見出し画像

【断言】公務員から転職して失敗?ありえません-自分の人生を生きる

公務員辞めようかな、、どうしようかな、、でもうまく民間で仕事できるか分からないし、転職先が倒産したり、リストラされるかもしれないし、、はたまたブラック企業だったり、、公務員のままでいた方が安全かな?

この記事では、このように公務員を辞めようか迷っているけど、いろいろ不安な人に向けて書いています。

私は30代前半で公務員を退職し、一時フリーランスをして、現在会社員ですが、公務員時代と比べてしまえば、安定や安心はありません。

ただ唯一言えるのは、それでも辞めて良かった、ということです。

この記事のタイトルが結論になっているのですが、公務員を辞めて失敗するという概念はないですね。

もっと大事なのは、一度しかないいつ終わるか分からない自分の人生を生きること。

では、詳しく説明していきたいと思います。

1. 公務員から民間に転職して “失敗” するパターン

画像1

典型的なのは、以下のようなパターンですよね。

◎転職してみたけど、思っていた(やりたかった)のと現実が違った。
◎給料が下がって、入社した会社も離職率が高いので将来が不安。
◎ブラック企業だった。
◎人のためになる社会性の高い公務員の仕事の方が、やりがいがあったなぁと気づく。

こんなところかなと思います。

そして、自分の決断が “失敗” だったと悔いて、年齢的に間に合うなら、もう一度公務員試験を受ける人もいるでしょうし、民間経験をひっさげて民間経験者枠を狙う人もいるでしょう。

共通しているのは、「隣の芝生が青いと思って、いざ行ってみたら青くはなかった」ということです。

公務員のときも思っていましたが、自分の部署が忙しい、上司が厳しい、あの部署ラクそうでいいなぁ、と思っても、現実はラクそうに見えるだけで結構大変、ということはありますよね。

同じ公務員組織の中でさえ、よく隣の芝生がどうなのか見通せないのに、外の景色なんて見通せるはずがありません。

2. なぜ ”失敗” するのか【本当の失敗とは?】

画像2

私がここまで単に失敗と書かずに、”失敗” としているのには意味があります。

そもそも失敗というのは、あなた自身のモノの見方であって、あなたがそれを失敗だと思わなければ失敗にはならないのです。

発明家のエジソンがいい例ですよね。

「失敗したわけではない。それを誤りだと言ってはいけない。勉強したのだと言いたまえ。」
「私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。」
-トーマス・エジソン

このエジソンの名言で、ほぼ私の言いたいことは表現されてしまっています。

どんなに失敗し続けても、それを失敗とみなすかみなさないかは皆さんの自由なのです。

公務員を辞めるというのはかなり思い切った大きな勇気の要る判断だと思うし、それ相当に悩むべきだと思います。

私は公務員なんてやめて自由になろうぜ!などと煽るつもりもありません。

今でも公務員は社会貢献度の高いやりがいのある仕事だと思うし、その仕事をしている公務員の皆さん方はすばらしいと思っています。

誇りを持つべきです。

私が考える本当の失敗というのは、辞めることに対して大して考えず、勢いで飛び出してみたみたけど、現実は甘くなかった、みたいなパターンです。

ただ、このように勢いで辞める人の中は、往々にして「まあ人生何とかなるっしょ!」といった感じのポジティブ思考の人が多いのも事実なので、そういう人は全然OKです。

そういう人は先ほど書いたような世間的に ”失敗” だと思うようなことがあっても、試練のように捉えて、失敗だと思っていないし、失敗した!と思ってもそれを糧にして再起ができる人なのです。

一番困るのが、そこまで人生ポジティブになれない人ですね。

私もそこまで人生楽観的に考えられないタイプで、わりと冷静に何事も石橋を叩いて渡るタイプです。

そういう私のようなタイプは、公務員を辞めるならば、何度も時間をゆっくりかけて真剣に悩み抜いて、考え抜いて決断するべきです。

それをしないで、あとで失敗だと後悔するのは、ちょっと冷たいかもしれませんが、「それはあなたが招いた失敗でしょ!」と言いたくもなりますね。

3. 消防士を辞めて農業をしている友人の話

画像3

私は市役所を辞めてすぐ、青年海外協力隊に参加したのですが、その派遣前訓練で出会った友人を紹介したいと思います。

彼は私と同い年で、消防士として働いていたのですが、もともと海外や途上国が好きで、インドを自転車旅をしたりしていたそうです。

彼は先ほどの例でいけば、もともとポジティブ思考の人で、(私と比較して)わりと人生を楽観的に考えるタイプですね。

でも私はそんな彼が好きで、同じ班だったこともあり、仲良くなりいろいろ話をしました。

彼はマラソンもしたりするスポーツマンで、実家は農家。

人生一度きりだし、好きなことをしようと思って退職したそうです。

それなりに自分の人生を客観的に考えて、いろんな人にも相談したりして決断したとのこと。

彼はアフリカの国に派遣され、野菜づくりの支援を現地で活動。

帰国後はふたたび、ベトナムに行って野菜関係の日系企業に就職し、農場で働いていました。

その後帰国し、現在では結婚して私の隣県で農業を始め、繁忙期はパートを雇うほど事業家です。

彼を見ていて思うのは、好きなことをして自分の人生を生きているということ。

消防士を辞めることも、協力隊に行くことも、外野ではいろんな声があったと思いますし、私も親から泣かれたり、もうほんとに大変でした。

ただ、私も彼と同じで、好きなことをして生きています。

そりゃ、いろいろ将来が不安になったり、収入も安定しなくて大変だったりというのはありますが、それらも含めて、人生を楽しんでいます。

4. そもそも失敗かどうかは、あなたが決めること

画像4

私が大事な決断をするとき、いつも考えているのは、「どっちが後悔しないか?」

やらずに後悔するのと、やって後悔するのとどっちがいいか?ということです。

私も慎重派なので、失敗したらこうなるかもしれない、こうなったらどうするか?とか、それなりに一生懸命悩みます。

それで、最終的に比較材料がひと通り揃った段階で、「どっちが後悔しないか?」で決めるのです。

もう一つ大事なのは、「決断したあとは、その決断が正しかったと思えるように生きる」ということ。

つまり、帳尻を合わせるように生きるということですね。

「やっぱりあのときの決断は正しかったんだ」と思えるように、一生懸命努力したり、それが実現するようにがんばるのです。

私も今なお、辞めた決断は間違いなく正しかったし、辞めてよかったと心から思っていますが、同時にいつまでもそう思い続けられるように一生懸命生きています。

他人から見て「あの人は市役所を辞めて、こんな生活して、辞めなきゃ良かったのに。失敗したねぇ。」などと思われていることもあるかもしれません。

だけど失敗したかどうかは、他人が決めることではなく、あなたが決めることです。

私も一時フリーランスを経験し、生活が非常に苦しい時期がありましたが、自分で失敗したとは思わず、まだ成功への道の途中にいるだけだと思って、ひたすら前に進みました。

それを支えるのは、先ほど紹介した友人の例のように、「好きなことをやれているか」だと思います。

もしある時点でやれていないのだとしても、好きなことができるために今がある、と思えるかどうか。

そう思える限り、あなたは “失敗” などしていないのです。

他人の声に惑わされず、あなたの人生であなたは何がしたいのか、どういう人生を送りたいのか、真剣に考えてみてほしいと思います。

この記事が何かしら、あなたの琴線に触れて、前向きな気持ちになれたなら私も嬉しいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?