ジャパンC 外国馬 考察

*追記テュネス/9hの判定。。
Allegretta=アーバンシーと認識してる所から。。
オネストのアーバンシーの3×3と混在した様で
間違ってましたので訂正しました。
すいません。。
優先先祖等を見るので、テュネスの判定間違って
ませんが、この馬に辿りるまでの順番を間違って
ました。この馬と兄は複雑な配合馬なので、
比べてるうちにズレてしまいましたすいません。
評価は変わりません

この地点で気づいて良かった。。恥ずかしいです。
血統派気取りとして。。
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本文
賞金を増やす事で、良い外国馬を招待したい
昭和の頃のJCの空気感までは行かないとは思いますが
近年のJCには意義がなくなってくので。。
(ま、最初の意図とは違う物になってる系ですが。)
JRAは外国馬に勝って欲しいかも。。
頭脳集団JRAのやる事は凄いから。
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オネスト
優先先祖/母父/母の優先先祖 Sea The Stars→Cape Cross(欧ノーザンダンサー
父 Frankel(サドラーズウェルズ系 → デインヒル(欧ノーザンダンサー
バイアスカラー P3-jp

クロス情報
アーバンシー 25.00% 3 x 3
Northern Dancer 9.38% 4 x 5
Danzig 9.38% 4 x 5
Blushing Groom 6.25% 5 x 5

過去5走の(勝利時/出走時)平均ラップ最高値 12.3/12.2

父は特に日本では短距離馬化するFrankelに母父はSea The Stars
と、日本での競走生活馬なら重すぎて短距離馬化しそうなタイプ
3×3のアーバンシーのクロスや。。5代内のクロスの多さから
気性激。。癇性で末脚を伸ばすタイプ。。
キツいクロスは世界的にも流行ってるのかなぁ。。
フランケル産駒をちょいとパワーを足した重戦車追い込み産駒
なイメージかなぁ。。器用さが??33秒台の脚を使うイメージが
湧かない産駒もスピード対応はしそう。

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グランドグローリー
優先先祖/母の優先先祖 Lyphard(欧ノーザンダンサー → Northern Dancer
父Olympic Glory(欧ノーザンダンサー → Princequillo(セントサイモン系)
母父 Daylami(欧ナスルーラー
バイアスカラー P3-p3

クロス情報
Alzao、Light of Hope 25.00% 3 x 3
Mr. Prospector 9.38% 5 x 4
Mill Reef 9.38% 5 x 4

過去5走の(勝利時/出走時)平均ラップ最高値 12.4/12.1

昨年は4角でうろうろして34.2の末脚を使って5着。。
シャフリヤールから0.3差なので今回もそこまでは来そう。
日本競馬はLyphardの影響馬はよく走るので、納得ですが。。
この馬もオネスト程ではないもの重戦車タイプながら
Lyphardのクロス4×4がこの馬の良いとこで、昨年の戦績
ちょっと淡泊さがありそうで年齢を重ねたのはマイナスに
働きそう。キツいクロスで気性激。。
癇性で末脚を伸ばすタイプ。。なのでパドックの気配次第
北海道開催や宝塚記念は強そうな産駒

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シムカミル
優先先祖/母の優先先祖 Darshaan(欧ナスルーラー系 → ヴェンチア(マッチェム系
父Tamayuz → Nayef(共にミスプロ系
母父 → Pivotal(欧ノーザンダンサー
バイアスカラー JP-p3 / ブルー0

過去5走の(勝利時/出走時)平均ラップ最高値 12.3/12.3

クロス情報
Nureyev 18.75% 3 x 4
Northern Dancer 12.50% 4 x 5 x 5
Bustino 9.38% 4 x 5

優先先祖Darshaanは日本では短距離に多いタイプ。
父系で素軽くなってるので、上記2頭より立ち回りが上手そ
うながら母系Darshaanのマカオンドールがそんな感じですが、
距離を伸ばすとダラダラしたペースが合いそうで。。
Nureyevのクロスとかミスプロからやっぱ日本ではマイル
当たりの方が良いと思いますが。。あ、ハンプトン無いから
1400あたり

キツいクロスで気性激。。
癇性で末脚を伸ばすタイプ。。なのでパドックの気配次第

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テュネス
優先先祖/父 Guiliani → Tertullian(共にミスプロ系
母の優先先祖 Trempolino(ネイティヴダンサー系 → Molvedo(Ribot系
母父Toylsome → Irish River(ハンプトン系
バイアスカラー J+ps(PC)

過去5走の(勝利時/出走時)平均ラップ最高値 13.0/13.0

クロス情報
Turbaine 25.00% 3 x 3
Sharpen Up 9.38% 5 x 5 x 5
Surumu 9.38% 5 x 4
Northern Dancer 6.25% 5 x 5

