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自然な状態のお肌の表面(本題)

前回お肌を『剃る』ではなく『切る』してしまっている事例を深く掘り過ぎてしまった為に本題にたどり着けずに終わってしまいましたw
今日はちゃんと説明させていただきます d(`・ω・´+)キリッ

さて、お肌を『剃る』とは一体何を剃るのでしょうか?

『剃る』とは『シェービング(shaving)』の事です。
つまり『削ぐ』事です

『削ぐ』と言うことは『表面を薄く削る』と言うことですので『お肌を剃る』とは『お肌の表面を薄く削る』と言う事です。

しかし『ムダ毛の処理』という明確な目的がある『毛を剃る』と違い、
『肌を剃る』と言うのは目的がいまいちピンとこない方がとても多いと思います。

なぜそんな事をする必要があるのでしょうね?

実はお肌は自然な状態だと表面が思ってる以上に揃って無いのです。

上図はお肌の断面図です。
※わかりやすい様にあえて毛穴は省略してあります。

この図は表現の詳細の違いこそあれど化粧品のCM等でご存知の方も多いと思います。

ザックリと説明すると…

肌を作る為の生きてる細胞が『真皮』
肌として身体を外部から守ったりする為の死んで(行く過程の)細胞が『表皮』

です。

表皮と真皮の間にある『基底層』で細胞が真皮の毛細血管から栄養補給を受けて新生・増殖します。

その後少しずつ押し上げられ(=栄養補給が受けられない)ながら『角化(角質化)』という変化をしつつ肌表面に至る頃には角化が終了して『角質』と言ういわゆる私たちの知る『肌表面』の質感になります。

そして最後は肌から剥離して身体から離れます。
この剥離した角質が『垢』です。

細胞が新生してから垢となって剥離するまでの期間を『ターンオーバー』と言ってコレはよく耳にしたことがあると思います。

ターンオーバーが長くなると肌組織の入れ替わりが悪くなるので肌トラブルに見舞われやすい、、、と言う論調で語られることが多いアレですw

化粧品会社や製薬会社がやたらと色々説明してくれてるので上図に似ているイラストは沢山見たことありますでしょ?

でも、このnoteの図は一味違いますw

皮膚表面に注目してもう一度よく見て見ましょう。(。-`ω-)b


皮膚の表面って角化した細胞の集まりなわけですが、『垢』と言うのは元々の細胞単位で剥がれていくのです。
なので、とても微細な凹凸が無数に広がってる事になります。

とても微細なので、目に見えてボコボコになってるとは判りませんし、触れたとしてもボコボコとした違和感を感じる事は無いです。

そうです、これが自然な状態のお肌の表面なのです。

コレはコレで何も問題はありません。
そりゃ当然ですね、自然なのだからw


しかし、ですね。

この何も問題の無いお肌を『剃る』するとどうなるかと言うと…

こうなります♪

表面の微細な凹凸が均一に剃られて(削がれて)強制的に鏡面の様に平らになるのです。

見ても触っても違和感を感じられない凹凸が平らになっただけなのにそんなに違いがあるの?…と思われるかもしれません。

答えはYESです。
大きな違いが現れます。

それは剃る事で『自然ではない美しい違和感を作り出した』からです。

『均一な平ら』と言うのは実は自然な事では無い(=不自然)のですよね。

例えば『桐タンス』の表面を思い浮かべて見てください。
桐の木の無垢材って白くて綺麗ですよね。
でもタンスにする時って職人さんが必ず鉋(かんな)をかけて表面を整えます。

すると、ただでさえ綺麗な自然の木の質感に『艶やかな光沢』が現れてきます。

触った質感でさえ自然で温かみのある触り心地から『吸い付く様な滑らかな質感』に変わります。

木材表面を鰹節の様な薄い膜数枚を剥いで調整するだけで…です。

この調整の事を『面を揃える』と言ったりしますが、、、

実はお肌にも全く同じことが言えるのです。

面が揃うと『艶』が出ます。
それは光の反射が自然な状態よりも明らかに均一になるからです。

上の画像はどちらも同じ50代女性の『剃る』ビフォーアフターです。
もちろんビフォーは産毛も生えてますけれど、それを差し引いても面が揃うと質感が変わるのは明らかですね♪

当然ですが触り心地も明らかに変わります。

それらの質感全ての変化をさして『艶(を出す)』と言いますが、

『剃る』とは正に『艶を出す』事なのですね。

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