事件です！特別編EP3

一方こちらは拳銃殺人事件の捜査本部…

今回の事件は渡邉管理官より年下の遠山管理官が務めている。

遠山:まだ事件解決できないのか？所轄も手抜いてんじゃねえぞ？

由依:人使い荒いなあもう…

そんな中、菅井署長と齋藤副署長、土生刑事課長がやってくる。

菅井:あの…よろしければこちらのお菓子、捜査本部の皆さんでお茶の時間にでも…

齋藤:お饅頭、最中、お煎餅の3つをご用意致しました…！

土生:好きなものをお選びいただければ！

遠山管理官は並べられた3つの茶菓子を見ると、3人の方に目をやる。

遠山:茶菓子はうちの方で用意してある。こんなもの買うのは経費の無駄使いなのでは？

3人は茶菓子を回収し、そそくさと戻っていく。

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交通課…

澤部:この時期は、免許取り立ての新人ドライバーが多くなり、それに伴って事故率も高くなります。よりいっそう取り締まりの強化をお願いします。

交通課:はい！

澤部:今日は森田さんは田村さんと一緒に回ってください。

ひかる:はいっ！

保乃:ほな行こか？

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保乃:今日は特に違反者もないなあ…

ひかる:平和でいいですねえ。

保乃:まあなぁ？お昼どこで食べたいとかある？

ひかる:保乃先輩にお任せしますよ！

保乃:じゃあ奢ったるでぇ〜？

ひかる:わーい！ありがとうございます！

保乃:ほんまかわええ♡妹できたみたいやわあ♡

ひかる:そうですかあ？えへへっ♡

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2人はパトカーを止め、近くの蕎麦屋に入る。

保乃:ここのおそば、安いのに大盛りで美味しくて、警察官の味方やで？ザルそばでええ？

ひかる:はい！

保乃:おばちゃーん！ザルそば普通盛りふたつね？

注文をし、つかの間の休憩時間を楽しむ。

ひかる:あの、お尋ねしたかったんですけど…小池さんってどんな人なんですか？

保乃:ん〜…一言で言うと、熱血かな？ちょっとめんどくさい時もあるけど、優しいしノリええし結構人気やで？

ひかる:なんか、面白そうな人…

保乃:まあ、上の人たちはあんまり好きじゃないみたいやけど…ひかるちゃんも気をつけてな？

ひかる:は、はい！

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捜査本部…

遠山:捜査員の車が被疑者に打たれただと！？

刑事:はい！捜査中に被疑者と遭遇し、打たれたそうです。

遠山:状況は！

刑事:櫻坂町5丁目で遭遇、幸いにも捜査員は無事で車のフロントガラスに穴が空いたのみです。

遠山:車種、ナンバーは？

刑事:車種は青色のスポーツカー、ナンバーは『品川36 な 2143』です。

遠山:わかった…交通課に協力要請して、検問配備をかけろ！

刑事:わかりました！

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その打たれた車というのが、小林刑事と土田刑事の車だったのだ。

由依:初めて打たれた〜。

土田:感心してる場合か…検問配備されたから、俺達も向かうぞ？

由依:あーあ！後で小池くんになんか奢ってもらお！

土田:高級焼肉でも奢ってもわらなきゃ、割に合わないなこりゃ…

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一方こちらは、昼食を終えた2人。検問配備の連絡を受け、一旦に署に戻っていくところだった。

保乃:ちょっとちょっと、ここは左折禁止ですよ？

違反者:すいませぇん…

たまたま見つけた交通違反を取り締まっていた。保乃が書類を書いている間、ひかるはパトカーの中で待っている。

すると、道路を猛スピードで走っていく青いスポーツカーを見かけた。

ひかる:スピード違反め…！

ひかるはすぐにパトカーを走らせ、スポーツカーを追いかけた。

保乃:ちょっ！ひかるちゃんどこ行くねん！！

違反者:よければ…罰金収めるついでに送って行きましょうか？

保乃:お願いします…

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ひかるは交通課に無線で連絡する。

ひかる『こちら5号車、ただいま速度違反車を追跡中です。どうぞ。』

澤部『こちら交通課、追跡中の車の車種とナンバーの報告をお願いします。どうぞ。』

ひかる『はい、青のスポーツカーでナンバーは…』

"品川36 な 2143です"

つづく