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後日談その一

誰も読んでないだろうがどうなったか全然書いてないのもアレなので書いておこう備忘録。

これだ。弁護士を雇った件。何が始まりかと言うとオット氏が離婚時に元妻へ借金(叔父の個人経営の店の連帯保証人にされイザ事が起きると親戚全員雲隠れしてオット氏が背負わされたもの。後に親戚とは絶縁)の返済をマンション(あたしがここに住み続けるあんたは出ていけと言われたので)のローンの1/4を支払い続けると言う形で公正証書まで作って協議離婚した。

まぁ30年ローン(自分事じゃないのてうろ覚えだが)の半分の15年経ったんですよ。そこにいきなり元妻からのメール。

「15年経ったのに半分しか支払われていない!どういうことですか!」

は?アレ?算数ができない子ちゃんなのかなー?

「ついては第三者を交えて協議したい!そのつもりでおれ!そうでなきゃ繰り上げ返済をしろ!」

え?ハテ?国語できない子ちゃんなのかなー?

パニクるオット氏に「あの、ほれ、損保の保険屋さん絶対いい弁護士知ってるから聞いてみれ」ってあたしが言ったのが昨年の2月、3月頭には保険屋さんも同席してくれて弁護士さんに相談に。

カクカクシカジカ…弁護士さんの開口一番「ちょっと何言ってるかわからない(大意)」

ですよねー。「要は自分が退職まであと二年(元妻はオットより年上)とかでお金が心配になったのか急に言いだしてきたんすよー。たぶん退職金で残り全部支払えって目論んでる」横から補足。(オット氏は性質上こういう説明の要約とても苦手)「でもね、ちょっと返済が遅れたこともあるようで(あたしは債務者じゃないので一切タッチしておらずこの時知った)そこはこちらに非があるんですよねー。こういう場合調停を申し立てられる、と思っていいんですよね?そうした場合、オットの心理的ストレスを軽減するためにも、物事を整理するためにも代理人としてお願いしたほうがいいのかと」

「あーなるほど…」

その後今一度整理し直し色々聞くと「論点」が大事、感情的に話し合うことはしてはいけない、不当な請求ではあるが返済が遅れたことがあるならそこは強く出られない、最終的に裁判で決めてもらう手もある、そして何より公正証書に不備があるのでそこをしっかり付け入る隙がないよう書面にする、と提案されて弁護士を雇うことになったわけだが。つまりは代理人としての通知があっちに行った時点でもう直接連絡しなくていい。これだけでずいぶん気持ちが楽になるのではないか。

でもね、代理人通知が届いた時点でまたメールが来るのよ…「どういうことですか!弁護士を雇うカネがあったらそのカネをこっちに払え!」

ん?えっと、読解力がない子ちゃんかなー?弁護士さんにメールを転送。

「一切返信しなくていいです」

ですよねー。で、そっからが長い!弁護士さんは電話でキーキー言ってくる相手に「調停を申し立てるのはあなたの方ですよ、さっさと申し立ててください」「調停ってどうやって申し立てるんですか?!」

お?その弁護士さんはうちが雇ってるんですよ?社会常識もない子ちゃんかなー?(それは知ってた)その質問すんなら一質問につきお金払ってくれない?こっちに。

結局どうしたかと言うと会社(オットと勤め先の大元は同じ)の労組に何故か相談に行ったらしい(マジでなぜ?)し、なんなら会社で提携してる弁護士を使わせろ、タダで、と迫ったらしい。すごいねー。

なぜそれを知れるかというとそこはオット氏の人脈だ。オット氏の職歴はちょっと変わっていて二年くらい休職して労組で働いたことがあるので、労組の知り合いに「一体何が起こってるの?」と連絡が来、説明したら「あー、どっちかに肩入れする事案じゃないから断りますねー」となったらしい。いやーすごい。

なんなんだ。よっぽどお金に困ってるのかなー?ってオット氏が探りを入れたところ(FBで繋がっている。なんで?!とお思いだろうがアタシたちがFBを始めたら検索をしてオット氏を見つけ「FBやってるんですね、そちらから友達申請してください」とメールが来たから。キモい…しなきゃいいと思われましょうがしないとまたこれがどう出て来るかわからん)キャンピングカー一台、普通車二台所有、まぁ現夫の実家に同居なので家賃はかからないがこれ、自動車税だけで年間いくら払ってんの?っていうその他ブランド品自慢やら、毎週末には温泉に宿泊その他うわ〜これはお金湯水のように使ってますよね〜的な。

前にそのFB辿ってオット氏がアタシと再婚したことを知り(めんどいので内緒にしていた。向こうのほうが再婚は早かった。なんてったって離婚成立のきっかけが向こうの不倫だからね。幸せですぅアピールの写真入り年賀状を毎年オット氏にくれてたどういうマインド?)アタシの投稿にコメントをしてきた事がある。すげーな。

「え?これやっちゃっていいの?(好戦的性格)」ってオット氏に聞いたら「頼む、抑えてくれ、あとが面倒だから」と頼まれたので表向き普通にコメント返していたんだがアタシが専業シュフなのが気に入らんかったらしい。最終的にオット氏に文句のメールが来た。ね、わけわからんでしょう?

