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OpenAIの新モデル「o1-preview」とは?


OpenAIが、複雑な問題に取り組むための新しいAIモデルシリーズ「o1-preview」発表しました。

https://openai.com/index/introducing-openai-o1-preview/

これまでのモデルと比較したときに、科学、数学、コーディングなどの分野で特に難しい問題に強く、応答する前に「じっくり考える」仕組みを採用しているそうです。
論理的な思考をするようにチューニングされているようで以前のモデルに使用していた「段階的に考えて」などを入力しないでとのことです。

「o1-preview」の特徴


   ・難しい問題に強い: 従来のGPTモデルよりも科学、コーディング、数学における複雑な問題解決能力が向上して、物理や数学オリンピックのような課題で博士課程の学生並みの成果を出したそうです。
   ・新しい推論モデル: 応答前に時間をかけて推論し、複雑なタスクに対応して、より精度の高い結果を出せるようです。

「o1-mini」モデルもリリース

   高速かつ安価な推論モデル: 「o1-mini」は、「o1-preview」よりも80%安価で、高速に処理を行います。特にコーディングに強く、コスト効率が求められるアプリケーションに最適です。

使い方と利用制限

  ・ChatGPT Plusユーザー向け: 「o1-preview」と「o1-mini」は、ChatGPT PlusおよびTeamユーザーが手動で選択できるようです。
  ・メッセージ制限は初期段階では、1週間に「o1-preview」は30メッセージ、「o1-mini」は50メッセージまでです。

安全性について

   ・ ジェイルブレイク耐性が向上しているようでモデルが安全ルールを破る指示を回避する能力が大幅に向上、「ジェイルブレイク」のテストで従来モデルよりも、「o1-preview」は大きな進歩を見せているようです。

まとめ
「o1-preview」は、従来のモデルよりも複雑な問題に強く、特にコーディングや数学、科学において優れた性能を発揮するようで、さらに、「o1-mini」もリリースされ、コストを抑えつつ推論を必要とする場面で活躍してくれそうです。

ひとこと

筆者がアプリ企画を投げてflutterでアプリを作らせようとすると大脇は作ってくれました。しかし全文コードを書かせようとすると規約を持ち出して怒られてしまいましたw
企画から大枠を作る場面では「o1-preview」は「4o」に比べて少し優れている印象があり、flutterのコードを全文「4o」で書かせるときも全部工程を「4o」でするよりもスムーズな印象を受けました。

まだ「4o」の方が優れている場面が多くある中で推論に特化したAIとして「o1-preview」、「o1-mini」が登場。
「o1-preview」、「o1-mini」は深い思考が必要になるタスクや多角的な視野を持つ必要があるタスク、専門性の高いタスクに強うそうですね!


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