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CL横浜2023 6-3(152位) ロストライゼンタ

やあやあ!最終戦に負けてDAY2に出られなかった悲しき男、わがらしだ。うう…
今回の大会でCL初参戦となったわけだが、持ち込んだデッキにはかなりの自信があったので備忘録としてデッキ選択の経緯、プレイに関して注意すべき事、当日のマッチングについて記そうと思う。負けちゃったので当然全文無料だ!時間を割いても良いなと思ったら是非読んでくれたまえ。

・デッキ選択の経緯

サムネにも出しているが、今回使用したデッキはこれだ。

【デッキコード】88acxG-oOdGMl-8xcYKJ

白熱のアルカナ環境は、強化拡張パックという事もあり目玉のVstarが環境に食い込むほどの影響力をもっておらず、ロストアビス環境の勢力図をほとんどそのまま反映させた形の分布になると予想していた。前のnoteで書いたミュウ>ギラティナ、ギラティナ>パルキア、パルキア>ミュウという構図だ。しかし、パルキア側の構築もマリィや飴+インテのアクアバレットが打ちやすいように変わってきているため、ギラティナにも勝てる可能性が上がったパルキアが頭一つぬけて強いという評価に落ち着いた。実際、トーナメントの分布もパルキアが一番多かった。
その中で僕が目を付けたのが、ザマゼンタ(s11a)とライコウ(s3a)だ。

このザマゼンタは、気絶時限定だが220という「強いVポケモン」がもつ耐久指数ジャストの火力を出すことができ、同時に特性による非Vミラー耐性も兼ね備えているカードだ。
次にライコウ。このカードは、伝説の鼓動で登場して以来長らく環境に食い込むことがなかったカードだが、ロスト+ミラージュゲートの登場により比較的簡単に動かせるようになって環境の一部に食い込むようになった。アメイジングシュートがバトル場に120、ベンチに120飛ばしながらエネルギートラッシュなどのデメリットがない技であるという破格の性能を持っているため、一回通せれば試合を決めるほどの性能があると思い、デッキに組み込むことにした。雷タイプなのでパルキアに強く、ベンチバリア(なみのヴェール)があまり入っていないであろうロストギラティナ、ミュウに対しても腐る場面はあまり多くないように思う。言うまでも無いがザマゼンタの要求エネルギーとかぶってるのも評価ポイント。

