ワキガで鬱病(うつ)になった話

私は去年、2019年7月の1ヶ月間仕事を休みました。

理由はうつ病。
うつの原因はワキガでした。

中学生の時にワキガを自覚して10年以上、何とか周囲にバレないように対策してきたつもりです。

でも去年の春、ついに自分ではどうしようもないほどワキガの臭いが強くなり、抑えられない状況になりました。

キャミソールやTシャツの黄ばみは前よりも濃くなり、明らかに臭いが強くなったのが自分でもわかりました。

一日中臭いのことばかり考えるようになって、人の視線や行動が気になり、自分の臭いがバレたのではないか、私の臭いのことを話しているのではないか、、、被害妄想が激しくなりました。

人が怖いのでまともに話ができません。きっと当時の私は相当挙動不審だったはずです。

メンタルクリニックに行き、動悸を抑える薬などをもらってもさほど意味はありませんでした。

もうこうなっては仕事どころではありません。普通の生活が送れない状態です。

休職することを決意し、1ヶ月間休ませてもらうことにしました。

もちろん会社には「ワキガだから」ということは伝えていません。メンタルクリニックに鬱であることの診断書を書いてもらい、会社に提出するだけで大丈夫でした。

ワキガで悩んで鬱になる、休職する、ワキガで悩んだことがない人には想像できないことですよね。

ここまで深刻に悩む人がどれだけいるかはわかりませんが、少なくとも私だけではないようです。

病院のホームページにもこんな風に書かれていました。

ワキガは、うつ病など他の病気を引き起こす事があります。
現代日本社会はにおいに非常に敏感になっており、ワキガなどの体臭も嫌われる傾向にあります。
そのことで、「自分はワキガなのではないか?」「自分のにおいが他人に不快感を与えているのではないか?」という不安から、悩みを抱え、対人恐怖症やうつ病に至ってしまう方が増えています。
引用:https://osmidrosis.hiro-clinic.or.jp/about/

こちらの先生が言う症状と私はまったく同じでした。

自分のワキガの臭いが気になることはもちろん、周囲が気になってしまい、不安が大きくなり、、、対人恐怖症になってうつ状態になりました。

当時は本当につらく

とにかく人と会いたくない、1人でいたい

これからどうやって生きていけばいいんだろう

そんな不安ばかりでした。

休職して真っ先にしたのがワキガ手術の検討、病院を探すことでした。

この休職している間に手術して、ワキガを治そう。それが休職する前に考えていた計画でした。

手術して、ワキガさえ治れば前のように暮らせる。仕事も行けるし、友達とも会えるようになる。そう思いました。

でも、真剣に調べれば調べるほど手術のリスクを知って、怖くなってしまいました。

確かにワキガを根本的に治せるのは手術しかない、実際に手術して快適な生活を手にした人も大勢います。

しかし、一方で手術をしても臭いが治らない、傷跡がひどくて元のように生活ができない、成功はしたけど数年後に再発してしまった、、、ネット上にはそんな声も多く、手術をためらいました。

そんな風にインターネットで色々調べているうちに、手術をしなくても対策できそうな情報を見つけ、手術を決意する前に試してみようと思ったのです。

どれも簡単で、一切リスクがなく、金額的にも安い対策ばかりです。

3つあって、「デオドラント」と「ボディソープ」と「水」です。

そう聞くと拍子抜けするかもしれませんが、私には効果がありました。

その3つの対策でワキガの悩みから解放され、8月1日には復職して普通の生活に戻れました。

戻れたというより、子供の頃ぶりにワキガで悩まなくていい毎日になりました。

以前のように周囲の目を気にすることなく、自然にふるまうことができる。普通の人にとっては当たり前のことですが、私にとってはすごく幸せなことです。

3つの対策を詳しくまとめているので参考にしてください。

これでダメなら手術をしようと思っていたので、効いたときは本当にホッとしました。

手術をする勇気がある人は手術をした方が良いと思います。

保険を使えば5万円以内でワキガを治せますし、腕の良い先生であれば失敗する可能性も少ないようです。

デメリットとしては手術して数週間は安静にしないといけないことです。術式によって回復の時間も違うようですが。

手術だけではなく色々な治療や対策があるので、自分に合う解消方法を見つけるのが1番です。

この記事で私が伝えたかったのは、今深刻に悩んでいるかもしれませんが、解消策はきっとあるということです。

私も文字通りお先真っ暗な時期もありましたが、今では笑って過ごせています。

今ワキガで悩んでいる人に、少しでも参考になれば幸いです。読んでいただきありがとうございました。


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