サイズの比較
私は、子供の頃からずっと小柄……いわゆる小男(こおとこ)でしたから、身長の低さからくるデメリットは、多々実感してきました。
もちろんメリットもないことはないのですが……やっぱり、ここ一番の押し問答やハッタリをかます時には、体格はきわめて重要なのです。
身長165センチの私よりわずか15センチ高い180センチの人は、明らかに見上げるようであり、同時に24.5センチの私の靴と、身長180センチの人の靴は、オトナと子供ほどの差があります。
ちなみに、ジャイアント馬場が、約210センチ。私より25センチ背が高いわけで、たかだか30センチの物差しの長さより少ない差であるのに、まさに巨人と子供の差です。
そこで、以前訪れた、北海道の三毛別に出た羆(ひぐま)は、なんと立ち上がった時の身の丈……まあ身長が270センチでした。
ジャイアント馬場からすれは、私との差の2倍以上。それほど羆は巨大なわけです。
上背があるということは、手や足、さらに爪や胴体など、すべてが比例して巨大だということを意味します。
羆は特に、四つ足で歩いている時の大きさの感覚と、威嚇や攻撃のために立ち上がった時との差がきわめて激しいといいます。
ベテランのマタギ……熊専門の漁師でも、めちゃくちゃビビるらしいです。
それであらためてサイズを比較してみてください。
くわいです。くわすぎます。