・プレイに関して注意すべき事

見て分かるとおり、このデッキのエネルギー管理はかなり大変だ。五色のエネルギーをすべて把握しなければならない。かつ、デッキの性質上山を見る回数がそこまで多くないため、一番最初の確認のタイミングでプレイに支障が出ないように情報を把握する必要がある。段階を追って説明しよう。
・ポケモンの数
ヒスイのヘビーボールが入っているため、花選びやアクロマの実験を打つ前に確認したい。サイドにポケモンがいないorたいしたポケモンじゃない時は積極的にヘビボをロストしたい。最優先。
・エネルギー
次にエネルギー。これはサイドに落ちていても任意のタイミングで回収する事が出来ず、ロストの仕方次第では特定のポケモンが技を宣言出来なくなる事が予想される。ただ、一つ言いたいのは、「技宣言出来ないポケモンがいないようにしたい」のではなく、「この対面で使いたいポケモンが使えるようにしたい」ということだ。かたきうち、アメイジングシュート、げっこうしゅりけん、ロストマインのどれを通すのかを考えよう。対面ごとのプレイと併せて説明する。
VSパルキア
優先順位一位:ライコウ
    二位:ヤミラミ
    三位:ザマゼンタ
    四位:ゲッコウガ
ライコウの仮想敵筆頭。ロストの手裏剣は標準搭載という認識が強いと思われているはずなので、水エネルギーの優先順位が低い(早いターンで相手がマナフィを置く余裕がなさそうなときには手裏剣を通そう)。
基本的に1-1-2-2で通しに行くことが多い。ライコウのベルトアメイジングシュートはもちろんの事、敵討ち+ロストマインでツツジを食らわないor食らっても相手の盤面が弱い状態にすることを目指そう。ツツジに備えて自身のサイドが3になる前に山をできる限り削っておこう。サイドレース的に厳しそうな場合はツツジを大事にすること。ツツジ+アメイジングシュートorロストマインで大概ぐちゃぐちゃに出来る。
VSロストギラティナ
優先順位一位:ゲッコウガ
    二位:ザマゼンタ
    三位:ライコウ
    四位:ヤミラミ
この対面はお互いLTB気味に動いてサイドレースを競う。ウッウを動かせる回数と月光手裏剣をちゃんと通せるかどうかが鍵になる。相手の構築にマナフィが入ってないことが多いためキュワワー二面抜きを目指そう(ケアされている事が多いが)。ツツジに備えて盤面にアタッカーを二体用意しよう。ザマゼンタがいるとギラティナ以外で倒せなくなるのでツツジ直前にはザマゼンタを動かすことを意識しておくと相手の要求をあげられる。あまりギラティナを積極的に使ってこないのでヤミラミは要らないことが多い。自分が後攻をとってギラティナが並んだ場合はヤミラミを使うことを視野入れておおこう。花選びがエンジンである以上ツツジは刺さる。サイドレースが厳しくなったら使おう。
VSミュウ
優先順位一位:ライコウ
    二位:ザマゼンタ
    三位:ゲッコウガ
    四位:ヤミラミ
ミュウというより相手のベンチにいるオドリドリと戦う対面。オドリドリが出てきたらライコウで打ち抜く事を意識しよう。メロエッタやミュウVmax、ゲノセクトがバトル場にいる場合はおとぼけスピットの価値はそこそこ高いが、デオキシスがいる場合待ちのターンとしてキュワワー前で終えることも視野に入れよう。ただデオキシスはあったとしても一枚採用なのであなぬけのひもを上手く使えればダメカンの乗せ先をコントロール出来る。ロストマインはすべてのダメカン状況を調整できるが、ロスト10枚というハードルがあるため過信は禁物。オドリドリ込みアメイジングシュートの100とオドリドリのいない敵討ちでミュウVmaxを倒せる。ツツジは当然効かないので気楽にロストして良い。相手のデッキのロストシティに気を付けること。(ザマゼンタの二枚目やウッウの二枚目はできる限りロストしないように注意しておく。釣り竿で戻せなくなるため。)パルやギラと異なり明確このポケモンを使わないといけないというものは無いため、相手のベンチにオドリドリがいるか、何色のエネルギーが落ちているかなどの状況に応じて使うポケモンを選定しよう。
VSアルセウス系統(ギラティナ、裏工作)
優先順位一位:ザマゼンタ
    二位:ヤミラミ
    三位:ライコウ
    四位:ゲッコウガ
これもまたアルセウスというより相手のマリィと戦う対面。ウッウ+ザマゼンタ、ザマゼンタ+ヤミラミ、ザマゼンタ+ゲッコウガなどサイドを取り切る方法はいろいろある。相手はマリィを打ってノヴァを打つしかやることがないので、前述のようにダメカンを乗せたり、ボスの指令で進化していないVをザマゼンタで討ち取ったりしよう。2-2-2をちゃんと通せるかが大事。
チェレンは無理なので引かれないように祈りましょう。
VSレジギガス
優先順位一位:ザマゼンタ
    二位:ライコウ
    三位:ヤミラミ
    四位:ゲッコウガ
おとぼけの110で倒せないためかなり厳しいマッチ。ジグザグマに気がつけなかったため、回収ネットでダメカンの乗ったアタッカーを回収されると厳しい。レジエレキが120なので上手いことそこを打ち抜きつつ、レジドラゴでしか倒せないザマゼンタをレジドラゴがバトル場に来た時に倒しながら押しつけるなどして相手の要求をあげよう。ツツジ大事。

