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ありがちミスの再確認(2)
前回の記事はこちらから
もう少しあるぞ、一発アウト系ミス
被写体見切れ
ピントを合わせることに必死になってたりすると見逃しておきがち。
特に耳やアホ毛の類があるキャラクターの場合、余白を大きめにしてやらないとガンガン切っちゃう&割と特徴的なパーツなので写ってないとキャラらしさがなくなってしまうというなかなか難しいパーツだったりします。
これを直すには画面外の領域を自分で書き足すくらいしか手段はありません。
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![](https://assets.st-note.com/img/1704938708490-zKO8li0ahW.jpg?width=1200)
ウマ娘の耳は結構鬼門。耳の高さがあることが多いのと、他にも気を使う部分が多いので(このあとに出てきます)注意力散漫になりがちというか不意打ちを食らいやすいというか…
![](https://assets.st-note.com/img/1704939991635-Y5E09dv77x.jpg?width=1200)
耳ばっかり気にしているとポーズによっては腕や手先が書けちゃっていることを見逃したりなども起きがちです。
![](https://assets.st-note.com/img/1704939024563-luU9LTbgUK.jpg?width=1200)
最初からはみ出してボツにするなら、ちょっと離れて余白多めにしてあとからじっくりトリミングしたほうが無難。
写真に自信がついてくるとすぐに一部をクローズアップして切り抜いたようなのを撮りたがっちゃいますが、それでも保険としてしっかり見切れさせずに撮ったものは別に持っておいたほうがいいですよ。
逆張りか何かわからないですが…全部が全部ひねくれた撮り方だと、撮った側はご満足でも受け取ったが分からしたらハァ?なにそれ な画像しか無いなんてことにもなりかねませんので、これは結構洒落にならん話です。
ウィッグ乱れ
撮影技術からは一歩離れますが、現場で気づかないと後で痛い目を見る代表例ですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1704905724649-4Wa9MaTqQh.png?width=1200)
髪が長めであったりすると、乱れてしまったり、肩にかかる/かからないが設定と違う状態になったりしがち。
ポーズを変えたり、そうでなくてもちょっと姿勢が変わったりしただけで崩れちゃうこともあるので結構手間がかかりますが、その都度直してあげる以外の解決策はありません。ここは手間を惜しまずに臨むしかありません。
正しい状態がどうであるのか設定資料などを確認できるようにしておくことも大事です。
![](https://assets.st-note.com/img/1704905858942-4iTLjxtBWw.jpg?width=1200)
乱れ気味な箇所を整えてあげて、後ろ姿は撮らない前提でヘアゴムで纏めて撮影。後ろ髪は広がったり肩にかかってしまいがちなので、纏めてしまうのは割と常套手段である気がします。
万が一後ろ姿やそうでなくとも纏めた部分が写り込みそうなときは外して、都度整えてあげましょうね。
衣装乱れ
これもなかなか気づきにくくて、しかもあとから直すのは結構大変なものの代表格。
![](https://assets.st-note.com/img/1704906228054-ciBpJAw51x.jpg?width=1200)
一見問題ないように見えますが~…
![](https://assets.st-note.com/img/1704940194634-fg0yBz6huj.jpg?width=1200)
よく見ると本来ベルトの内側に収まるべき衣装が外に出てきてしまっています。一度気になっちゃうともう意識しないではいられないですよね…
パーツの多い衣装だとちょっと動く度にパーツがズレたり落ちたりなどして苦戦することが多々。
![](https://assets.st-note.com/img/1704939714130-7VVZeNArjO.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1704940011019-Ff5GntXkAS.jpg?width=1200)
シンプルな制服などでもリボンやネクタイが裏返ったり曲がったりしてしまい、しかも撮っているときは気づかずに痛い目を何度も見てきました。
(この画像は帰るまで気づかなかったのでタグとかを消す加工をして誤魔化しました。)
仮固定などするために撮影機材と一緒に両面テープや白黒パーマセルテープ、養生テープ、安全ピンなどは常時入れていますが、やはりそれで対応できないことも多いので、都度確認して直していくことが間違いない対策であると思います。
これら2点は撮影者の他にチェックして直したりしてくれるサポート役の人がいると撮影の効率もいいですし、失敗を未然に防止できて撮れ高も上がります。
85mmで全身を撮る、とかになるとそれなりに離れた位置から撮ることになるので、ファインダー覗いたり画像プレビューして髪や衣装などを直して、元の位置に戻ってポーズ撮ってもらったらまた崩れちゃったので走って…と無限シャトルラン状態になってしまうこともしばしば。そんなこともあるので、1対1でも撮影はできますが、個人的にはいてくれると助かるな~というお気持ちです。
目線ズレ
このあたりは完全に着ぐるみを撮る上での特有の問題でしょう。
大体の皆さんは事前に視界と目線の感覚を把握しているのですが、それでもどうしても目線が合いにくかったりすることがあります。
そうしたときは撮影者が指示をしてあげることが必要です。
![](https://assets.st-note.com/img/1704908274893-fU2Nb6xO9C.jpg?width=1200)
まずは声をかけておおよその視線を合わせてから
![](https://assets.st-note.com/img/1704908274886-YGvtzZhMKw.jpg?width=1200)
自分が上下左右に動いて微調整。
この時にカメラの位置が変わりすぎると、背景の具合など構図が変わってしまうので、基本は被写体に調整してもらって最後に合わせるところだけ自分が動く、という流れがスムーズです。
よく目線を外した画像~みたいなタグを付けて写真が流れてきたりしますが、基本的には目線はバッチリ合ってるものと思って、まずはこの作業がいつでもサクッとできるようになってから撮るようにしたほうがいいと思います。意図も何もなく、ただ目線を合わせることをハナから放棄して撮っただけのものなどが多すぎるので…。
いきなり変化球を投げる練習をはじめる前に、やるべきことはまずはキャッチボールからです。そういう類の話です。
第二回は撮影技術というよりも「撮るときのほんの少しの気遣い」のような事柄に重点を置いて触れてみました。
撮影をするときって必死になってしまったりして余裕がなくなりがちです。そういうときこそ冷静に今回の内容のようなポイントを思い出して、後で困ってしまうミスを確実につぶしていっていただきたいですね。
以下は今回のお気持ち表明コーナーです
撮り鉄の云々...じゃないけど減点法的な見方になりがちなのはどうしたもんかと思いますが、いいところを足してく前に雑味は減らしていかないとなのでなんともなあというところ。写真は引き算とも言われるし、むず痒さを感じます。
— WakkaWorks (@WakkaWorks) January 11, 2024
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