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BREAK THE SILENCE を観て

ものすごーく時が経ってしまいましたが、せっかく下書きで書いていたので、BREAK THE SILENCE についての記事をアップします。もはやネタバレでも何でもないのですが、、、以下、映画公開当時に書いた映画の内容と感想です。


色々、書いてないこととかありますが、BREAK THE SILENCE を観たので(合計2回)、こちらの記事から書きます。

まだ観てない方はネタバレを沢山書きますので、ぜひ映画を観てから読んでいただければと思います。

今回の映画を見て1番強く思ったことは、「この人たちを好きになって良かった」ということです。今までのコンサートや映像作品を見てきても毎回同じことを思っているのですが、今回のBREAK THE SILENCE に関しても結論として同じ思いになりました。何というか上手く言葉にするのが難しいのですが、私は彼らのことをすごく愛しいと思っているしなくてはならない存在だと思っているのですが、同時にものすごく尊敬できる存在なんです。そんな存在に出会えたのは初めてで今でも奇跡だと思っています。なんだか自分でも興奮して何を言いたいのか分からなくなってしまいました、、。

今回はメンバー1人1人をフォーカスしてBTSでいるときの自分と私生活の自分について語るということを中心に展開されていました。そこで、私も1人1人の映画での内容とそこから考えたことについてまとてめみました。

ジン
ジンは「BTSのジン」でいるときには、苦しんでいる姿や悲しんでいる姿をできるだけ見せたくなくて、明るくて楽しい姿だけを見せるように努力していると言っていました。それは、ファンがメンバーが楽しんでいる姿を見ると一緒に楽しんでくれるけど、苦しんでいる姿を見ると一緒に苦しんでしまうということを知ったからだそうです。自分も趣味としてゲームを楽しんだり、映画を観たりする1人の人間として、ファンにはBTSを観ているときは単純に楽しんでほしいということでした。
前からジンは自分の楽しい、明るい姿だけ見てほしいということをよく言っていたし、実際に苦しんでいたり、泣いたりという姿を見せることが他のメンバーに比べて少ないなと思っていました。その理由を今回映画を通して知ることができて、ファンとしては嬉しかったと同時にファンはもちろん楽しくて明るい姿も大好きだけど、苦しんでいる姿を観て苦しい感情を抱くだけではなくて、そんな姿まで見せてくれてありがとう、もっと応援したいという気持ちにもなるのだということを伝えたいと思いました。

RM

彼はコンサートの傍ら、休日に木工工芸店みたいなところを訪れて、話しを聞いたり、自然を感じたりしていました。案内してもらっている途中に「これはもうすぐ僕の机になる予定です」と言って喜んでいる姿が印象に残っています。「僕が散歩をしたり、美術館や博物館を訪れたり、自然を感じたりしているのは、今のこの状況に狂わないために見つけた1つの手段なんです」という話をしていました。

RMはよく散歩している自分の写真や美術館を訪れている写真をTwitterで挙げてくれていたので、こんな趣味が素敵だなと思っていたのですが、その趣味にはこんな理由が隠されていたことを改めて知れました。あるときから大きな会場でコンサートをすることが既成事実となってしまったBTSに戸惑いや消化できないプレッシャーを抱えていたのだろうと思います。それを全て解消することはできないかもしれないけど、自然に触れることで少しでも彼の癒しになるのなら今後も大いに自然や芸術に触れてほしいです。

J-HOPE

彼もコンサートの合間に出かけていた様子が映されていました。普段の彼の様子が映ったあとに、「僕の青春はBTSに全て捧げてしまったから、これがなくなったらすごく辛いと思います」と話していました。「最初は僕はダンスでこの事務所に入ったから、それが注目されなかったので、責任を感じました。でも、今はメンバーも頑張っているのでリードしないといけないというプレッシャーはありません。」と。

J-HOPEは私から見るとラップも歌もダンスもうまくて、ミックステープも作れるぐらいプロデュースの才能もあるすごい人だから、もちろんBTSのメンバーとして活躍し続けてほしいけど、ソロとしてもやっていける力のある人だと思っているし、その自信もある人だと思っていました。でも、本人からしたらBTSでなくなってしまったら辛いという言葉から彼にとってBTSという存在がどれほど大きく、大切なものなのかということが伝わってきました。

