愛しい、君へ
もう、すっかり秋空から冬空へ。
金木犀も散り終わって、ツンと冷たい空気になった。
今年はコタツ、どうしようかな〜
2週間と少し前、愛猫が天国にいってしまった。
わたしと、ほか2匹を残していってしまった。
猫伝染性腹膜炎、FIPと呼ばれる、日本では治療法のない病気で、短すぎた命に終わりがきた。
どうしてもっと早く気づけなかったんだろう、とか
もっと早く異変を感じた時点で病院に来ていれば、とか
わたしに経済的な余裕がもっとあれば、とか
「たられば」をたくさん、たくさん考えた。泣いた。
この文章を書きながら、君を想いながら、
今でもわたしは泣いてしまいます。
あの日から、ずっと、ずっと寂しい。
「時間が経てば、悲しさも薄れるし立ち直れる」
それは、もう十分知ってる。
君がいなくなってしまったことを、薄れさせたくないんだよな。
いなくなってしまった、ということを忘れたくない。
君と過ごした時間を、絶対に風化させたくない。
いつまで引きずってるのって言われても、ずっと君のことを想って泣くと思うよ。
君はうちに来た時からずっと甘えん坊で、大食いで、よく遊んで、先輩猫にたくさん怒られて、それでもちょっかいをかけて、おてんばな子だったなぁ。
寝る時は必ずベッドに来て、朝起きるのは一番遅かった。
猫じゃらしが大好きで、息切れするほど遊んでたね。
写真フォルダを見返すと、君がいっぱい。
いろんな人に出会ったね。
いろんな人に可愛いって言ってもらえたね。
どれくらい、君に伝わっているのかなぁ。
あぁ、大好きだなぁ。帰ってこないかなぁ。
寂しくなったら帰っておいでね。
大好きなにぼしはいつでも常備しているよ。
また、会いに行くからね。
ずっとわたしの宝物。ずっとわたしの家族。
どうか、どうか、安らかに。
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