人はASMRを聴きながらスプラトゥーンできるか?
3行でおk
・できるがしかし、日常的に行うのは推奨できない
・集中力をはじめ様々な能力がガクッと下がる
・続けると間違った方向に行動が最適化され、ゲームプレイに支障をきたす
咀嚼音に性別は関係ない
あなたはASMRを聴きながらゲームしたことはあるだろうか?
(ASMR:イヤホン等で聴くと脳がゾクゾクする独特な快感を伴う音のこと)
ASMR鑑賞は私の趣味だ。
5年間は毎日毎日、僅かでも時間が空いた時・仕事中・就寝前にだって聴いて脳内快楽物質ドバドバ垂れ流し気絶するように眠る程度には楽しんでいる。
同様にスプラトゥーンもそれなりの時間プレイしている。
この時間を勉強に充てれば取得できたであろう国家資格の数を換算するのは時間の無駄だし、みじめな気分になる。やめろ。
どちらか一方をとればその間、片方はお預け
時間が惜しい。両方同時に楽しみたい!
幸い、ゲーム音とASMR両方を1つのヘッドホンで聴ける環境は人に手伝ってもらって整えることが出来た。
それから私は趣味を同時に2つ満喫するようになった。
インクリングは電子ドラッグの音を聴くか?
読者の皆はスプラトゥーンの
「プレイヤーが試合中に聴くBGMはイカたちもまた、携帯音楽プレーヤーで聴いている」
という公式設定をご存知だろうか?
ファミ通の開発インタビュー記事にこのような記述がある。
14歳くらいで流行に敏感なイカたち
あの世界でもASMR文化が流行っているのなら...
ASMRを聴いて脳みそパーな状態でバトルするイカがいても、なんら不思議ではないのだ
ちなみに8人全員に、同じ強烈な耳舐め音声の体験版を聴かせながらプライベートマッチをしたことがある。
期待したほど弱体化・カオス化はしなかった。強いイカは小細工で揺らぎなどしないのだ。
では、ゲームプレイに支障はないのか?
シューティングゲームにおいて「音」は重要な情報源だ。
スプラトゥーンも例に漏れない。
射撃音ひとつとっても、ブキごとに異なるから見えなくても特定できるし
ヒット音・イカ移動音・スペシャルウェポン発動音etc...バトル中、様々な音が鳴る。
ASMRを聴いているとこれらの音の情報はかき消されてしまう。
耳では聴こえていても、トリップしたパーな頭では情報を処理しきれず見落とすのだ。(この場合は「聴き落とす」だろうか)
つまり、自分で自分にデバフをかけているに等しいが、これはソロでナワバリバトルプレイに限定することにより失うものを限りなくゼロに近づけることで解決した。
ika Widget2で記録しているだけでもナワバリ32000試合
悪い意味で真似のできない所業。ガチマやれ
解決した...つもりだった
もちろんゲームの手を抜くつもりは毛頭ない。
ないのだが、衣食住ASMRのレベルにまで上り詰めている以上、常にASMRを聴くことで脳内に発生する快楽物質を常に補給しておきたいのもまた事実。
あまり放っておくと禁断症状が出る。「音が物足りない」という症状が。
そうしてASMRを聴きたいがため試合中に「考える」というプロセスを自ら放棄し脳のメモリを空け、経験からくる「なんとなく」の行動をし続けたド悪癖のツケは、とんでもなく大きかった。
「なんとなく」のツケ
・スプラトゥーンの画面上部には敵味方の生存状況や残り時間など、たくさんの情報が常に表示し刻一刻と変化するが、この情報に気付かないことが多々ある。視界に入ってもそれを認識できない。
・経験に基づく一定パターンの動きしかできないため、突発的・イレギュラーな状況に弱い。作戦や指示に応えることも難しくなる。
・快感で試合中に起きた出来事を記憶しておくことができないため、自分または他人のリプレイを観て自発的に気付き、学ぶことができない。
人はASMRを聴きながらスプラトゥーンできるか
可能だ。動画や配信のネタに1回やるのはアリだろう。
しかし、日常的にとなると話は変わってくる。
ASMRを聴く脳の容量が割かれることを前提に、行動が間違った方向に最適化される。
日常的にASMRを聴きながらゲームをするのは推奨できない。
後日談
スプラトゥーン中のASMRを何ヶ月も絶ったのち、ふと思いついてエロゲソングを聴きながらスプラトゥーンをプレイしたら予想以上に集中力が下がったので、ASMRで耳直ししたらやっぱりパーになった。
ならばと、プレイするゲームをポケモンユナイトに変更してもやっぱりパーになった。
「できない」と4文字で済むことを、わざわざ2000文字使った人:わいせつビーチ
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