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公務員を辞めたいと思ったら、最初に考えてほしいこと【即断するな】

公務員、もう辞めたい。でも後悔するかもしれないし、なんだかんだ安定しててもったいないし、辞めても大した仕事ないかもしれないし。そもそも、定年退職以外で辞めるなんてあんまり聞かないし...

この記事は、この人のように、公務員を辞めたいと思ってるけど、いろんな迷いがある人に向けて書いています。

私は元公務員で、30代前半で退職しています。

その後青年海外協力隊を経て、民間企業(中小企業)に転職した経験があります。

公務員の場合、制度上そもそも定年退職以外で、辞めるということは想定されていないので、辞めたいと思っても、迷いがあるのは当然だと思います。

周囲にも辞めた人はほとんどだろういないし、辞めるなんて相談をできる人もいないことでしょう。

私の基本的なスタンスとしては、軽々しく辞めた方がいいなんて言いませんし、言えません。

大変な公務員試験を突破して、今の立場にあるんだから、そこは最大限リスペクトしていますし、公務員という職業が、他と比べていかに安定しているかも知っています。

だからこそ、辞めたいけど・・・というジレンマにあるあなたに、少しでも息抜きになるように、すでに公務員を辞めた身として、私の経験を中心に書いてみようと思います。

1. あなたは決して珍しくない

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かつては、公務員は終身雇用で、辞めるのは定年退職だけ、というイメージがあったかもしれませんが、最近は若年層を中心に、辞める人も少なくありません。

ただ、「主流ではない」ことは間違いないですので、辞めることは、一般的とは少し違う道を歩むことを意味します。

私がいた職場(職員数2000人ぐらい)では、毎年数人は辞めていた気がします。

毎年3月の異動内示が出ると、「あ、○○さん辞めるんだ・・・」みたいなことがよくありました。

私は退職後、青年海外協力隊に参加したのですが、消防士を退職した人、市役所を退職しようか迷っている人とか、普通にいました。

実際に辞めるという行動に移した人が、これだけいるのですから、辞めたいと考えている人は、相当数いると思います。

私も中にいたので、分かりますが、公務員の労働環境を考えると、特にまだ20~30代の人なんかは、辞めたいという気持ちがあって普通です。

2. 公務員を辞めたいってそんなに甘いか?

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◎公務員は恵まれた労働環境にいる =辞めたいなんて考えが甘い!
◎-公務員は特にスキルもないんだから、辞めて民間で通用しない =考えが甘すぎる!

一般的な世の中の考えはそうだと思いますが、そうは思いません。

たしかに、労働環境は恵まれています。

雇用もかなりの程度、守られていますので、悪いことをしない限り、クビになることはありませんし、年齢が上がれば毎年ちゃんと昇給もします。

また、公務員と民間では求められるスキルが違うので、転職しようと思っても、ほぼ未経験での採用になります。

経理、営業、マーケティング・・・どれも公務員では一切経験できませんよね。

だからといって、公務員を辞めることの考えが甘い!とは言えないと思います。

大事なことは、自分で真剣に冷静に、辞めたらどうなる?辞めなかったらどうなる?というのをしっかり考え、後悔のない判断をするということです。

結果的に辞めないにしても、そうして考え抜いた決断は、あなたのその後の財産になります。

しっかり悩んで、出した決断なら、甘いなどと言われる筋合いはありません。

厳しいことを言わせていただくと、何も考えず、ぼーっと公務員をしている方が甘いと思います。

3. なぜ辞めたいのか【理由を整理する】

公務員を辞めたいと思ったら、まずはしっかりなぜ辞めたいのか、冷静に考えてみる必要があります。

理由はいろいろあると思いますが、考えられる理由と、それに対する私なりのコメントを書いてみたいと思います。

3-1. やりたいことがある

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私の場合はこれでした。

青年海外協力隊に行って、帰国後は社会起業をしてみたいと思ったのです。

会社員でも副業にならない範囲で、ボランティア事業を始めるなどはできると思うので、今は会社勤めと並行してできる無償や非営利の事業を考えています。

今思うと、「自分の思い通りにやりたいことをやりたい」というのも、私のやりたいことだった気がします。

あなたも、何かやりたいことがあるのなら、本当に公務員を辞めてまでやる必要があることなのか、そこまで人生を賭けてやる価値のあることなのか、真剣に考えてみてください。

もし、考え抜いた末の答えがイエスなら、公務員を辞めるという選択も悪くないと思います。(私がそうでしたから)

3-2. 仕事がつまらない

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これには2つ意味があると思います。

1つは、何か本当はやりたいことがあるのに、今の仕事がまったく自分のやりたいことと関係ないから、つまらない、という相対的なもの。

もう1つは、何がやりたいのか自分でも分からないけど、とにかく今の仕事がつまらないことだけははっきりしている。

もし前者の場合なら、先ほど書いたように、公務員を辞めるという人生を賭けた決断に値するものかどうか、じっくり考えてください。

後者の場合は、もう少し公務員を続けてみてもいいんでは?と思いますね。

公務員の場合、数年ごとに異動がありますので、いろんな仕事や、新たな人との出会いもあるので、それが自分の考えを整理するという時間にもなります。

職種によるのかもしれませんが、民間と比較しても、公務員は本当に内外でいろんな人と出会います。

私の場合も、公務員時代のいろんな価値観や、背景を持った人との出会いが、自分を人としての幅を広げ、深みも持たせてくれたと思っています。

3-3. 人間関係

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民間でもあると思いますが、公務員の場合もあるあるですよね。

