papa絵

~仕事と家庭の比重を夫婦ですり合わせる~ の話

転職エージェントとして活動していると、「小さなお子さんがいるけれども働きたい/転職したい」と相談に来られるお母さん方と面談を行う機会が度々あります。
エージェントなどと言っていますが、かくいう私も相談に来られるお母さん方と同じ「働くお母さん」でして、彼女たちと同じ立場から一緒に悩んであげる、という事しかできないことが多いのですが、
その中で、感じたことを書きたいと思います。

家事育児を担当する割合が女性のほうが大きくなる、というのは私としてはどうしようもない話でして、
仕事の拘束時間を考えると、主人に私と同程度やってもらうのは現実的ではない、というのも感じています。
我が家では、通常は私:主人=9.5:0.5(多分0.5もやっていない)、現在2か月間主人が出張に出ているのため、
私:主人=10:0の状態が続いています。なんで私ばっか…と思うことも多々あるのですが、
この人と結婚してよかった、と思うこともあります。

それは主人の「家庭よりも仕事を優先すべき」という考え。

もちろん私も働かないと家計が回らない、というのももちろんあるのですが、主人は「男も女も大人だったら働くべき。家庭も大事だけど仕事も大事。仕事が理由なら仕方ない」という考えです。

程度にもよるとは思いますが、
「家の中がぐちゃぐちゃでも、仕事が忙しいなら仕方ない」
「外食つづきでも、仕事が忙しいなら仕方ない」
「休日出社するのなら、俺が子供の面倒見ます、できる限り…」
「言われれば家事・育児も善処します。」
と主人は言います。

主人の考えが良い、悪いではなく、主人の考えが私の「仕事もしたい」という考えと合っているからありがたいのです。

「女性は家庭を守り、仕事は男の役割」と考える女性にとっては、
主人の考えは合わない、と感じられるでしょう。
大事なのは「夫婦で考えが合っている」という事。
合わないとお互いに生活しづらさが出てくるので、すり合わせる必要があります。

奥さんの家事育児に対する旦那さんの考えをざっくり分けると、この4パターンのように思います。
①家事育児は100%奥さんでそれは義務、かつ、奥さんに収入は求めない
②家事育児は100%奥さんだが、義務でない、かつ、奥さんに収入も求める
③家事育児は奥さんと旦那さんが大体平等に行い、かつ、奥さんに収入も求める
④家事育児は奥さんと旦那さんが大体平等に行い、かつ、奥さんに収入は求めない
※「100%奥さん~大体平等」の間の夫婦の方も、もちろんいます。
※奥さん以上に家事育児をやっている、という旦那さんは、私の周りには皆無なので、カテゴライズしませんでした。

共働きが多い北陸では多分②と③が多いのではないでしょうか。
首都圏などの都会では旦那さんの稼ぎが多いので、①④の家庭も結構あると思います。

ちなみに、我が家は②です。
皆様はいかがですか?

まれに、①の変化球版で、
「家事育児は100%奥さんでそれは義務、かつ、奥さんに収入も求める」
という輩もいます。
いやいや、それはヒド過ぎやろ!?と思うのですが、
同時に、旦那さんの奥さんに対する「こうあってほしい」思いは、女性が思う以上に頑なに感じます。
好きになって結婚したのなら仕方ない。。。
自分が折れるか、延々と思いを伝えてお互い歩み寄るしかないです。

今まで夫婦間でそんなこと、話し合ったこともない、という方もいるでしょう。きっと話合わなくても、お互いの考えがあっている、という事なのだと思います!

モヤモヤされている方は、一度夫婦の思いを擦り合わせると良いかもしれません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?