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私達がこの世界(転売ビジネス)で生き残るために必要なポイントとは?

<<ベンチャーの定義>>

私達のように挑戦者の立場である零細個人・零細企業は「ベンチャー」であるべきだと考えています。

ベンチャー企業の定義はこうです。(日本では)

『 新しいサービスやビジネス、事業を展開する中小企業』

多くの場合、「中小企業」に注目されがちです。

また、小さくて勢いのある会社をベンチャー企業と呼んだりします。

しかし、重要なのは定義前半の「 新しいサービスやビジネス、事業を展開する」の方ですよね。

既存の大企業には無いサービスを世の中に送り出すことに意義があると私は考えています。

(よく、混同しがちな言葉に「スタートアップ」というのが有りますが、今日はその説明を割愛します。)

<<あなたは大企業のマネをしていませんか?>>

大企業が既に行っているビジネスのスモール版をやっても私達に勝ち目はありません。

とくに転売は、大型販売店や商社が市場を独占していることを見てもわかるように

スケールがものをいうビジネスモデルです。

大量仕入れ+大量販売のシェア獲得合戦です。

家電量販店やドラッグストアの業界が

次々と吸収合併で巨大化・寡占化しているように

仕入れ力を増加することでメーカーとの交渉力を持ち、

さらに仕入れ値を下げることで売値を下げ、

消費者に選んで頂く(自社から買って貰う)というサイクルを延々と続けるビジネスモデルです。

私達がこの熾烈な価格競争に参入出来るはずがありませんよね。

<<では私達が狙うべき場所はどこ?>>

逆算・逆引きで選んでいきます。

大企業が扱わないジャンル
大企業が扱わない商品
大企業が扱ってこなかった市場や地域
これまで存在しないニーズを掘り起こす商品
私は「中国輸入でOEM製品を売ろう!」と言っているのではありません。

単純転売でもOEMでもあなた独自のアイデア製品でもいいのです。

あなたに一番あう作戦で、大企業とバッティングしないビジネスに取り組むことをお勧めしています。

じつはこういった行動は中国のビジネスパーソンが積極的に取り組んでいます。

ネット上では中国人を嫌うヘイト発言が目立ちますが、ビジネス戦略においては参考にすべきだと考えております。

Amazonでコロナ後に売れた商品をいくつか挙げてみるとすべて中国人のビジネスであることがわかります。

とくに「便利グッズ」と言われる分野は彼らに独占されています。

自国の安価な製造コストが強みだと理解した上での戦略です。

・コロナ太り対策の懸垂マシーンなどダイエット運動器具

・首に引っかけるタイプの扇風機(USB充電)

