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夢想家の抱く夢

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 noteを書くという経験も、推しについて長々と文を連ねるような経験も未だない。語彙の無い私の文章を誰かに届けたいだなんて、そう傲慢な話じゃない。ただ単純に、今私が見ている"推し"という存在が私に何を与えているのか、どういうところに魅力を感じ力となっているのか。自分自身、後に振り返った時に面白いのではないかと。そういった浅はかな考えでこれを書くに至っている訳だ。
 必ずしも推しの影響がない訳では無い、いやある(反語)。私が今推している한동민、彼の魅力を文字に起こしておきたいという願望は少なからずあるだろう。そう思わせるような、彼自身を紐解きたいと思えるような、そんな存在なのである。集中力の欠如が拭えないため、文字通り三日坊主にならない事を祈るばかりだ。毎月とは言わずとも、気づいた時にこのnoteを開き、書き留めることができればと思う。

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早速だが本題に入ろう。

 今回は、テサンくんの『夢想家』というところに焦点を当てていきたい。初めてのnoteでなぜそこ?と思う方も居らっしゃるだろうが、これが彼を語る上で一番基盤になる部分だと思っているからだ。
 彼は、自分のことを夢想家と称する。デビュー後すぐに掲載されたweverse magagineでも、そう語った。このnoteはそのweverse magagineに付随していくことをご容赦願う。私は、かのコンテンツに非常に興味があるのだ。やはり、他人の言語化された思想っていうのは読んでいて読み応えがある。さて、そもそも夢想家とは何なのか、少し辞書を引いてみる。

夢想家
夢想する人。夢のような、とりとめもないことをしきりに想像する傾向のある人。空想家。


 夢想する人。それはそうだ。"夢想"家なのだから。それでは、夢想とは何か。


夢想

1 夢の中で思うこと。夢に見ること。
2 夢のようにあてもないことを想像すること。空想すること。

 他にも意味が記されていたが、ここではこの2つに絞っていこう。1つ目の、夢に見ること。ここで、テサンくんが明晰夢を見ることができると話していた事を思い出す。

unbelievable ep.4より

 明晰夢を見る人の特徴に"芸術家や発明家など夢そのものに関心が高い人"というのが挙げられるらしい。つまり、夢想家であることは明晰夢を見るに十分なほどの要素である。これは先程載せた夢想の2つ目の意味に通ずる。普段からあてもないことを想像している想像力豊かな人物だからこそ、夢の中にも己の作り出す想像の世界を生み出すことができるのだ。そんな夢を見る事ができるだなんて簡単にできるものならしてみたいものなんだけども。

私だったら
・テサンくんとプロムに参加する
・テサンくんと隣の席で全然仲良くならない3ヶ月を過ごすも消しゴムを拾って貰ったあの日から突然接近してプロムに参加する
・抜群の運動神経を持ち合わせている私が、クラスメイトのテサンくんと悪の秘密結社を倒す国家機密組織で鉢合わせプロムに参加する

といった明晰夢を見たいと思う。

オッテ?

  ただどうも、明晰夢というのは疲れやすいようだ。休息を取る為の睡眠で疲れてしまうだなんて壮大な矛盾、私には到底我慢しがたい。ので、我慢する。
 さて、少し話がズレてしまった。要するに、テサンくんはそれほどまでに"夢想"家であるということだ。本や音楽といったいい意味で目から情景を捉えられない娯楽にハマったことがきっかけなのか。はたまたその逆か。何にせよ、幼少期の頃の影響は大きいに違いない。そんな夢想家なテサンくんが作り出すそれこそ夢のようなステージは私を大いに沼へと導くことになるのだが、この話はまた今度するとしよう。


"夢のようにあてもないことを想像する"
"夢のようなとりとめのないことをしきりに想像する"

 このような夢想を繰り広げる夢想家な彼が、夢見たのは『アイドル』という職業だった。いやくどい、と思われても仕方ない。けれども私はそれこそが面白いと思うのだ。夢を抱く彼が、夢を与える職業についたことが。
 そもそも、テサンくんはどのように将来の"夢"を思い浮かべたのだろう。将来の夢はスーパーマン!なんて語っていた夢想に夢想を重ねていた純粋無垢な少年は、どのようなきっかけでそのハードな夢を選び突き進むことになるのか。

