【映画紹介】同性愛を受け入れられないマッチョな父親とゲイの自分を否定し続ける息子。『ダラス・バイヤーズクラブ』の故・ジャン=マルク・ヴァレ監督が作った幻の傑作がついに日本で公開!
【7/29(金)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国公開】『C.R.A.Z.Y.』
アカデミー賞3部門受賞の『ダラス・バイヤーズクラブ』、ヴァネッサ・パラディ主演の『カフェ・ド・フロール』他、数々の傑作を世に送り出してきたジャン=マルク・ヴァレ監督。2021年12月、その生涯を終えた監督の不朽の名作『C.R.A.Z.Y.』がついに劇場公開。 クリスマスのミサ、4人の兄弟と母、ピンク・フロイド、ローリング・ストーンズ。バイクでの逃避行、タバコ、そして何よりも求める、かつての父の姿―。
1960年から1980年まで、ザックは音楽、反抗、ユーモアを通して、エルサレム(母の憧れの地で、父がいつも歌っていた“地の果てまで”)への神秘の旅までを物語る。 父親の理想の息子でありたいという思いから、同性に惹かれる自身の内面を否定し続けてきたザックは、家から遠く離れた地で自分を見つけることができるのか―。
予告編↓
保守的な家庭で育ったフランス系カナダ人青年のアイデンティティ確立までの葛藤と成長を描く本作は、脚本のフランソワ・ブレの実話を基に、舞台であるカナダ・ケベックの中流家庭で育った監督自身の体験も反映されている。現在までに50以上の国で劇場公開され、2005年公開作品にも関わらず、米映画批評サイトRotten Tomatoesでは100%FRESHを記録し続けている(2022年5月現在)。
トロント国際映画祭最優秀カナダ作品賞、カナダのアカデミー賞であるイリス賞13部門受賞ほか、38の映画賞を受賞。多くの映画祭で称賛を以て迎えられた。
監督・脚本:ジャン=マルク・ヴァレ『ダラス・バイヤーズクラブ』 共同脚本:フランソワ・ブレ 撮影:ピエール・ミニョー『天国の青い蝶』 衣装:ジネット・マネ『カフェ・ド・フロール』 プロダクション・デザイン:パトリス・ヴァーメット『DUNE/デューン 砂の惑星』 出演:ミシェル・コテ、マルク=アンドレ・グロンダン、ダニエル・プルール 2005/カナダ、モロッコ/フランス語、英語/カラー/129分 後援:カナダ大使館、ケベック州政府在日事務所 原題:C.R.A.Z.Y. 配給ファインフィルムズ © 2005 PRODUCTIONS ZAC INC.
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