・GoProの廉価版ハンディカメラ

・アウトドア用防水ライト

・自転車やバイクのハンドルに取り付けるスマホスタンド

・Youtuber用のマイク、ライト、カメラ三脚などの機材

これらは日本の大企業が手を出さない、あるいは、

中国製品と同じ品質の商品を同じコストで作ることが出来ない「負けた」分野です。

例えば首掛け扇風機は安いモノだと1000円で売っていますが、

これをパナソニックや三菱電機が作ったら

その販売価格は5千円とか1万円になるでしょう。

品質と販売価格のバランスでは全く競争力がないのです。

これらのヒット商品は、数年前まで市場になかったものを

誰かが思いついて行動し、商品化し、新たな市場を作ったものです。

すぐに新規参入者がバッタの大群のように現れて値下げ合戦となり、

市場を切り開いた人がずっと稼続けられないという宿命もありますが、

製造コストはもともと安価ですので

先行者利得として普及期に大きく稼ぐことができればそれで成功だと考えます。

<<世の中にはブランドにこだわらない人が多い>>

先ほど例に挙げた首掛け扇風機ですが、

もともと、使っている姿は決してファッショナブルなものではありません。

通勤電車や職場や台所などで汗だくになっているときに使うものです。

スマートなライフスタイルとは無縁の商品です。

そんな商品にブランドのロゴは不要ですよね。

首掛け扇風機に「パナソニック」と書かれていても

誰も「おっ!」と一目置いてくれるわけではありません。

逆に「こんなものにお金をかけるなんてバカじゃないの?」

と思われるのがオチです。消耗品にブランドの信用力は不要なのです。

ですから、私達のようにブランドを持たない者には

「ブランドを必要としない商品を扱う」という選択肢があります。

<<転売するときには市場を選ぶ>>

大手企業は世界中に販売拠点を持っています。

世界中と書きましたが、全てのメーカーが世界195カ国すべてに拠点があるわけではありません。また、ひとつの国に一つの拠点で十分というわけでもありません。

販売拠点を持たない国でも、現地の企業とタイアップして、販売が出来ていることあるはずですが、販売が出来ていないことも当然ながら数多く有るはずです。

下記は2019年度に日本を訪れた外国人の人数ランキングです。

順位 国名
1 中国
2 韓国
3 台湾
4 香港
5 アメリカ
6 タイ
7 オーストラリア
8 フィリピン
9 マレーシア
10 ベトナム
11 シンガポール
12 イギリス
13 インドネシア
14 カナダ
15 フランス
16 ドイツ
17 インド
18 イタリア
19 スペイン
20 ロシア

日本に来てくれた人=日本の文化や自然、都市に興味を持ってくれている人と言えますので

日本製品を購入してくれる可能性の高い国でもあります。

例えば、20位のロシア。

あなたの身近にロシアに旅行したことがあるとか、ロシアに親近感を持っているとか、ロシア大好き!って公言している人っていますでしょうか?

私はそんな人をほとんど見たことがありません。

しかし、ロシアの人は日本に興味を持ってくれています。

だったら、ロシア語のネットショップを運営するというアイデアはどうでしょうか?

ロシアの人が日本の製品を気軽に購入出来るネットショップです。

もちろん、言語も決済通貨もロシア語です。

世界第9位、人口1億4千万人の市場は決して小さくはありません。

ロシアといえば、アメリカ映画では悪役が多く、マスコミも(とくに独裁政治家を)批判的に書くことが多いので、日本人には嫌われがちな国ですが、普通の一般市民はとてもフレンドリーなイメージを私は持っています。

