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因数分解して考えよう

とある町で小学校教諭をしています。わいぬです。
主にX(旧Twitter)で日々の学びや気づきについて発信をしています。


今回は若手の方向けのnoteです。
「課題は因数分解して細かくしよう」というテーマです。

因数分解するとは

 因数分解(いんすうぶんかい)という言葉をきいて数学の時間を思い出された方が多いのではないでしょうか。
 仕事における因数分解とは細かなタスクやポイントで物事を分けてみていくことです。

学級の出来事を因数分解する

 学級では日々様々ことが起こります。
 良いこともあれば悪いことも。

 例えば、休み時間に教室内で走って騒いでしまうことがあったとします。
 この問題について因数分解をして考えていきます。
 
 教室で走って騒いでしまう。
 
 走り回ってはいけないことを知らない。
 走り回っていることに気づいていない。
 周りの友達が声かけをしない。
 周りの友達の声に気付けない。
 友だちと適切な過ごし方を知らない。
 他の遊びの面白さに気づいていない。
 人にちょっかいをかけて逃げることを楽しんでいる。
 教室で走り回ることが日常化している。
 走り回ることで起きる事故について知らない。
 走り回ることで事故が起きることを想定できない。
 その子に何か悩みや問題がある
 
 ダメなものはダメなのですが、気づいていない場合は気づけるようにその時々で行動を振り返る機会を与えないといけません。
 知らないことは危険性があることを教えないといけません。

 なぜそういうことが起きてしまうのか。
 未然防止するためにはどうすれば良かったのか。
 今後意識できた場合にはどのように定着させていくのか。
 
 子どもたちを指導する際に教師が多くの視点を持っておく必要があります。

授業・校務分掌も同じ

 授業でも校務分掌でも同じことが言えます。
 校務分掌がある場合にはタスクの細かく分けていきます。
 
 提案の内容の確認はいつまでにするのか。
 事前に意見を聞いておいた方がいい人は誰か。
 誰に声をかけておくべきなのか。
 提案する時に問題になりそうなことは何か。
 ・・・・
 想定できることをできる限り細かく考えていきます。

最後に

 一つの出来事を大きくみるだけではなく。
 できる限り細かくみてみてください。
 子どもたちの行動、授業、校務分掌を細かく分けて一つひとつを小さくするとどうするべきなのか考えやすくなります。

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