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名文

 関西学院高等部の時に教えていただいた、恩師が書かれた本である。

 これが、先生の文章だ。

※※※※
 
 一日が、何人かのいのちをのみこんでゆく。

 地盤全体が、徐々に沈み込んでいる。

 歩くことが、そのまま死に向かって近づいてゆくことなのだ。 

 死への行軍と知りつつも、諦めるを知らない肉体は、前へ前とのめりゆく。 
 
※※※※

 さすがである。

 久保研二、ぐうの音も出ない。

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