狙ってみる価値はあると思います。

ただし、日本=ロシア間は国際郵便に苦戦するはずですので参入前にご確認ください。

ロシアは文化・文明において先進国ですが、郵便事情だけは発展途上国です。

<<国内では、よりニッチな市場を狙う>>

国内ではとにかく差別化し、専門店化することで勝機が生まれます。

例えば、ブックオフせどりをしている人であれば、

その知識を活かして、なにかの専門分野だけのネットショップ本屋さんを運営する。

同人誌だけ、ゲームの攻略本だけ、プロ野球雑誌だけ。。。

出来るだけ潜在的な人口が多いカテゴリーを選んで、

そのカテゴリーの専門店を作るのです。

専門店を作ったら、SNSをうまく使ってさりげなく宣伝します。

ネットショップのブログ機能を使って、

ブログに書いた記事をtwitterやFacebookやInstagramで公開します。

そのカテゴリーのファンの人達が、普段から訪問するようなサイト・ネットショップにしていけば経営は安定していきますね。

今はGoogleやYahooの検索広告にお金をかけなくても

SNSで集客ができるという良い時代です。

<<私達が狙うべきなのは?>>

私達は大企業とは違う行動をしなければなりません。

大企業をライバルにするのではなく、大企業の隙間、ニッチな市場で闘うべきです。

ニッチな市場は自分で見つけ出すか、自分自身で生み出す必要があります。

ここが一番、苦労する点です。

たいていは既に誰かが取り組んでいます。誰かが失敗したあとかもしれません。

しかし、必ず切り開いていけます。開拓者魂で頑張っていきましょう。

私がいつも気になっているのは、情報発信者が教材を販売する際に紹介している成功例と

現実世界とのギャップです。

「仕入れ値800円の商品がAmazonで5千円で売れました!利益の出る商品を見つけるノウハウを伝授します!」

・・・残念ながらこういうビジネスでは成功出来ません。

いや、お小遣い稼ぎは出来るかも知れませんが、

長く、安定して稼ぎ続け、どんどん利益が大きくなって、、、とはならないのです。

あなたが夢見ている「お金持ち」には絶対になれない方法です。


<<ダメな情報商材の見抜き方>>

情報商材を購入するときには?ノウハウを買うのではなく、仕組みの作り方を買ってください。

そして、必ず、次のことを確認してください。

その教材で推奨している方法に大企業が手を出さない理由は?
その方法のライバルに大企業はいるか?
その方法は今後ずっと使い続けられるのか?
教材の販売者やセミナー主催者に上の質問を投げかけてください。

「大企業ではコストに合わない」という答えでしたら、

将来、あなたがそのビジネスを大きくしたいと考えた時、

大企業と同じ理由でスケール化できないかもしれません。

また、こんな質問も投げかけてみてください。

「このノウハウは、将来、時代の変化に合わせて柔軟に対応していきますか?今後、どんなことが予想されますか?」

私達はコロナのおかげで、現在の成功パターンがとても脆く(もろく)、儚い(はかない)ものだということを身をもって体験しました。

ダーウインの進化論のように、激変する環境に対して柔軟に進化できた者(ビジネス)だけが生き残ることができると知りました。

<<私達はどうすればこの世界(ビジネス)で生き残っていけるのか>>

私の周囲でもたくさんの成功者(年収が数千万円とか億円になった普通の副業サラリーマン達)が環境の変化に対応出来ずに消えていきました。

・家電で稼いでいたせどらーがAmazonの規約変更(新品のコンディション定義変更)で消滅

・新品本のプレミアせどりで稼いでいたが、Amazonの規約変更(新品は定価販売)により撃沈

・主力商品が出品禁止商品となり月商数千万円を失って消えていったAmazonせどらー

・モノレートに頼り切っていた店舗せどらー

・メルマガ一通で数十万の利益のあったアフィリエイターがせどり衰退で完全に失業。

 (最近、彼は一発逆転をねらったFXで失敗し、自己破産しました。クレジットカードはブラックカードからブラックリスト者へと変わりました。ブラック⇒ブラック。笑えません)

・中国輸入で稼いでいたが中国人セラーのAmazon直接参入で売上の全てを失ったAmazonセラー

・新型コロナの影響で国際郵便を使えなくなり、ビジネスが立ちゆかなくなったeBayセラー

・水着の大人気店を運営していたが、海水浴場の閉鎖や海外旅行ができなくなった影響で売上が99%減となって不良在庫と借金を抱えたネットショップオーナー

みんな、セレブの生活から一転して、首をくくりたくなるような借金を抱えて苦しんでいます。

自慢だったポルシェを手放しても安く買いたたかれて、借金の足しにはならなかったそうです。

タワーマンションも買い手が居ないそうで、売るに売れません。

お子さんも私学から地元の公立中学校へ転校させるそうです。

「成功」という天国から借金生活という「地獄」に落ちてしまった彼らは

いったいなにが悪かったのでしょうか。

成功を自分の実力と思い込んで天狗になったせいでしょうか。

私は「時代や環境の変化に敏感に気付いて柔軟に対応できなかったから生き残ることができなかった」と思っています。

プラットフォームで商売をしているのでしたら

プラットフォームの気まぐれにつきあえる柔軟さが必要でした。

あるいは、プラットフォームに依存しなくても生きていける生命力(他の収入の柱を立てておくこと)が必要でした。

コロナの影響は大きいですが、ピンチをチャンスに変える努力ができたはずです。

「withコロナの時代を生き抜く」というものです。

これからはこういったセンスがよりいっそう重要になると確信しています。


今日も最後までおつきあい頂きまして
どうもありがとうございました。

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