論文の感想(本稿の目的、その1)

タイトルも衝撃だけど内容も衝撃だ。こんなことが本当に起こっているなんて輪島市ってどうなん?って思う人も多いよね。まず、「本稿の目的」に3つのことが書いてありますので順に原文を貼り付けて感想書きます。


(1)地方にはびこる法的無知の害を明白にすること
  大衆レベルで、法意識が極めて低く、法的規律を無視する地域がある。世界的に見れば、現在のアフガニスタンは、法が施行されていない地域の典型として認識できるだろう。また、国連安保理決議に違反し続ける北朝鮮もこのような地域であると認識できる。
  日本国内については、すべての地域で遵法意識が確認できると考えがちであるが、じつは、そうではなく、違法状態の認容が大衆レベルにとどまらず、地域を支える役割を担うはずの団体や地域の情報を公平に発信する役割を担う新聞等のマスコミにも及んでいる場所がある。
  本稿では、筆者が経験した石川県、とりわけ輪島市を中心とする日常的違法状態について事実を紹介し、このような状態が現在の日本にも存在することを確認する。

出典:地域団体商標が暴いた輪島朝市の闇(1) ―輪島で今何が起こっているのか?(1)―  
著者 大友 信秀 著者別表示 Otomo Nobuhide 雑誌名 金沢法学 巻 64 号 2 ページ 55-74 
発行年 2022-03-31 URL http://doi.org/10.24517/00065572

感想:輪島市の違法状態は大衆レベルではなく地域を支える役割を担うはずの団体やマスコミに及んでいるって書かれているけど「団体」は輪島市や輪島商工会議所などを指すんだと読んでいてわかった。最初は輪島朝市の問題かと思ったら全然違ってた。全体がおかしいからまともな人がおかしい人と言われる、あるあるだ。