この馬の配合はJCに向けてとても面白そうと思ってます
凱旋門賞馬トルカータータッソの半弟。。
頂点を極めれる牝系からの異父兄弟

兄は凱旋門賞馬アーバンシーの母Allegrettaの全妹Alya
との牝系4×3クロスの持ち主
Alyaからラストタイクーン、サドラーズウェルズ
系Adlerflugと、かけて重い方向に向かった父を持つ
トルカータータッソ

テュネスは。。
Allegrettaにワンペースな持続系ネイティヴダンサ
ー系TrempolinoをかけたTurbaineを父のGuilianiも
3代前に持つ事で3×3のキツイクロスを持つ本馬。。
オネストといいアーバンシー血脈が大好きな欧州

牝系クロスは、牡馬のクロスよりも弊害は少ない
としていますが、癇性がキツくなる産駒にはなる
ただ。。この馬のポイント。。0遺伝が強烈にかか
ってる馬なので7代目までの父系は、ほぼ0遺伝状態

10代目位までには全て0化しそうな勢いの産駒です
(ちゃんと調べてません。
こういう馬の圧勝劇は、ほんとに強い馬がする事で。。
同様な0遺伝の塊配合だったタップダンスシチーを思
い出します。先行脚質なのも含めて。
ちなみに。。シーザリオも中々な塊具合の馬です。

兄トルカータータッソは
父サドラーズウエルズ系Adlerflug
母父ラストタイクーンと欧州仕様の馬。。
Adlerflugの優先先祖はMagnat(テディ系)
まさしく重い持続力を供給する種牡馬から
の凱旋門賞向きな産駒ですが。。

テュネスはミスプロ系Miswakiの孫のGuiliani
ミスプロ系は日本の芝レースでは
新型小型高出力エンジンと捉えてまして
基本的に。。重い産駒も小器用にすると見て
ます。その分、底力は削がれる印象ですが。

Allegrettaから今や日本ローカル系なハンプト
ン系種牡馬を2世代かけたのが母Tijuana

このハンプトンの血の強化は日本競馬向きへ

そこに先に解説した様に
凱旋門賞向きの種牡馬をかけて凱旋門賞になっ
たトルカータータッソ

弟のテュネスは
Guiliani(ミスプロ→Tertullian(ミスプロ
→Trempolino(ネイティヴダンサー
ミスプロを2代通る事で軽快さが期待できる

そして、この馬のSharpen Upの3本も面白く
戦績の前に行って止まらないのは優先先祖でもある
Trempolino→優/リボー、父Sharpen Upによるもの
かと思います。
ネオユニヴァース(優/KRIS→優2/Sharpen Up)の
産駒にも見られる瞬発不足なワンペースタイプの
強パワーにハンプトンの瞬発力を強化。。
まさに前に行って圧勝する配合馬です。
こういう合理的なとこが良い

ただ、ワンペース馬は、そのペースを守れないと
別馬かと思うほどに脆いのも確かで。。
強さと脆さの両立がとても面白い産駒。
この馬は独セントレジャーで圧勝するスタミナもあり
スピードを持続するものとは種類が違いますが。。

ダッシュ指数の概念。。距離を詰める事でのダッシュ
指数更新はよく見る傾向。。そんな時は時計も詰めてて
あとは。。スピードがどこまであるか。。対応するのか
今回。。ユニコーンライオンの動向次第ですが、
スローペースになりそうだし。。
先週の東京芝の傾向。パワーと瞬発力を要求する馬場
JRAの造園課が外国馬に勝って欲しい(良い馬を招待し
たいから。。)の意向を受けてそんな馬場作りをする
なら。。今年の4頭の中で一番面白いと思う馬です。
久しぶりに外国馬の配合見てワクワクするww

前に行く馬なので、パドックは少々な気合が欲しい
入れ込みとそうじゃない所のギリギリ位の・・


さて、上記の思考を産んだ過去の傾向はこちらから
より長文ですので、気があるならどうぞ。

第13回のトウカイテイオーが勝って以降は
それまで外国馬に勝つのが難しかったのがウソ
かの様に、外国馬の来ないレースになって
ます。
サンデー系産駒が日本競馬に席巻すると、
益々来れないレースになって

その後に勝ったのは。。
95年ランド
96年シングスピール
97年ピルサドスキー
02年ファルブラヴ(中山2200m
05年アルカセット
06年ウィジャボード(3着

と06年以降は日本馬が独占

凱旋門賞の時に言ってる様に、ヨーロッパ
とサンデー以後の日本競馬は競馬の質が
真逆なので、日本馬が凱旋門賞で叶わない
様に外国馬は日本では毎年苦戦。。

それ以前でも、外国馬の実績NO.1が来日
してコケるが普通のレース。。
日本競馬指折りな強い馬オルフェーヴルを
差し切った凱旋門賞馬がきても。惨敗する
レース。。