私も役所に入った最初の1、2年は上司と合わずに、非常に苦労しました。

あの頃も、つらすぎて辞めたいと思っていました。

精神的にもかなり消耗してましたしね。。

でも公務員の場合、異動がありますので、異動を待つか、どうしてもしんどければ休職してしまいましょう。

公務員はいち歯車に過ぎないので、あなたが休んでも、一時的に誰か困ることはあっても、最終的には何事も無かったかのように仕事は回ります。

そんな仕事のために、公務員という地位まで捨てるなんて馬鹿馬鹿しいですよ。

公務員は身分が完全に保証されているので、安心して休職しましょう。

そしてどうしても無理なので、異動させてほしい旨、上司なり人事に話すべきです。

しんどすぎて死にたいとか、極端な例を除いて、人間関係を理由に公務員を辞めるのは、ちょっと早とちりかなと思いますね。

3-4. 残業が多い

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部署によってですけど、残業は多いですよね。。

私も役所に入った1年目で、月100時間ぐらい残業した月がありましたし、基本的に定時で帰れる部署にいたことないです。

基本、月30~40時間はしてた気がしますし、夜10時頃まで仕事というのも全然珍しくなかったです。

これも、私からすれば、公務員という地位を捨てるほどの価値はない気がします。

うつになるほど、激務だったり、どこか体調がおかしいと思えば、休むべきです。

私が住む県でも、昨年過労死で公務員が亡くなったというニュースがありましたが、本当に馬鹿げていますよ。

くり返しますが、自分の健康が一番大事なので、休んだ方が良いです。

私がいた職場でも、うつになって1年ぐらい休職していた人は何人もいました。

休んだって大丈夫ですよ、ほんと。

4. 辞めた自分を想像する【あなたは何ができる?】

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辞めたい理由をしっかり整理できたら、辞めた後の自分を想像してみましょう。

◎辞めたら、どんな仕事をしたいですか?
◎辞めたら、仕事は見つかりそうですか?何か民間で使えるスキルはありますか?
◎辞めたら、収入はどれぐらい欲しいですか?
◎辞めたら、どんな生活を送りたいですか?

最初に言っておきますが、公務員を辞めるなら(本気でキャリアチェンジを考えているなら)20代までにすべきです。

基本的に、専門職でない限り、公務員で働いていて民間で使えるスキルはないので、未経験で応募することになります。

私も民間企業に転職しましたが、海外営業・貿易業務だったので、私の英語スキルと青年海外協力隊での経験が認められて、なんとか入社できました。

未経験で40代で、しかも公務員をしていたとなると、よほど何かあなたの経験やスキルで売りがないと、転職市場では厳しい戦いになると思っておいて間違いないです。

5. 辞める後悔 vs 辞めない後悔

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少し厳しい現実を書きましたが、その厳しい現実としっかり向き合って腹をくくるぐらい、公務員の地位は価値があるものです。

私は、辞めて何年も経ちますが、公務員を辞めたことを後悔したことはありません。

自分の中でいろいろシミュレーションをして、公務員を辞めるということが、自分の人生にとって、それ以上の価値があるものだと判断したからです。

私が大事な決断をするときに、よく考えることがあります。

これをやらないで後悔するか、やって(失敗して)後悔するか、どっちが良いだろう?

公務員を辞めるというのは、かなりリスクの大きい決断ですが、最終的には自分で決めることです。

私もリスクを承知で、飛び込んで、結果的に、今はとても満足していますし、あの決断は間違えていなかったと思います。

辞めて何年も経ちますが、一度も後悔したことはないですし、今後も後悔することはないと思います。

冒頭にも書きましたが、私は公務員は誰でも簡単になれるものではないし、今あなたが公務員でいることも、すばらしい、社会的地位の高いものだと思います。

だからこそ、それに見合った判断をしてほしいなと思います。

6. 他人の人生を生きてはならない

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最後にここからは、完全に私の個人的な考えを書きます。

やらないで後悔するか、やって(失敗して)後悔するか、という話を先ほど書きましたが、私の場合、「やらないで後悔するのは嫌だ!」というのがいつもの結論でした。

公務員を辞めるときも、「ここで辞めなければ一生後悔する」と思って辞めました。

それから、大事な決断をしたときにいつも考えるのは、

「決断が間違っているか、正しいかというのは自分で決めること。決断が間違っていなかったと思えるような生き方をすればいい。」

ということです。

スティーブジョブズも言っていますが、あなたが生きている人生は、他人の人生ではないのです。

他人に合わせて、気を使って、人生を生きる必要はどこにもないです。

一生懸命考えて、ぜひ、あなたの人生を生きてください。

そうやって考えれば、辞めたとしても、辞めなかったとしても、胸を張って生きれるはずです。

最後に私が公務員を辞める決断をしたとき、よく見ていたスティーブジョブズのスピーチを紹介します。

今見ても勇気が出ます。



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元公務員 / 元協力隊 / 元ブロガー / 今は普通のサラリーマンです。