パーソナルスペース

人にはそれぞれのパーソナルスペースがあるという。その中に入れたくない人が入ってくると,拒否反応が出たり,不快に感じたりというのがあるという。

実はそれを強く感じることが多い。人見知りといえば若干聞こえがいいかもしれないが,要するにその場でのとっさの話題を捕まえるのが下手で,かといって沈黙の空気がいたたまれないため,できれば一人にしてほしいと思うことがある。

かといって,誰とも心を通わせず閉じこもっていたいかというとそういうわけでもない。仕事でお会いする方とは,初めてなのにすごく流暢に話せる。物怖じすることもない。自分でもすこぶる不思議に感じるけれど,事実なのだ。

家族,親族,友人,知り合い,ご依頼者,ご相談者,相手方や裁判所・・・。それぞれの距離が一辺倒じゃ逆におかしいのは,一目瞭然だと思う。不幸なのは,相手は「親しい友人」だと思っているが,こちらは「知り合い」としか思っていない場合やその逆であり,心地いい距離感が保てなかったり(近すぎたり),あるいはもっと近づきたいのに距離を感じたり・・・ということかなと思う。

最近,さまざまなコミュニケーションツールが発達してきている。私の中では勝手に,LINEというのはかなり近しい人とのやりとりに使うツールという位置づけ。なので,例えばご依頼者とは,決してLINEでのやりとりはしない。FacebookやMessengerも友人とのやりとりに使うべきもの。そのすこし外側にE-mailがある,できれば交渉相手方とはE-mailは避けたい(最近は便利なので使うことも増えたが,常に若干の違和感を覚えている。)。

コミュニケーションをとるお相手との距離って,意識されていますか。

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