もう、マスコミの煽りも終って久しい状況
ですが。。今年の日本馬はちょっと寂しい
状況。。実績1位のシャフリヤールは、もう
府中2400ってタイプでもないと思ってるの
で余計にそう外国馬に期待してますが。。

さて。。
過去の連対馬の配合を紐解くと

95年ランド

優先先祖/父 Acatenango→Surumu(共にハンプトン系
母の優先先祖 Masetto(ハンプトン系→ Graf Ferry(old系
母父 Sharpman(ネイティヴダンサー系

アカテナンゴは菊花賞馬のワールドプレミアの母父
母父Sharpmanは、ダービー馬ネオユニヴァースの
優先先祖KRISと同じくSharpen Up産駒

96年シングスピール

優先先祖/母の優先先祖 Herbager(ハンプトン系
父 In the Wings(サドラーズウェルズ系
父の優先先祖シーホーク(ハンプトン系
母父Halo(ロイヤルチャージャー系

日本で種牡馬として活躍してますし、日本競馬
お馴染みの血で締められてます

97年ピルサドスキー
優先先祖 Fleet Nasrullaht → Nasrullah(共に米Nasrullah系
父Polish Precedent → Danzig(共に米ノーザンダンサー
母父Troy (ファラリス系→ Royal Charger

シングスピールのライバルだった馬で凱旋門賞を
2分24秒6で勝ったパントレセレブルの2着(5馬身差)
のちの名牝ファインモーションは7歳下の兄妹

02年は条件が違い

05年アルカセット
優先先祖/母の優先先祖 Home Guard(ハンプトン系 → Bold Ruler(米Nasrullah系
父キングマンボ(ミスプロ系
父の優先先祖 Northern Dancer

ディープインパクトの国内唯一の黒星を付ける
ハーツクライや本格化前のでしたがゼンノロブ
ロイに勝った馬。

06年ウィジャボード(3着
優先先祖/母の優先先祖 Welsh Pageant(ハンプトン系→ Borealis(テディ系
父Cape Cross(欧ノーザンダンサー系 → Ahonoora(ヘロド系

と、ここまで書き出せば見えます。
馬券に絡んだ馬は1頭をの除き強ハンプトンの影響下が見えます。

日本競馬は。。特に社台の種牡馬は。。

ノーザンテースト → 優/Gainsborough(ハンプトン系
トニービン → 優/Fair Trial→優2/Son-in-Law(ハンプトン系
サンデーサイレンス → 優/Montparnasse(ハンプトン系

と長く日本のリーディングサイヤーにハンプトンが座ってました。
今もその影響は書く必要はなく

そして。。もうひと系統
ハンプトンを持たないロイヤルチャージャー系

リアルシャダイ
ブライアンズタイム

同じロベルトのシルバーホーク

が同世代で活躍。。

ここにリンクするのが

サドラーズウェルズ → 優/Bold Reason

Bold ReasonはロベルトとおなじくHail to Reason産駒です。

日本では直仔が走らないサドラーズウェルズです。

リアルシャダイ
ブライアンズタイム

も、父系の子孫は風前の灯状態になりつつありますが。。

2頭にはinハンプトン産駒がいない。。(思い出せない)

後継種牡馬が出ない中

シルバーホークはグラスワンダー→スクリーンヒーロー
→モーリスと繋がってますが、

スクリーンヒーロー → 優/Montparnasse(ハンプトン系

が、出現しました。

日本ダービーは、ほぼSS系種牡馬に勝ち馬が占められてます。
同距離のジャパンカップも同様の傾向があります。

キングカメハメハは特別ですが。。父系SS外では
ドゥラメンテ、エイシンフラッシュ、ウオッカ、ジャングル
ポケットはハンプトンの影響大
レイデオロ、タニノギムレットはロベルト影響下と。。

近年は徐々に変わりつつありますが。。まだまだ
府中2400mは未だハンプトンに支配され続けています。
欧州のサドラーズウェルズの様に、です。

日本では廃れるサドラーズウェルズが盤石な欧州の馬が
来て、勝つのは本国で強いからこそ無理。
まさしく競技の内容が違う訳で。。

そんな中。。日本ローカルの血になってるハンプトンがある
外国馬は、過去の連対馬が正直に物語ってます。

強い馬が多国でボスになる為に基本、状態が良ければ活性
が上がってるのは、日本馬の海外での活躍。。
国内で平常運転が結構いるので理解できると思います。

ちなみに。。サンデー以降の他の来日馬はほぼノン・ハンプ
トンです。あまり思い出せない。。なので、
上記の馬は全て本線で買ってました。

この傾向は安田記念の外国馬にも通づる物あります。

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