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『約束』と私

突然ですが、私はジミンちゃんの初の自作曲『約束』に心を救われました。
一昨年の7月に転勤になり、仕事内容はさほど変わらなかったのですが、初の転勤で新しい職場では全く勝手が分からず、それにも関わらず昨今の風潮で「残業はするな」とのことで、全く仕事が終わらないまま次の日に残してどんどん溜まっていくという日々を繰り返していました。そうしたら、ある大事な書類を私が失くしてしまったのです。監視カメラがあったので、それを上司と見返しつつ1週間が経ったのですが見つかりませんでした。結局、私は平社員なので何もお咎めはありませんでしたが、上司に始末書を書かせる羽目になり、その時期はそのこと以外にもたくさんミスをして迷惑ばかりかける自分が本当に嫌でした。その時期は毎日朝起きるたびに頭痛がして、毎朝痛み止めを飲んで過ごしていました。

そんな日々を送る中で、ちょうど正月休みに時間があったので、BTSの曲を日本語に訳してみようと思いました。そのとき選んだ曲が、『約束 by ジミン』でした。なぜ『約束』を選んだのかまでは覚えていません。なんとなくだったと思います。ちなみに私は元々この曲を知っていたので、日本語訳も見て知っていました。でも、自分で実際に訳してみると全然違いました。何というか自分の中にすっと入ってくる感覚がありました。

『約束』の歌詞の中の

언제부터 넌 날 아프게 했던가
いつから君は僕を傷つけていたのか

너 조차도 모르잖아
君でさえも分からないよね

というセリフがすごく響きました。まさにそのときの自分自身と同じだったからです。何がいちばん辛かったのかやっと分かった気がしました。私は私を責め続けて、私を傷つけていました。どんどん傷が深くなっていて、体調を崩したりもしていました。

そして、ジミンちゃんがこの『約束』についてVliveで話していたことが思い出されました。ジミンちゃんが最初に曲を作っていたとき、精神的に辛い時期で最初は自分で自分に文句を言う曲だったそうです。それがだんだん精神的にも良くなってきて最終的に今の『約束』が完成したそうです。そして、コンサートで世界を周りながら沢山のファンに支えられていることに気づき、辛いことがあっても「僕が自分を辛くさせないようにしよう」「僕が自分を悪く言わないようにしよう」と決めたそうです。歌詞の中に出てくる「君」は自分だそうです(僕も君も自分であり、同一人物)。

その話を聞いて、私自身もどんなに辛くても自分を責めないようにしようと思うようになり、少しずつ気分も回復していきました。そして、辛いことがあるたびに『約束』とジミンちゃんのVliveでの言葉を思い出して励まされています。

そんな出来事があってから1年以上経ちましたが、ふと思い出したので書いてみました。私以外にも『約束』でたくさんの人が救われているとは思いますが、私の出来事もシェアして誰かの救いになれれば嬉しいです。

日本語字幕をつけてくださっているあみにさんの動画です。お借りしました。

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