ここだけの話
今日一日の作業。
デスクトップのパソコンの、あちらこちらに散らばっている、書きかけの詩やエッセイ、小説。作曲待ちの歌詞 等々。
いっぺん整理せなあかんし、数がまとまれば、ちゃんとした詩集にして出したい気持ちもあるし……。
いつ書いたかさえわからんような作品が、デスクトップの裏からボロボロでてくるがな……。
世間の人には、なんの腹の足しにもならんもんやけど、ワシにとってはアンタ、ものすご貴重な財産でんねんで、ほんまに。
なんせここにある作品の一番のファンが、ワシ自身やさかいにな。
つまり、真性ナルシスト ゆうやつやな。
昔々、ナルキッソスという若造が、川辺をフラフラ歩いとったら、シンナーも吸うてないのに、水面にえらい美少年が映ってるのを見かけよった。
若造はそれから、その美少年に魅せられて、来る日も来る日もじっとそこで、水に映った……実は、自分を見つめ続けた。
まあ、冷静に考えたら、かなりアホやけど……それをみて、なんや憐れに思うた神さんは、なんと、その若造を、水仙の花に変えてもうた。
さすが西洋の神は、全能だけあって、想像もつかんような無茶をしよる。
ワシの持論は、こうである。
きっとワシの死後、名言、迷言のひとつになるはずである。
「この世で一番パンクなのは、神である」
さて、そういう流れで、水仙は今でも水の中の自分を覗き込むような格好で咲く というんやから、無理やり辻褄があうわけやね。
話は戻って、ワシの作品。
読み返してみると、どれもこれも、ほんまにようでけてるわ。
不謹慎やと非難されるやろけど、あえて言わせてもらうと、我ながら天才やね。
ほとんど全部、めちゃくちゃ、徹底的に自分好みや。
この話は、ここだけの話やけど。
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