エネ管理に関しては上記のデッキタイプの優先順位が高いポケモンに合わせてロストしないようにすれば良いと思う。この対面どうすんの!?みたいなのがあれば質問してくだせえ。
・グッズ
エネやポケモンに比べれば適当にやっててもなんとかなることが多いが、一応致命的な部分も存在するため記しておく。
・ふつうのつりざお
ライコウやヤミラミ、マナフィ、ゲッコウガを使い回すのに必要なカード。月光手裏剣が飛んでくるデッキかどうか、ツツジ前なのか、ライコウを二回使いたいのかなど状況に応じて大事にするときもある。終盤にミラージュゲートとセットで使うのがセオリー。
・ミラージュゲート
とても大事なカード。エネ本体よりは多少優先順位は低いが、2枚以上無駄に使うと試合に負ける可能性が上がる。
・クイックボール
終盤釣り竿と一緒に使うことがそこそこあるカード。他に大事なカードがある場合が多いのでロストしがちだが、山に何枚残ってるかは意識しておいた方が良いだろう。

・当日のマッチング

一戦目:不戦勝
今大会のルールでは嬉しいのか悲しいのか微妙なところ。day2に出られていてもトナメまで残れたかは怪しい。(オポ的に)
二戦目:アルセウスギラティナ
先行は譲ったものの敵討ち+アメイジングシュートなどでサイドをとっていって勝ち。やはりマリィが若干しんどかったが特筆すべき辛いこともなかった。ちなみに後攻一ターン目におとぼけスピットは打てなかった。
三戦目:キュレムVmax
先行2ターン目にアメイジングシュートを決めてネオラントとヤレユータンを倒し、キュレムVmaxでとられた後ザマゼンタでそれを倒して勝った。ほぼ理論値。
四戦目:ロストギラティナ
先行をとって2ターン目に月光手裏剣を通し、相手のロストが7に届かずに勝利。マナフィを置く余裕がなかったため、キュワワーを一面に絞って戦った。
五戦目:アルセウスギラティナ
後攻一ターン目にアビスシークのみで返してきたので事故ったロストギラティナかと思ったらアルセウスが出てきた。おとぼけスピット2回でギラティナをとって勝ち。
六戦目:パルキア裏工作
CL福岡準優勝のサトウルイさんが相手だった。仮想敵かつ先行がとれたため気合いを入れて臨んだがネオラントスタートエネなしサポなしで花選びを宣言出来たのが先行3ターン目。育ったパルキアをザマゼンタで倒しながらツツジを打ってなんとかチャンスを掴みに行ったが、クロバットが出てきたため事故に期待できず、そのまま負け。
七戦目:アルセウスギラティナ+ピカチュウ
七戦目もアルセウスギラティナなのだが、迅雷のめざめサンダースが出てきて足回りを奪われ、ヘビボとライコウがどちらもサイドに行ってしまったため何も出来ずに負けた。後にも先にもヤミラミのひっかくを宣言するのはここだけであろう。
八戦目:キュレムVmax
キュレムVmaxを敵討ち、エンペルト+ヤレユータンをアメイジングシュートで打ち抜いて勝った。完全にマッチングで勝っている。
九戦目:ロストバレット(カイオーガ)
メタる側だと思っていたデッキ同士でまさかの最終戦でのミラー。時間切れの恐怖と戦いながら相手のロストマインに対処しなければならなかった。普通の釣り竿を大事にするところまでは良かったが、2回目のロストマインに対してマナフィを置き直す事が出来ず、月光手裏剣を通されて負けてしまった。先行をとった影響で相手のデッキタイプが分からず(バトル場ゲッコウガ)、最初の花選びでヤミラミをロストしてしまったのが敗因の一つであろう。悔しい。

・総括

初めてのCL参加で6-3であればなかなかの成績だという評価をしてくださる方が僕の周囲には多かったが、デッキ選択、プレイの精度が完璧だったかと言われるとまだまだ至らない点が多いように思う。情報収集、練習時間・質の確保、当日のコンディションを整える、などまだまだ詰められるところは多いので次にチャンスをもらった時にはそれを活かせるように精進していきたい。
俺たちの戦いはこれからだ!!!!!!!!(了)






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