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DYNAMITE の影響力

すごく今さら感が溢れていますが、『Dynamite』について書いてみようと思います。『Dynamite』からARMYになり、KPOPに興味を持った方が本当に多く、それほどこの曲の力はとてつもなく大きかったんだと改めて実感しています。

『Dynamite』がリリースされると知ったとき、全編英語の曲を歌うのはBTSにとっての新たな挑戦だと思いました。BTSはどんなに有名になっても「韓国発のグループ」で韓国語で歌うことを重視しているのではないかと感じていたからです。もちろん今までも『Mic drop』の英語バージョンなど、英語詞だけの曲を出していない訳ではなかったのですが、原曲が英語詞で韓国語バージョンがないのは(私の知ってる限りでは)初めての試みだったと思います。

そして、実際に『Dynamite』を初めて聴いたとき、驚きました。私個人の感覚として、BTSの楽曲は明るい雰囲気の曲はあっても何か伝えたい重要なメッセージがあったりと(例えば『ANPANMAN』など)「底抜けに」明るい曲は今までなかった気がします。

『Dynamite』は正に「底抜けに」明るい曲でした。今のコロナ禍の状況もあり、世の中に元気を与えられる曲だと本人たちも言っていましたが、その言葉どおり今までBTSを知っていても興味を持ってこなかったひとたちがどんどんBTSにハマっていくのを見て、『Dynamite』という楽曲の力は本当にすごかったんだなと感じました。もちろんビルボードHot100の1位やグラミー賞ノミネートという目に見えるかたちでの成果もありました。一方で、「コロナ禍で様々なことが変わってしまい大変だったけど、この曲に勇気をもらえて何とか頑張れた」という人がたくさんいたことにメンバーは目に見える成果以上に喜びを感じたのではないかと思います。

私自身は『Dynamite』のリリースより2年ほど前からファンだったので、リリースが発表されるところから追っていました。そして、いよいよ発表され、初めて曲を聴いたときは正直、あまりピンと来ませんでした。先程も書いたように今までのBTSの楽曲はメッセージ性があるものが定番だったからです。『Dynamite』も素敵な歌詞ではありますが、どちらかというとメロディーのキャッチーさが引き立っている曲だと思います。その後、アメリカや日本、韓国の番組で沢山披露される中で、数えきれないほどの『Dynamite』のパフォーマンスを見る中で彼らは純粋にこの曲を通じて世の中を明るくしたいのだろうと感じました。同じ曲でも振付を変えてみたり、衣装や舞台を工夫してみたりでこんなに沢山歌っているのに飽きさせず常にワクワクしていました。なんかもう純粋にすごいなと感じました。

『Dynamite』はBTSの幅広い音楽活動の中の1つのターニングポイントになった曲だと思います。これからどんな曲を発表していくのか分からないですが、今度はどんな曲で私たちを楽しませてくれるのか楽しみです。まだ次のカムバックやどんなイベントがあるのか詳しくは発表されていませんが、今年1年もまたBTSに楽しませてもらいたいと思います。

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