【FF11】そして、プレイ中断

こんな無念なタイトルを付けてnoteに書くつもりはなかった。
もっとFF11を遊んで、ゲームに対して思うところを色々と書くつもり満々であった。

まぁよくある、業務多忙につき、という理由で、現在FF11を遊べなくなっている。

ヴァナ=深海潜航

MMORPGというジャンルのゲームは少なからず、沼にどっぷりハマって熱中する、月火水木金土日ずっと、ゲームのことばかり考えるようになるという点では共通していると思えるが、FF11という、概ね統一された緻密な世界観に根ざして作られた、膨大なコンテンツとやりこみ要素を誇る傑作の場合、その症状が顕著に、また深く現れるものだと思っている。
早い話が、「一週間のうち金土の夜間だけインして遊んでサッと落ちる」なんてスマートでカジュアルなプレイが非常に難しいということ。できる人はいるにはいるが、自分にそれを真似することは今回も出来なかった。
自分にとって、FF11を遊びこむというのは、深海探索艇でマリアナ海溝の奥深くまで潜航する感覚に似ていた。実際に潜ったことは無いけれど、妄想レベルで。
最初は徐々に。そのうち、戻れないほどの深みに。水面浮上=リアル復帰に多大な馬力を要するもの。それが自分の知り得たFF11だった。

一々書きませんと宣言している所属LSに関する話以外のことは、Twitter(現X)にある程度書いていた。ので、当時思っていたことのログはそこに残っている。読み返すとやはり、昼も夜もFF11のことを考え、インして何をしようかずっと頭脳を使い続けていたことがありありと思い起こせた。育児中の労働者にしては随分な生活習慣である。

冷静に考えれば、エミネンス・レコード、ユニティ、ジョブマスター、マスターレベルの概念、ソーティ、ダイバー、オーメン、ギアス、イオニック等の定期コンテンツを繰り返している間、そうなるのは大凡必然なのだし、それが当たり前の価値観の中で生活し、それを自分もよしとしていた。こうなることは本当は予め分かっていたはずなのだが、都合よく忘れていた。今回改めて、このことを思い出した訳である。

2023年現在も、クライアントソフト側の旧式化、という結構マズイ問題を抱えたままではありながらも、FF11が遊びこむに値する魅力溢れるゲームであることに疑問はない。
GUIが古い?そうだね、けど慣れるよ。
移動がかったるい? RPGは世界に没入するという概念があって、そのためにフィールドというものがあるんだよ。
グラフィックがしょぼい? そうだね、それは言い訳できないネ。(火の玉ストレート)

所属しているLSのメンバーと、24H365D、1秒たりともモメたり言い合ったりしなかった、とは言わない。そこは人間の営みなので何かはあるが、自分にとってそれはだいたい、自分なりに誠実に付き合った結果として起きることであって、それが直接プレイを止める理由にはなり得ない。LS加入前に、自分で考えて決めることに価値を置いて行動すると決めていた。もうこれ以上居られない(受動)、じゃなく、居たくない(能動)と思わない限り。あるいは自分にまるで成長が見られず、自分自身に幻滅してしまわない限り、離脱するということは考えなかった。例えばコミュニティ内の立ち回りがうまくいかず、居場所ないなと思ったりすることはまぁ往々にしてあるのかも知れないが、それは自分のヴァナ内処世術が下手くそなせいなので、仕方ない。それで仮に脱退してしまったら、自分の感性で進んでいけたFF11はそこまでだったということだ。

プレイ中断にいたるウダウダ:

そんなFF11と触れ合っていると、特にLSパールを付けて自分のキャラクターが存在しているだけで、何かの折に声がかかったり声を掛けたくなってしまう、そのたびにやるべきことが後回しになる。それを続けられなくなった。新規復帰というめんどくさい道を歩んでいたんでしょうがないのだが、やっぱりやりたいことは星の数ほど頭に浮かぶ訳で、またそのチャンスはものによっては数少ない。無茶してでもチャンスに乗って先に進めたい、とどうしても思ってしまう。進行の遅れているプレイヤーというものはゴウツバクリなのである。

かといって、パールを外してソロ気取りで活動を続けるのも、自分には難しかった。私個人は、今所属しているLS以外のパールは持っていない。(厳密には復帰時、お遊びで妻と作ったLSならあるが、まともに使ったことはなく今後もないのでノーカンとさせていただく)パールを付けないイコール、ソロ。LSと活動しない宣言には良いのだけど、これだと「具合の良いときだけやってくるAくん」になりかねない。ここがプレイ中断にいたるまで悩みどころだった。そんなことで悩むなが正解なのかも知れなかったが、遊ぶのならLSは付けていたかったし、誘いがあるなら行きたい!となってしまう。何より、Twitterには書いていた通り、自分は一時期LSの新人勧誘をやっていた。その結果加入され、今なお在籍されているかたが複数おられるのだ。その方々の考えや思いと、自分は原則無関係だが、最初に接触したプレイヤーとして、居たり居なかったりする状態はやっぱり好ましくないのだと考えるに至った。この幹部気取りめ。ちがう。なんだろう。責任を取る。これも違う。よくわからないが、放っておきたくなかったのだ、と今は思っておく。

プレイを中断した時期は9月前後からだが、ちょうどせっかく、からくり師や学者の装備やプレイに慣れてきて、これからちょっとは色々なコンテンツに貢献しながら先のプレイが出来るかな、と見立てていた頃でもあった。頭は完全にFF11のあれこれでいっぱいである。仕事で扱うドキュメントの何十倍の文章量を、FF11用語辞典で読み漁ってそれを当然としていた。一言で申せば未練たらたらであった。が、家庭を壊してまですることではなかったし、自分が遊びこむ時間が何によって生まれているかを考えた結果、ばっさりプレイを止めることにした。それでも、なんとかプレイを続ける選択肢が考えられないか考えた。が、およそ2ヶ月後に休止を決めた。

このたった半年、ヴァナで得たものは口から溢れんばかりの情報量とプレイ経験。そして楽しいパーティプレイだった。
所属LSに関しての感想は上述の通り、外部に記載することはないが、とても楽しめていた、心残りであるとだけ述べておこう。

あーくっそ。1日が24時間しか無いなんてねぇ。

旧知の ぅてさん がタルタルで新規復帰されたようで、喜ばしいやら間が悪いやら。彼とご家族のご多幸を心よりお祈りする次第。


以上、志半ばで前線を退いた一般兵日記でした。
ここらで一旦、筆を置いておこうと思います。
続きは復帰出来たときに。(*´∀`)



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