その内容たるやまたカネの話でその中に「我が家は収入が世帯主と逆転している状態です。早くアタシのお金を返せ、専業で奥さん養ってるならできるはずでしょ!」というもの。えー…アタシ持病あるし介護してるから働いてないんですけど、な〜んにも知らないでまるで宇宙の中心だな!あと現夫さんの収入が自分より少ないことをポロッと言っちゃってるよ!それって現夫さんにも失礼じゃね?

で、この人結婚三回目である。オット氏の前に結婚した人、仕事中の事故で亡くしてるのね。その保険金やらでお金がたくさんあったのでオット氏の借金肩代わりしてくれたからそれは置いといて、ちゃんとコツコツ払ってるんだから言われる筋合いない…

話が長くなったのは調停の第一回が開かれたのは実に昨年のうだるような暑さの8月だ…!弁護士とのやり取りから5ヶ月経ってるんだよ!流石にお任せしてるとはいえ全く進まないとお腹のあたりがニヨニヨしてくるでしょうよ。

で、向こうの申立の書類を読んだら明らかに弁護士が制作したもの。うちの弁護士に聞いたら「代理人がいないので法律相談に何度か行って作ったんだろうね」とのこと。んでその書面は冷静だった。(だって弁護士が間に入って作ったから)しかし調停では…調停員に対しお涙頂戴から始まって、オット氏を悪しざまに罵りギャーギャー騒ぎ立てろくに話も聞かない、だったそうで。(それ聞いただけで内容は推察できる)

最初は女性の調停員さんがすこぅしだけ向こうよりな発言らしかったが弁護士の「論点そこじゃないですよね」にアッハイとなったそうで、2回目の調停では今度は何やよくわからん書面作ってきて、今度は自分で作ったものなのでそりゃあ感情的で無根拠な主張が書き連ねられており…債務の肩代わりが離婚の慰謝料にすり替わっており「その元手は人が死んだカネつまりそれだけの価値のあるものであり本当はもっともっとオット氏が自分に負債があるのを安くしてやったのにこの仕打ちなので即刻の全額支払いを要求する(最低でも退職金で全額一気に払え)」というもの。

あら〜…弁護士だけじゃなくて調停員も頭抱えちゃったよ…

で、3回目の調停で手打ちとなったんだが月の支払い→微増(端数を繰り上げたほどの)ボーナス払い→微減(端数を切り捨てたほどの)となる。つまりこちらは特に痛くも痒くもない。というのも2回目での書面、根拠ゼロもしくは反証(離婚時の公正証書)がありそんな無茶苦茶な主張は通らなかったという。そりゃそうだ。

そして申立人は調停員(一人は偶然にもうちの弁護士の兄弁であった)にこんこんと説諭され和解案に同意と相成りました。

金額の微増と微減はね、うちの弁護士、とにかく端数が嫌いらしくて「端数切りましょう!端数!」っていう人だったのでそうなっただけなのよね。まぁアタシも振込のたんびに端数ウゼえ(そう、同じ星の住人)って思ってたのでちょうどよかった。

んであとは成功報酬の支払いですが…当初「成功報酬ですがこの件はお金を取るものではないのでパーセンテージとかではなく最大11万円(相場)になりますが…多分それより安く終わるかと」と言っていたうち弁、最初に保険屋さんから「この元奥さん燃料強めの人なんで気をつけてください」って言われて「要はその燃料強めのババアを私が相手すればいいんですね?!」って答えてたのに申立書がおとなしかったから油断したのか、蓋を開けてみれば半年もかかったわ、思ったより燃料強すぎたかげんなり消耗したらしく成功報酬は上限の11万円であった…そりゃそうだよねとまたダンクシュートしたわよ〜。

え?弁護士総費用33万円こちらが損してるって?それがねぇ…ほら、算数できない子ちゃんだからさ、向こうが要求してきた金額が、こっちでローンの残額で計算した残債より何故か50万ほどディスカウントされてたのよ。(弁護士が「なんでかわからないが気づかないふりをしてこのまま進めましょう」となった)なのでホントにお金的には痛くも痒くもない。

そして弁護士を雇うことでわかったことがあってどうやら「第三者を入れての協議」というのは調停のことではなく何なら自分に有利な友達?現夫?(保険屋さんいわくこっちも中々燃料強めのクレーマー気質だそう)家族?を入れて、と考えていたらしく、とにかく自分の要求を通させた上にこちら(アタシを含む)に精神的ダメージを与えたかったらしいんだなこれが。

まさか早々にこちらが弁護士を雇うとは思っていなかったために向こうにダメージを与えられたこと、話し合いが直接でなかったためオット氏が感情的でメチャクチャな責めを受けないで済んだこと、改めて調停員(弁護士含む)に自分の主張を「それ、おかしいですよ、法的にも無根拠ですよ」とつっぱねられたこと、そして弁護士が絶対と言っていた調停調書の最後に「本調停条項に定めるもののほか、何らのの債権債務がないことを相互に確認する」の決めの一文が入った(二度とケチつけてくんなよってこと)…などなど。

うち等のおかげで色々と勉強できたんじゃないかい?感謝こそされ、恨まれる筋合いなどないわいな。ふん。

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