公務員を辞めた後の人生と、後悔していることを1つぐらい考えてみた
公務員辞めた人って、今なにしてるんだろう?仕事とかうまくいってるのかな?後悔とかしてないのかな?
この記事では、そんな興味本位な、あなたの疑問に答えていきますよ(笑)
私は公務員を30代前半で退職しています。
行政職の方なら、だいたいイメージがつくかと思いますが、基本はデスクワークなのですが、後半の福祉や土木、農業の職場のときは、かなり現場にもよく出ていました。
現場が多い業務では公務員以外の人との付き合いも多かったですし、そうして外の人といろいろお話をしたり、交流するのが好きでした。
黙々と資料と作ったり、起案したり・・・は、そこそこ得意でしたが、あまり好きじゃなかったですね。
そんなちょっと外向きな性格の私ですが、公務員を退職し、現在は海外営業の会社員をしています。
今の生活に不満はないですし、素直に役所を辞めてよかったと思っています。
誤解がないように書きますが、今の私があるのは役所時代があるからです。
そこで社会人としてのすべてを学びましたし、仕事は楽しかったです。
では、ここから、役所を辞めたところから、今に至るまでの私の人生を少し振り返ってみたいと思います。
1. 私が公務員を辞めた理由
私が公務員を辞めたのは、仕事への不満というよりも、やりたいことがあったからです。
具体的には、青年海外協力隊に参加することであり、協力隊が終わった後は、何か社会のためになる事業をしようと思っていました。
そういうやりたいことが明確にあると、公務員の仕事というのは、相対的に魅力を感じなくなってきましたね。
1-1. 青年海外協力隊に参加したい
青年海外協力隊に行きたいというのは、海外に関わる仕事へのステップでした。
公務員時代に興味を持ったのが、海外と企業経営でした。
海外については、大学時代の先輩が卒業後、青年海外協力隊に行ってよく手紙ももらっていたので、「こんな世界、生き方があるのか!自分もいつか行ってみたい!」と思っていました。
青年海外協力隊は「たぶん家族を持ったら行けないから独身のうちに行こう」と思っていました。
企業経営については、公務員として働く中で、企業経営的な視点や考え方が必要だと思う場面が多く、企業の人だったらどう考えるかを学びたいと思い、中小企業診断士の勉強を始めました。
一度はいろいろあってフリーランスとして独立起業しましたが、今は何とか目標にたどり着き、会社勤めで海外営業の仕事をしています。
1-2. 20年後も役所にいる自分を想像して嫌になった
私が辞めたのは、30代前半で、役所には8年勤めました。
8年もいると、だいたい役所のことが分かってきます。
何年後に主任になって、係長になって、何歳ぐらいには課長になって・・・
公務員の場合、2~3年で異動があるので、専門性が身につきにくいですよね。
となると、課長ぐらいになって、異動になったその日から、大して知識も経験もない分野の重要な判断をしていくことになるわけです。
畑違いの人が異動してきて、課長になって、知識も全然ないのに課長だから判断を求められて・・・みたいな光景を何度も見てきました。
それなりに、その課長さんたちは大変そうでしたが、私から言わせれば、「そんなことよくできるなぁ。」と思うわけです。
自分はそうはなりたくなかったし、何か専門性を身につけて、「これなら任せておけ!」と言えるような人になっていたいと思ったのです。
2. 辞めたあとの私の人生【激変しました】
30代前半で公務員を辞め、私の人生は控えめに言っても、激変しました。
◎日本一安定していると言われる公務員 ⇒ 不安定なフリーランス(今は会社員)
◎まさにローカル、地域密着な仕事 ⇒ 英語を使って外国と関わる仕事
2-1. 途上国での海外生活
地方の中のさらに地方都市にいて、海外と無縁な生活を送っていた人間が、ある日突然、ジャマイカに行くことになりました。
それまで、海外なんて大学の卒業旅行で行った韓国と、労働組合の研修旅行で行った中国しか行ったことがありませんでした。
それが急に地球の裏側に行き、黒人に囲まれて、英語を話す生活になるわけですから、とんでもない変化ですよね(笑)
現地では、まちづくり団体組織に配属されて、地域のまちおこしみたいなことをしていました。
英語もかなり勉強していきましたが、全然しゃべれないし、聞き取れないしで、もう大変な目にあいましたよ。
最初は仕事ができるような状況じゃなかったですね。
2-2. 帰国後も海外を飛び回る生活
青年海外協力隊が終わり、帰国して、民間企業に転職しました。
帰国した頃、別の隊員に勧められて、「金持ち父さん 貧乏父さん」という本を読んだのですが、これに触発され、民間企業で、「稼ぐ」ことを学ぼうと思ったのです。
本の中では、営業の仕事が勧められていたので、「海外営業」の仕事で探しました。
それで、とある企業の輸出入の業務につくことになったのです。
仕事では毎日英語を使い、欧米やアジアに海外出張も年に何度も行きます。
やはり、英語を使って外国と関わる仕事は楽しいなぁと、日々大変ながらも充実しています。
3. ボーナスは羨ましい!でも、辞めてよかった
基本的に、後悔していることはないのですが、せっかくなので、1つぐらいないかと考えてみました。
正直、公務員が羨ましいなぁと思うことはありますし、ボーナスの時期になると、公務員の平均ボーナス額がニュースになったりしますよね。
いいなぁと思いますよ、そりゃ。
でも、本当の意味での後悔はないです。
辞めた後の人生は、大きな変化がいくつもありました。
途上国に住んだり、英語で仕事をしたり、民間企業で揉まれたり、・・・でも、思うのは公務員のままだったら、経験できなかったことばかりなんですよね。
他の公務員の人たちが経験しないようなことを私は、辞めてから経験しました。
私はそれに価値があると思うし、だからこそ、公務員でいることよりも、辞めることを選択したんだと思います。
やった後悔は時間とともに消えるけど、やらなかった後悔はずっと心に残ります。
結局、人生は一度しかないので、後悔の無い人生を送りましょう。
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