Let me fly to my room
はい!色々公開されていますが、沢山ある供給になかなかついていけていないところです(MMA、MAMA、TMAは観ました!!)。今のところ、BEのアルバムの中で私が1番好きな曲はこの曲です。今回は好きな理由について自分なりに分析して書こうと思います。
①メロディーがキャッチー
リズムがすごく好みでした。音楽に詳しくないので、何の楽器を使ってるとか全く分からないのですが、一定のリズムの刻み方が心地良くて聞くたびにまさに「ヒーリング」効果があるように感じました。
②95zのコーラスが最高
今回のアルバムはこの曲に限らず、ボーカルの各パートを重ねて歌っていることが多い気がしました。この曲ではサビを95z(ジミン、テテ)が歌っていますね。ジミンちゃんの高くて儚い声とテテの低くて響き渡るような声が重なって素晴らしいハーモニーになっています。ただ、カムバックVLIVEやWeverse Magazineのインタビューでテテが言及していた通り、2人の声の高さを合わせるのはとても大変だったみたいです。テテは「3つもキーが上がって死ぬかと思いました(笑)」と話していました。そんな苦労があって出来上がった楽曲はとても素晴らしいものになっていたと思います。
③ボーカルとラップの配置
この曲はボーカルとラップが交互に来るのではなく、簡単に表すと
サビ➡︎メロディーパート➡︎サビ➡︎メロディーパート➡︎サビ➡︎ラップパート➡︎サビ➡︎大サビ
という感じでサビとボーカル、ラップがそれぞれ交互に配置されています。ここまでサビが多いと普通は飽きが来たり、間延びしてしまうかなと思うのですが、全然そんなことなく、これがベストな配置だったのだと思わせられます。全く理由は分からないのですが、私とってはこの曲の95zの歌うサビ部分が大好きなので最高のディレクションです。テテは「サビが多くてくどい。」(WeverseMagazine)みたいなことを確か言っていた気がしますが笑笑。
④내 방을 여행 하는 법(私の部屋を旅する方法)というコンセプト
この曲のテーマは私の部屋を旅する方法というコンセプトです。ということで、カムバック前にメンバー1人1人がキュレイターとしてデザインした部屋が公開されていました。その人らしいなと思う部屋(グクのスピーカーでいっぱいの部屋やJ-HOPEのおしゃれなファッションが表現された部屋)があった一方で、意外だなと思った部屋(ジンの宝石が配置された部屋やシュガの全体的に青で構成され、足下に鏡が置かれている部屋)もあり、メンバーの色々な一面を知れた気がしてオタクとしては考察しがいがある部屋でした。
メンバーの部屋を公開して、1人1人の思いを聞いたり想像を膨らませるのも楽しかったのですが、このコンセプトは「あなたならどんな部屋にしますか?」というメッセージが込められていたように思います(勝手に)。コロナの状況の中で外になかなか出られない。でも、この状況の中でも何とかして楽しみたい。ということで「おうち時間」を楽しく過ごしましょうというようなメッセージが込められているのかなと。私は部屋の掃除から始めないといけませんが、、、笑
⑤歌詞の率直さ
この曲で驚いたのは、こんなに軽快なメロディーなのに暗めな歌詞が多いことです。
最初から、
Everyday 답답해 미치겠어
毎日 もどかしくてどうにかなりそうだ
올해 다 뺏겼어
今年がすべて奪われてしまった
It’s killin’ me slowly
ゆっくり殺されてしまうようだ
というかなり暗い歌詞が並んでいてびっくりしました。そこから好転させていく展開ではあるのですが、衝撃を受けました。でも、彼らの正直な気持ちだったんだろうなと思うと胸が痛みます。全精力をかけて挑もうと思っていたコンサートが全て無期限延期か中止になってしまい、何を目標に頑張ればいいのかBTSもARMYも分からず不安でいっぱいでした。その中で素直な気持ちを歌詞にすることで、少しでも彼らの心が救われたとしたら、とても意味のあることだったのだと思います。
こんな感じです。個人的に彼らの曲にはいつもこちらが受ける印象以上に沢山の工夫や意味が込められている気がします。これからもこういう風に曲を分析して彼らの思いを知り、自分が何に惹かれるのかを理解していきたいと思います!!
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