DOORVIEWより

 その答えは意外にも単純なものだった。昨年のWKoreaの中でテサンくんはこう語る。
「歌手を夢見たきっかけは特に思い浮かばない。趣味だったダンスと音楽が自然と進路に繋がった。」
これは正直、腑に落ちた。テサンくんは着実な道を進むよりも、彼の描く夢や空想が何か良い運気のようなものに導かれて漂って着いた先で花開くような、そんな強さを感じさせる。勿論、きっかけがあってからこそ夢を膨らませるのだろう。それこそ、マイケル・ジャクソンやMCR、Nirvanaなどのアーティスト達が世に送り出してきた音楽がそのきっかけになるのかもしれない。それでも、「この出来事がきっかけで」「この人のライブに行って」そんなハッキリとした転機のようなものが出てこないのは、テサンくんらしい。


と、ここまで書いていたのだが。ここで予想外の供給が。
テサンくん、リムジンサービスへの出演(やったー)!
スペースで話をしていたけども、まさかここでアイドルを目指すきっかけを話してくれるとは思っていなかったのでラッキーな展開だった。テサンくん、私の事、好きです(確定演出)。という訳で有難く素材を頂戴。

リムジンサービス より


 テサンくんからお母様の話が出てくることは少なかった為にこの部分は非常に新鮮な気持ちで見ていた。それと同時に、彼は家族と共に人生を歩む素敵な人だとも感じた。父親の聞く音楽に影響を受け、母親の一言で初めたダンスが夢への標になるなんて、両親から授かった人生をそこに産まれた者の定めとして歩んでいるようで本当に格好良い。

  それにしても、練習生として6年間練習する事になるのだから、それからの生活は壮絶だったに違いない。生半可に描ける夢じゃないのは一般人の私でも容易に分かることで、並大抵のメンタルでは続けていくことは出来ないだろう。私ならすぐに逃げ出していたかもしれない。テサンくんは強い。それなら、彼は夢をただポジティブに追っていただけなのか?そうじゃない。私は、このインタビューの言葉を本当に大切にしたい。

モデルプレス 2023年10月 インタビューより

感想?
「かっこいい」ただその一言だ。

  彼はもしかすると、まだ夢を叶えていないのかもしれない。夢を叶える為の通り道にあるチェックポイントを一つ一つ辿っているだけなのかもしれない。手の届かない夢を追うより、目の前に目標を立てろという人も居る。その方がコツコツ踏ん張れるという人も必ず居ると思う。ただ、彼は夢という一点に拘る。ずっと、自分のずっと頭上にある高い高い夢を追いかけて、それを掴み取るために幾らでも頑張れる人なのだ。

  私はテサンくんとは違い、目の前に目標を立てるタイプだ。ここまで出来た。じゃあ次はここまでやってみよう。そうする事で自分を鼓舞するタイプ。ここまでやった、という"結果"が次のチカラになる。私にとってのチカラは、テサンくんにとっては "夢" そのものなのだろう。だから、惹かれる。テサンくんには大きな舞台で憧れのアーティストのように多くの人を魅力して音楽を弾けさせる自分が見えているのかと。その "夢想家" である自分自身でみる夢が更に自分を強くしているのかと。



 私たち1ファンは、ある意味夢想家だ。推しに幻想を抱き(必ずしもそうでない人もいるのかもしれないが)そこに活力を見出す。そんな我々に所謂 『夢』を与えてくれる職業、アイドル を選んだテサンくん自身も夢を抱えていて未だにそれを追いかけ続けている。夢想家なテサンくんと"夢"はこれまでもこれからも切っても切れない存在なのだろう。

そして時にテサンくんは、"夢"に対するヒントもくれる。

좋아하는 연예인이 날 마중 나온다면?  より
weverse 返信より

  やりたいことを夢にすれば、その分努力を惜しむことも無い。彼はワクワクと子供のような目をしながら夢を追いかけ続けるんだろう。それをファンとして見守っていけることが、私は本当に嬉しい。

日刊スポーツ 初来日インタビュー

とりあえず、一緒に目指す夢はこれでいい?


最後に。
これを書き終えた今日(遅いとは言わないで貰いたいのだが)、BOYNEXTDOORが一周年を迎えた。

おめでとう。
一歩でも、テサンくんが思い描くアーティスト像に近付けていますように。



2024.05.30
やめて

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