【Last Sparkle】#ラストスパークル聴いたよ【ホロスターズ2期生オリ曲感想】

言語化しておかないと落ち着かない人間なので、簡単に感想まとめました。


※個人の解釈と妄想でしかないないので、注意。
人によってもっと色々な捉え方もできると思います。
あくまで一個人の感想です。

まず感じたのは「カッコいい」ではなく「オシャレだな」というのが素直な感想です。ホロプロの楽曲は一通り今まで聴いてきていますが、そのどれにも当てはまらない、ポップだけど決して軽いだけじゃない。アイドルソングというジャンルの中でも、すごくすごく「重い」いや「アツい」方だと思うんですよね。

初見で感じた雰囲気は「ミドグラのSOS」っぽいな。

序盤はオーケストラ調の曲ですが、中盤以降は一気に疾走感のあるデジタルサウンドになるんですけど、その曲の雰囲気がちょっと似ているなぁと思いました。最近こういう疾走感のポップっていうんですかね。流行ってますよね。3期生はどちらかというとちょっと懐かしい感じのシティポップな感じなんですけど、2期生はもう少し今っぽい、デジタルダンスミュージックっていうんですかね。体が勝手に動き出すような感じです。

ただ、弾けるリズムの中で、曲全体には重厚感もあって、それが3人の高音域中心の歌声に持ち上げられてすごい聴き心地が良いんですよね。下でズンズン唸っているバスベースとは対象的に、めちゃくちゃ爽やかに3人の声が乗っているんですよ。それも普段話している3人の声よりも高めの、それだけでちょっとドキドキします。知っているけど知らない声、普段ずっと聴いてきたはずなのに、まだ知らない世界を見せてくれるワクワク感。曲の聴き始め、3人の重なる声、その新鮮さにやられます。
これにダンスが乗るわけです。歌声と動きで魅せてくれる。3期生も1期生も同じだと思いますが、すごいことですよね。まだ何も見ていないのにオリジナルでユニット楽曲の凄さを既に感じ始めています。

カッコいいだけじゃない、爽やかな疾走感と体が勝手に動くポップで弾けるまさに2期生の3人にぴったりなイメージです。カッコいいし、爽やかだし、楽しさ、明るさ、前向き、元気、勇気、強さ、輝き、眩しさ、絆、1曲の中で感じる印象が1つや2つじゃなく、個々の個性が弾けて、いろんな顔を見せてくれるところもこの曲の魅力のひとつかなと思いました。

最後に3人で歌った楽曲といえば例のネバダから来たパオですが、本当、曲の振り幅が凄いですよね。でも、どちらもしっかり歌い上げているところ、絶対練習の時笑いながらげらげらやってたんだろうなぁ、そういうところまでなんか見えてしまって、こうニヤニヤしますよね。
さんてんぽで振り付け練習とかしてるんだろうなぁ、にやにや。

歌詞は後ろを振り向かず、前に突き進む3人の姿が浮かびました。3期生が夜をテーマに3期生の「絆」を歌った歌ならば、こちらは2期生の「輝き」を歌ったのかなと思いました。これについてはまた後の方でまとめます。


アステルくん

まず耳に入るのはサビのロングトーン。この曲はアステルくんの技術が無いとまず完成しない「難しい曲」だとここで実感させられますが、同時にこの難易度を見事に歌いこなしている彼の凄さを改めてここで実感します。高くそれでいて力強さがあって、2人を下から支えるというより、上から優しく引っ張っている、そんなイメージです。でもこれも、お互いの歌い方をわかっている3年目だからこそできることなのかなと。3人で歌ったCoverは何曲かありますが、おそらくそれらを通して、今のアステルくんができる最高のパフォーマンスがこのサビに詰まっているのかなと感じました。特にラスサビ前からの盛り上げ方、力強くも決して重くなくて、リードしつつもちゃんと二人に合わせて目立ちすぎないようにしているところがアステルくんの技術が輝いてるなぁと感じました。
ライブ、それだけに大変だと思いますが、アステルくんなら最高のパフォーマンスで音源を超えてくるだろうと楽しみしかありませんよね。

