インターネットは救いなのか、拡声器なのか

インターネットは救いなのだろうか。
私は非常に友達が少ない。
人間嫌いと人見知りと傷つきやすさという言い訳と傲慢さのせいで友達が少ない。
友達が欲しいと思ってTwitterという名のSNSをやっていた。
楽しくしゃべれる相手はできた。
しかしそれは本当に救いなのだろうか。
私は人生の半分以上を精神病に費やした。
非常に無駄な時間を過ごし、自己の形成に失敗している。
音楽はわからないし、楽器も弾けないし、絵も描けないし、勉強もできない。
没個性と呼ぶことすら失礼な無というか虚無。
空っぽの人格。
それが私だ。
SNSで繋がりを求めるにも、自分がどういう人間なのかという「個性」が必要になる。
私はこれが好きです!!
そんな共通点がなければ人は繋がれない。
「なんの才能もなんの趣味もない人間がSNSではなぜか大人気!!」なんてことは起こらない。
現実はそんなに甘くない。
SNSというかインターネットは拡声器でしかない。
声を大きくする道具。
なんの才能もないゼロに何かを掛けてもゼロにしかならない。
1を10にすることができても、0を10にする力はない。
良くも悪くも声はでかくなる。
気軽につぶやいた一言が大反響してしまう。
結局、友達の少ない欠陥人間がいくら拡声器を使って頑張っても、友達のできないような人格が180度変わるわけでもない。
私の人間性の問題は全く解決していない。
インターネットは魔法ではない。
現実世界で自分の性格を矯正しないとインターネットでもうまくいかない。
これは非常に悲しいけどそういうものなんだろう。
なんだか絶望してきた。
今日は気分が良かったはずなのに。

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