ジミン
ジミンちゃんはJ-HOPEと2人で車で移動しながら、外でサッカーをしてる人を観て、「サッカーやりたいなー」と呟いていました。BTSとしてデビューしたことで自由を失い、自分をパクジミンとして見てくれる友達も失ってしまったと。でも、同時にそれ以上の自由と大切な人にも巡り合えたと。そして、前にファンに「人間パクジミンとして見られたくない」と話したことがあって今もその思いにかわりはないけど、上手くいかないことがあってもそれを受け入れることでもっと成長できることもあるのだとこのツアーを通して気づけたと話していました。

ジミンちゃんは本当に社交的な性格で、昨年の長期休暇のときも知り合いと一緒にフランスやロシアに旅行に行っていたので、ジミンちゃんは仕事以外でも交友関係広いのかなと思っていました。でも、やっぱり芸能人としてのジミンちゃんを知ってしまうと芸能人パクジミンとしてしか彼と接することは難しいのかなとは思いました。だから失ったものは私が思う以上に多いのだと思います。

テテ
彼は「Vはキムテヒョンにはなれるけど、キムテヒョンはVにはなれない」と言っていました。Vはファンのためにさまざまな姿を見せようと努力しているけど、キムテヒョンはただ好奇心旺盛な青年なのだと。それとともに流れるWinter bearの映像。そして、Winter bearのエンディングで切り替わってSingularityの映像が印象的でした。

テテはとても自由な人で発言を聞いていても天真爛漫だなと思うことが多いです。Winter bearが流れている映像を観て心からそう思いました。同時にその自由な姿を縛ってしまっているのは私たちファンなのではないかと思い、苦しくなりました。私はファンとして輝いているテテの姿を観ていたいけど、同時に彼の自由を奪っていることになっているのだと感じました。

SUGA

SUGAは「まだ自分のできることの半分しか見せられていません。」と話していました。「seesawでダンスをしている姿を見せたのもいろんな姿を見せたいというのもあって。例えば、バンドを組んでロックをしてみたり、トロットは、、、やったな」ここで日本語の『お疲れソング』が流れます。「多様な姿をお見せしたいと思っています。プロデュースにも挑戦したいです。10年後はMVの動画のプロデュースをやってるかもしれません。」『大吹打』のM Vが流れていました。

SUGAは他の人と違って自分の今いる状況を受け入れているように感じました。もっともっと色々なことに挑戦して色々な姿を見せたいという思いを感じました。それが最近見せてくれている絵を描いている姿だったり、ギターを弾いてる姿だったりするのかなと思いました。SUGA自身、本当に才能に溢れた人なので、これからも様々な姿を私たちに見せてくれると思うととても楽しみです。

ジョングク
彼は「自分には何もない」と言っていました。舞台で踊ったり、歌ったりしている彼を見ていると、自信に溢れていて羨ましいと思うくらいなのに、舞台から降りて1人でインタビューを受けている姿は自信のない20代のただの青年でした。

ジョングクが「自分には何もない」と言ったことについて、私は、そしてARMYは「絶対そんなことない」と思うけど、彼がそんな風に感じる理由は何となく分かる気がしました。ジョングクはいろんなことに興味があって手は出すけど、すぐに飽きてしまうことがよくあります。そのことが彼にとってはとてもコンプレックスなんだろうなと感じていました。ただ、ファンはそんな部分も含めてジョングクを好きになっているのだと私は思っています。

まとめると(まとまってないけど)、

・映画全体としてとにかく抽象的な表現が多く、2回見ても結局何を伝えたいのかはっきりとは分からない映画でした。でも、だからこそ何回も見て、考えて、ファンに彼らをもっと知りたいと思わせるのだろうと思いました。
・1つ1つの言葉が心に響いてきました。ペルソナの自分と普段の自分のギャップに苦しむメンバーもいました。RMがそれを克服するために自然に触れているのだと言っていたことがとても印象的でした。
・J HOPEとグクが同じようなことを言っていました。BTSでない自分は一体何なのだろう?と。何もないと。それが怖いと。確かに今の彼らはBTSという存在が世の中にも1人の人間としても大きなものになり過ぎて、そこから外れてしまった自分を思い描くのは難しいだろうと思いました。そして、そこまで考えているかは分かりませんが、BTSではない自分に価値はあるのかという問いにまで達してしまうのではないかと感じました。
・私個人的な感想としてはコンサートをやりたい気分になりました(無理だけど笑)。コンサートを見に行きたいというよりもやりたい、という。映画を観てると、彼らに感情移入しているせいか、沢山の歓声を聞きたい。沢山の愛を届けたいという気分になりました。

映画が公開されてかなり経ちました。オンラインコンサートもあり、カムバックも近づいてきています。年末まで色々と楽しみですね!!

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