見出し画像

ちょっとした話

突然だが
私は感情があまり外に出ていないらしい

だいたい

冷静だね
落ち着いてるね

と言われることが多いし、なんなら

冷たいね

と言われることすらある


高校の卒業式、クラスで泣いていなかった女の子は私だけだった
いや、もちろん悲しかったのだ
でも、後から
「わかちゃんだけ泣いてなかったけど嬉しかったの、、?」と言われたことがあった

祖母が亡くなった時も
私は泣かなかった
薄情者だ
と親戚に言われた
まだ高校生だった私は
深く傷ついた記憶がある
泣かなかったら
悲しくなかったことになるのだろうか
表に見えるものだけが
感情の全てではないはずだ


いや、私が冷たい人間だという自覚はある

だけど、表に出ていないだけで
心の中では
かなり焦っていたり
かなり感動していたり
楽しみでうずうずしていたり
ショックでどうにかなってしまいそうな時も
案外ある


小さい頃は

あんたはなんでも顔に出る

と言われることが多かった

今とは真逆である


そうなったきっかけに心当たりがある

“良い子”で“手のかからない”姉が
高校入学して不登校になったことだ

その頃、私も不登校になったのは
前にもnoteで書いたのだが

この頃から
自分の感情を表に出すことを
良くないこと、と思うようになった

自分の感情を出すことは迷惑になる

なぜなら、姉のことで精一杯になっている親を
困らせてしまったりするからだ

その頃から
奥歯をグッと噛み締める癖がついた

できるだけ動じていないフリ

をしているうちに
いつしか
感情が動くことから逃げるようになった
というより、感情が動かないように処理をすることが上手くなったのかもしれない

自分や他人の感情よりも
効率を考えて行動した方が
なにかと楽だった

そうしているうちに
最初に書いたような

冷静で
落ち着いている

私の鎧のようなものが出来上がった

そして、周りの人にそう言われるうちに
もっとその鎧は強くなっていく


先日、親に

あんたは何を考えてるのかわからない

なんとも思ってなさそう

と言われた


なんだか少し悲しかった

なんとも思ってないわけがないだろう

別に、今の自分が嫌いな訳でもない
この性格になったのは
家庭環境のせいだけではない

わかっていても

たまに
感情がすぐ表に出ていた
幼い私が
心の中に出てくる時がある


私だって
もっと親に甘えたかった
姉のことばかりで
のけ者にされたのは悲しかった
お姉ちゃんと話があるから
あんたは自分の部屋に行ってなさいとか
言われたくなかった
姉が不安定になると
私に八つ当たりしてきて辛かった
不登校になったとき
夜、寝れずに
将来が不安で何度も泣いた
親に迷惑をかけていることも辛かった
でも、朝になると体は動かない

心なんて無い方が楽だったんだ


今、子育てをしている中で
娘に
ママは何を考えてるのかわからない
とか
感情がわからない
とか
思われていないか
不安になる

他のママが子供に接している姿を見て
自分はあんなに表情や声色を豊かにして
子供と触れ合えているのか不安になる

結局このnoteで何が言いたいかって
ただ吐き出したいだけなので
ここまで読んでくれた方はなんというか
なんだよ、という気持ちになるかもしれないが

ただの深夜の吐き出しだ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?