いずれも、祭りの後に「直会」として神饌としての食事を神と同じものを食べる「神人共食」あるいは、「神人合一」の考えがあるようです。

これに対して、民俗学は神社本庁と少し差異のある2つのカテゴリーが、

1、神事。神職が中心に粛々と行われます。

2、祭礼。神輿や山車を繰り出す、また、夏まつりも。

この2には、先祖もこの祭りに参加を促し、さらに楽しんでもらう、という日本人古来の先祖観が「敬神崇祖」があるとの民俗学見解も。夏祭りの盆踊りなどが先祖観から来た祭りです。

神道が我々の人生とのかかわりは、まず生まれてすぐに初宮参りから始まり、七五三、成人式、そして結婚と。

また、厄年・年祝いと。

つまり、共同体意識の確認、子供の成長を祈願、祖先に想いを馳せる、そして、身の危険が及ばぬようお祓いをする、さらに結婚では八百万の神々と先祖に見守っていただくお願いと報告を。

その中には、神道の教えが根底にあることもうかがえます。

そんな、祭りごとの1つの「結婚奉告祭」が今できることで人気のご祈祷に。




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