大人の童話 ひい爺さんの自慢
今から半世紀先……未来の話です。
時は、2070年。
私のひ孫が、ヨーロッパのどこぞの国に留学していました。そこで歴史の授業を受けたあと、クラスメイトと雑談になりました。
するとひ孫の友達が、ひ孫に言いました。
「俺のひいじいさんは、チェルノブイリ に勤めてたんだぜ」。
ひ孫が、
「そりゃすげえや! でも、実は僕のひいおじいちゃんは、マスク2枚配布の報道を、リアルタイムで聞いて、実際にマスク2枚を受けとったんだよ」
「おーまいが〜! 俺の負けだ!」
クラスの全員が、ひ孫の顔を尊敬の眼差しで見たのでした。
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