天真くん

もともと爽やかで透き通る声ですが、この曲ではその良さがさらに強調されていて曲の雰囲気と天真くんの声がこんなに合うものかと感動しました。私、天真くんの明るくて元気な歌い方好きなんですが、今までの歌よりも自信というか元気だけど落ち着きがあってちょっと大人っぽさを感じて、そこがすごい今の天真くんっぽいなと。こんな知った風なこというと岸メンの方々に「お前が語るな」って怒られそうなんでこの辺で。でも天真くんのロングトーンもすごいと思ったし、絶対ライブで聴きたいなって思いました。

ロベルさん

えっちじゃない??????????????????????????
えっちだよね??????????????????????????
えっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ

そもそも歌うとデフォルト攻撃力倍倍倍のギャップで刺してくるマスターがこんなに爽やかに、こんなに透き通るように歌われたら、そりゃあPOP-TALKお披露目から歌に無縁だった常連さんには絶食中の胃袋にいきなり新鮮な高級魚の刺し身を突っ込まれるがごとく、胃袋が「おええええええ」ってなるわけですよ。いやいい意味で、「おえええええ」というか「YEAHHHHHHHHH」って感じですが、いやいやしかもえっちだなんて聴いてないですよ。
高音は知ってる、けど知らない。知ってる声なのに知らない声がする、脳がバグる。助けて。なんでそんなことするの。なんでそんなひどいことするの。
こっちは500日ぐらい「歌枠」を聴いてないんですよ。飢えて味覚すら失った聴覚にそんな特大サービスされたら果ててしまう
キモイので少し落ち着きます。たぶん後で消す。

高音と伸びが今までのマスターよりも何倍も安定しててとてもしっかりして聴こえました。普段歌ってないのになんでいきなりそんな声出せるの、そんな歌い方できるの、、、またこっちの見えないところでいっぱい練習したの、、、、と歌を聴いているだけで勝手に激重激エモの感情が押し寄せてきてしまってヘビロテが止まらなくなりました。これをライブで聴かせられたらどうなっちゃうんでしょうね。常連さん手握っててくれ….。
あと、歌のところどころで返し方がとにかくえっち。「返し」というか、こう1小節後半から、次の1小節へ繋げるところで、声色をくるっと返したように歌うところがあると思うんですけど、とにかくそこがえっちなんですよ。なんで同年代の同性男性にここまでえっちえっち言わせるんですか…。
でも絶対マスターも「俺えっちだよな」って思ってると思うのでおあいこです。

マスターと天真くんのラップの低音域も最高で、それまでの歌い方と打って変わって、力強さ全面に押し出してきて、オラオラ感増し増しになるんですよね。うおーーーここライブで聴いたら絶対声出してしまう。がんばって我慢します。


曲を通してもう一つメッセージ性を感じたとすればそれは「壁を破る=挑戦」です。実際、3人は誰もやったことのない未知の部分に対して積極的に活動しているイメージがあります(舞台演出へのこだわり、推理思考ゲームの企画、箱外への積極的な進出)。
3人が歌詞を通して、自分たちが今までやってきたことを認めあっているように思えてそれがすごい「勇気」と「決心」をもらえるな、と思いました。

普段、全員やっていることはバラバラで交わることが滅多に無い同期3人ですが、その3人が「輝き」をテーマに歌っているのはとても素敵ですよね。

そしてこの輝きには「Last」がついています。
「Last Sparkle」

直訳すれば「最後の輝き」ですが、こういった前向きな言葉につく「Last」には他の意味合いもこめられているような気がして、私はこれを「最後まで輝こう」と云う意味にも感じられました。

実際にデビューからそれぞれ活動スタイルを変えずに、自分を貫いている3人は、最初からずっと輝き続けているんですよね。
最初は照らせる範囲が小さかったかもしれないですが、時間をかけてそれが少しずつ大きく、広くなっていって、たくさんの場所を照らせるようになった、その今も輝き続けているという部分を「最後まで」という意味をつけるために「Last」があるのかなと。そんな風にも思いました。

たぶん、いろんな人がいろんな解釈ができる曲だと、こうして文章にしてみて改めて思いました。それだけ、曲にいろんなものが込められていて、それがさんてんぽの3人のオリジナル曲なんだなぁと思うと、なるほどと思いますね。

これからもまたいろんな楽曲が出てくると思いますが、今回感じた曲の印象を噛みしめつつ、ずっと自分の中に残していきたいと、そう思わせてくれた一曲でした。

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