#14 メンヘラコンサルタント

僕は論理的思考力が高いと自負しているのだが,そうなると周りの友人も似たものが集まる。
先日,親友と電話でメンヘラについて議論したことを備忘録として書き残しておきたい。

以前の記事でも書いたが,僕はメンヘラホイホイらしいのでメンヘラ気質の女の子に好かれやすい。
それは元からメンヘラの女の子が寄ってくるのかそれとも寄ってきた女の子のポテンシャルを開放しているのかという話題になった。
当然結論はその両方だろうということになるのだが,なぜポテンシャルを開放してしまうのか,メンヘラを治すことはできないのかということを考えた。

彼はメンヘラは病気ではなく状態と言っていたが僕は能力だと思っている。
そもそもメンヘラの女の子は自分に自信がなく,判断基準を他人に置いてしまうので精神的に不安定なのだろう。
だが僕はメンヘラの最大の問題は自分の感情を因数分解できないことだと思った。
悲しい気持ちになった時に,悲しい!!という感情に支配されて脳が思考を停止する。
僕としては何故悲しいのかを考えて欲しいところなのだが。
それは浮気されたからなのか,数日間連絡がなかったからなのか,楽しみにしていたプリンを食べられたからなのか,きっと感情の原因があるはず。
きっと彼女たちはそんなことに気が回らないほどにテンパってしまうのだろう。
それを責めようとは全く思わない。
人間は得意不得意があるから仕方ない。
僕が言いたいのはメンヘラが爆発している時に因数分解の手助けをしてあげるべきではないかということだ。
きっと彼女たちも自分の感情を上手く扱えなくてそれがまた不安を増長する。
だから,話を聞いて一緒になって何で悲しいのかを見つけてあげたらいいと思った。
そして更に重要なのが原因が分かったら再発防止策を提案した方がいいということ。
そっか,僕が○○ちゃんが大切にとっておいたプリンを食べちゃったから悲しいんだね。ごめんね。じゃあ今度から食べる時は一言聞くからね。ごめんね。
これだけできっと彼女たちはかなり安心して通常モードに戻りやすくなるはずだ。
とは言え,悲しみの最高潮に達しているときは何にも話を聞いてくれないからそのタイミングを図る必要はあると思うけど。
流石にロジカルシンキングが得意なモテ男とメンヘラホイホイが集まると興味深い結論に達する。

さらにこの議論を裏付ける面白い指標がある。
その人を構成する感情的な割合と論理的な割合を計測する心理テストのようなものがあるらしい。
そしてその数値の乖離が大きいほどメンヘラになりやすいらしい。
つまり感情的になりやすい割に論理的に因数分解する能力が低いということだろう。
一方で,芸術家や或る種のサイコパスも乖離が大きいらしい。
きっと芸術家は感情的な割合が大きく,サイコパスは論理的な割合が大きいのだろう。
人間なんでもバランスが大切ということだろうか。
僕らはサイコパス寄りだろうか。
だとすると世の中のコンサルタントは皆サイコパス予備軍なのだろうか。

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