どうにかなるやろ
スカタン、2連発!
1発目
洗濯カゴの中、上に黒い服が乗っていたので、空っぽだと見誤り、ほんの少しの洗濯物だけで洗濯機を回してしまいました。
遠目に見ての誤認。目が悪いとこういう信じられないようなポカをします。
2発目
朝からいい気持ちになろうとして映画音楽のLPをかけました。
もちろん40年ほど前に買った盤です。
インストゥルメンタルやったので気づかなかったのですが、やがて「ひろしです」で使われてる「ガラスの部屋」になると、ペピーノ・ガリアルディが、おそろしく音が高い、しかも早口で歌いだしました。
なんと回転数が"33"ではなく"45"やったんです。
切り替えが"ボタンプチっと式"なので、目視を誤ったわけです。
それまでのオシャレな朝はいったい何だったのでしょうか?
でも、ふと気付きました。
皆さん……この世界は光の速度が一定だから、高速に近づくと時間がゆっくり流れる、という物理学はご存知ですよね。
何が言いたいかと言うと、時間の長さは絶対的ではないこと。あくまで相対的であるということです。しかもそれを感じるのは自分の脳みそ。
朝の10分や30分の時間が、あれよあれよという間に過ぎるのは誰もが若い頃から実感していることです。
午後の漢文の授業とは正反対です。
つまり、朝、出かける準備をしたり、朝食をつくったり食ったりしてる時に流れてる時間は、普通よりテンポがずっと速いのです。
もちろんこの場合は光は関係ないので、脳内速度です。脳みその中についているスピード・メーターです。
だから私が45回転で、よく知ってるはずの曲を聞いても、気付かんかったわけです。
「ひろしです」が、始まるまでは……。
それが、一瞬にして、どっひゃーですよ。
ここにものすごいヒントが隠されている気がします。
そこにこだわって、何日も考え続けるのが、私の仕事です。
そら、こんな仕事では、食っていけませんわ。
まあ……どうにかなるやろ。
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