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最新のセールスキャナの話

ETNZ、American Magic、INEOS Britanniaが使っているらしいOusterのLiDARセンサーのスペック表をなんとなく見てたんですが、波長が850nmの赤外線なんですよね。

それで思い出したのが、今回はETNZのシェープテープが白色ということです。

可視光で色認識するなら蛍光オレンジか蛍光グリーンというのがこれまでは定番だったと思います。しかし、もし赤外だけで見ているなら、色での認識することは出来なくなります。

ここからはあくまでも憶測ですが、OptiTrackなどのモーションキャプチャーで広く用いられている、赤外線ストロボ+ガラスビーズ型再帰反射材というスキャン技術を使っているんじゃないかということです。つまり、ストロボ照射により輝度の違う2枚の画像を用意して差分を取ることでマーカーを認識するわけです。ちなみに、その世界で使われているガラスビーズ型再帰反射材としては3M 7610が定番だったりします。

そういう目で見ると、上の動画のシェープテープの部分は浮き出したような変な感じになっていると思いませんか?ガラスビーズ型再帰反射材はジョギングシューズやバックパックの反射材として広く使われているので、気になった人は見比べてください。

身近な再帰反射材の例


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