エッセイ　お釈迦さまが何と言った？

　韓国は、国をあげて国際社会でバンバン嘘をつきます。

　中国も、党が率先して、嘘八百、つきたおします。

　私がかつて関わった、印度人のカレー屋は、あらゆるインチキのために、デタラメ極まりない嘘を即興でつく天才でした。

　さて、そしたら、我が日本人は、どないでしょ？

　嘘は泥棒のはじまりと、子供には教えるくせに、役職の高い人ほど、嘘をつきまくります。

　もしやこれは、アジア人に共通する性癖 悪癖なのでしょうか？

　どう考えても、魂のレベルが美しくありません。

　すると、ある、国際通（つう）の人が私に教えてくれました。

「欧米人は、日本人の百倍嘘をつく」と。

　何ですか？ それなら世界はひとつ、人類みな兄弟。人類はすべて嘘つきやということでしょうか？

　もしも地球上で、天然痘のように、嘘を徹底的に退治して、消滅させたら、

　赤ちゃんはコウノトリが、運んでくるなどとも、言えなくなり……

　そら、市民生活や日常において、山ほど不都合なことがおこるでしょうが、決して、
【巨悪】は、はびこらんと思います。

　少なくとも、原発はなくなるし、戦争もおこらんでしょう。湾岸戦争も911も、なかったに違いありません。

　その代わり、経済は活性化しないはずです。

　企業の商売は、ほとんど嘘とまやかしのテクニックで、競われ、成り立っていますからね。

　私が、もしも生まれかわって、神様になったなら、

　この世から、嘘という概念も言葉も漢字も、すべてを消し去るつもりです。

　裁判は、真偽を見定める必要がなくなるので、めちゃくちゃスピーディになります。

　嘘発見器などは、一般人は、想像もできず、
ただほんの一部の、専門的な科学者のみが、未知の物質を発見しようとして、使い方わからんのに、試行錯誤しながら、操るに違いありません。

　また、「嘘」という概念を必死に研究する哲学者も生まれるかもしれません。

　でも、ほんまに嘘を消してよいのでしょうか？

　私は、たとえ重大なリスクがあったとしても、その方がよいと思うのですが……最後の最後の確信に欠けるのです。

　そもそもアジアの嘘つきには、どうも、この方の教えが影響したように思えて仕方がないのであります。

　私が敬愛してやまない、巨匠。広沢虎造せんせの、清水次郎長伝。
　浪曲の、せりふです。

「なあ石松、お釈迦様が何と言った？

　ほんとのことを言ったがために、大勢の人が不幸になった。
　そういうほんとは、役にはたたない。そういう時には嘘をつけ、

　お釈迦様がついた嘘は、方便となって、大勢の人を救った……」

　ついでに方便は、東電や自民党も救ったような気がしてるのは、私だけですかねえ？

　まあ、口を開けば嘘が出る、とまで言われた民主党は、さすがに問題外ですが……。