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学級通信で使えるネタ06 『ストレスと読書』

とある町で小学校教諭をしているわいぬです。

今回は雨が多くなるこの時期に読書をすることを薦めるお話です。

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梅雨の時期になりました。
グラウンドが使えずに教室で過ごすことが多くなるこの時期です。

雨の四字熟語で『晴耕雨読(せいこううどく)』という言葉があります。

[名](スル)晴れた日には田畑を耕し、雨の日には家にこもって読書をすること。悠々自適の生活を送ることをいう。

小学館デジタル大辞泉

今回は、読書の効果についての内容です。

イギリス、サセックス大学の研究チームが、どのような活動がストレスの軽減に役立つのかについて調べる実験を行いました。活動の種類別に、心拍数の低下や筋肉の緊張緩和の程度を調べ、ストレスの軽減度合いを計測したのです。

その結果、音楽鑑賞が61%、コーヒーを飲むことが54%、散歩をすることが42%、ゲームが21%の軽減効果を見せた中、読書は68%とおよそ7割ものひときわ高いストレス軽減効果を持っていることが分かりました。

しかも、わずか6分の読書で大きなストレス軽減効果が示されたのです。

では一体、どうして読書をすることがそれだけのストレス軽減効果を持つのでしょうか?

ストレス軽減に抜群の効果がある一番の理由は、読書をすることでストレスの原因となる現実のことから気持ちが離れ、本の内容に没頭することができるからです。
人間の脳は、ストレスを受けると扁桃体が興奮し、ネガティブな発想が活発に引き起こされます。
しかし、読書によって本の内容に没頭すると、扁桃体の活動が鎮められ、鎮静効果が生まれるのです。
それに加えて、読書、特に小説を読むという行為は、人間の共感能力を活発にする働きもあります。
それは、本を読んでいる間に登場人物に感情移入したり、作品の中での人間関係を気にしたりする行為が自然と行われるためだそうです。
人間はコミュニケーションを求める傾向があり、孤独感を感じることは大きなストレスとなってしまいます。
ですから、読書による共感体験というものはストレス解消に大きく役立つのです。

雨が降る日に6分で良いので読書をすることで日々の生活が変わっていくのかもしれません。
ご家庭でも家族で本を読む時間などを作られてみてはいかがでしょうか。
おすすめの本などありましたら教えてください。

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読書の必要性は様々な切り口で話すことができます。
今回はストレスと読書というところで記事を書きました。

ご意見ご感想などあれば教えてください。

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