パパと暮らしたいと泣かれた日

この間書いた、離婚についてのお話が思いのほか読んでくださった方がいて、とてもうれしかったです。 

どういう気持ちで読まれているんだろう。。とこんな風に書いたことがないので非常にビビっておりますが、またポチポチ書いてみたいと思います。何といっても、noteはプライベートの関わりがないので、書きやすいし、頭がまとまってくるのがすごくいいですね。

先日、ちょうど元旦那さんがチビに会いに来てくれたので、チビは大喜びでリュックサックに着替えを詰めて、パパとの楽しいお出かけに出かけていきました。 元旦那さんは遠方に住んでいるので基本的にお泊りでお出かけします。私としてもパパという存在でいてくれるのはとってもありがたいので、会いたいといわれれば、元旦那さんの予定を最優先にしてチビと会わせています。

うちは特に面会日の規定を定めていないのであくまでも元旦那さんの申出ベースなのですが、それでも3ヶ月に1回くらいなので、本音を言えばもう少し会いに来てくれたらいいな。。とか思ったりします。でもそれも仕方のないこと。会いに来てくれるだけありがたやなんだろうな。

チビのいない休日はちょっと寂しくて、遊びに行こうかと思ったけど結局お仕事して家事をして、普通に過ごしてしまいました。 いるとつい色々言っちゃうけど、やっぱり子供に支えられているのは私なんだ。と痛感した二日間。

そして駅でチビをお迎えに行くと、難しい顔をして元旦那さんと一緒にいるチビ。

「じゃあ帰ろっか。来てくれてありがとう」

とチビを抱こうとしたら、チビが大号泣。 こんな泣き方するんだってくらい悲しい泣き方をした。 「パパと一緒にいたい。パパー パパー」 ずっとパパって言っている。 ホームを通り過ぎる人たちは何事かって顔をして通り過ぎていく。 チビの前では泣かないって決めていたのに、涙が止まらなかった。

「ごめんね、寂しいよね、ごめん、ごめん、ごめん。。。」 ごめんなんて言いたくなかったけど、同じことしか言えなかった。 子供の顔を見ることができなかった。 夫も私も、何も言えなかった。 これが離婚するということなんだって改めて思った。

少し落ち着いたチビを抱いて元旦那さんとさようならをした。 帰り道でもずっとチビは「パパと暮らしたい」と言って泣いた。

私は切なかった。離婚した理由はここで書くことではないし、子供にも話すつもりはない。 それは子供にとってパパはヒーローでいてほしいから。 こんなパパが僕にはいるんだって思ってほしいと思っているから。だから私はこの先も子供にパパとママの間で何があったのか、本当のことは話さないと決めている。ただパパとママは仲良く一緒に暮らせなくなって、離れることが一番いいって決めて、今こうして離れて暮らして仲良しなんだよ。でもね、チビのことを本当に大好きだってパパもママも思ってるからねってお話しています。

でも切なかった。ほんとはママだって頑張っているんだよ、チビのこと愛しているんだよ、、ママのこといらなくなっちゃったのかな。チビの前では泣かないと決めて、ここまで笑ってやってきたのは、別に辛くなかったわけじゃないんだよ、、なのに、毎日いるママより、3ヶ月に1回会いに来るパパがいいの。。?と思ってしまって、思わず「ママだってチビのことすっごく大好きなのに。。ママだってママだって・・」と泣きながらチビに言ってしまった。チビは驚いた顔をして泣き止んだ。 そこからは無言でお家に帰った。

お家に帰ってから、チビとまた同じ話をした。 ママはパパと一緒に暮らしていたとき、泣いてばかりだった、仲良しができなくてパパとママもつらかったんだ。 5歳の子に伝わるかわからなかったけど、そんなパパとママを見せたくなかったんだ。 いつもママは笑っていたかったんだと。

チビはそれからは、パパと過ごした二日間がどれだけ楽しかったかをマシンガンのように話してくれた。 本当に楽しかったんだろう。そして、チビを養うのに精いっぱいで、たくさん遊んであげられていなかったことを反省した。

本当はパパと暮らしたいといわれても、パパはチビと暮らすことを望んでいない。 だからそれを叶えることはできないのだ。 でもそんなことチビには言えない。 だからつらい。本当はもっとパパと遊びたいんだろう。でもパパがそれを望んでいないのだ。。親の心子知らずというのはこういうことも言うんだろうか、と思った。

苦しかったから同じ母子のお友達に相談した。

「もう少し大きくなったらたぶん理解するから大丈夫」と言ってくれた。そうだね、子供だって頑張って理解しようとしているんだ。 私が泣いていてはいけないなと思いなおして、今までよりもっとチビの目を見つめてたくさん話をするようになった。 また一つ、試練をいただいた。 その後経沢香保子さんの「愚痴はリストカットと一緒」と言われた話を読んだら、気持ちが軽くなった。 うまく言えないけれど、私には必要な試練なんだろうと思う。

ただひたすら『自分が選んだ道だ。全てを受け入れる覚悟でこの道を選んだんだ。』と念仏のように自分に唱えています。 いつかきっと、それでもよかったとまた私は思うと思うし、そうなるように生きていきます。

お読みいただき、ありがとうございました。






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