評論 悪魔の構図
政治の話は、バカらしくて暑苦しいので、もっと根本の話をします。
世の中に、戦争をしたい人 、戦争になって欲しい人、って、居るんやろか?
そんな人に、あなたは実際に会ったことがありますか?
もしもそんな人が居たとすれば、それは、よほど特異な……変わった……危ない人だと思いませんか?
それこそ、突然変異で生まれた、ごく少数派か、軍事マニアでしょう。
これは日本だけではないと思いますよ。万国共通やと思います。
みんなそれなりに自分がかわいいし、家族や友達や恋人がいるんですから。
ところが世界史において、様々な国が絶え間なく、どこかでずっと戦争をしてきた、そして今もしているわけです。少なくとも紛争は。
あらためて考えてみて……
それって、オカシクないですか?
絶対的多数の人間が否定していることが、ずっと行われているわけです。
つまり、ごく一部の人間が巨大な権力を持ち、さらにそのごく一部の人間に、危ない奴や特異な奴が集中してるという証拠ではないでしょうか?
巨大な権力には、共産圏も含めて巨大な利権……つまり、金が比例して付随してきます。
この権力と金が、どうやら人間を狂わすようです。
人が人を殺す。
それはすでに人ではなく、殺人鬼、悪魔の所業です。
たとえ国の命令で、戦時下の避けることができない状況でも、いち個人が罪には問われなくても、やはり、人が人を殺したらいかんのが、人間本来の考え方だと私は思います。
そういう「現場の実際の行為」を、しない人が、だいたい、戦争を企画するわけです。
死刑執行のサインをする法務大臣は、絞首刑の床板を開くボタンを押したりはしませんからね。
あくまで法にのっとって、執行命令を下す。
ここで今、死刑制度の是非を語りたいのではありません。あくまでシステムのことを述べているわけです。
私は、悪魔が最初から悪魔だったとは思っていません。
ヒトラーなんかを調べていても感じるのですが、おそらく……先述のとおり、権力と金が人間を悪魔に変えるんだと私は推測しています。
つまり、危ないのは権力と金の成分なんです。
これが人体……特に脳細胞のどこかに悪影響を及ぼす。
もしも本当にそうなら、たいへんに恐ろしいことです。
会社を経営するのなんて……めちゃくちゃヤバイです。スケールはともかく、会社や組織には、権力も金もあたりまえに転がっていますから。
だから私は、化学調味料や合成着色料や中国産の餃子やウナギと同じように、なるべくそれらを避けながら、田舎でおだやかに朽ちていくことを理想としているのであります。
それが、特にコロナ後の人間界における、おりこうさん、に、違いありません。
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