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素敵なおうち時間

このnoteはアジアの障がい児の自立を支える認定NPO法人アジア車いす交流センター(WAFCA)のスタッフやインターン、ボランティアなどが週替わりで好きなことを書く、「交換note」です。

本日担当の皆川理恵です。よろしくお願いします。

全国的にコロナ感染拡大が止まらない今。WAFCAの事務所がある愛知県にもまた「緊急事態宣言」が発令されました。外出自粛の日々が続きますが、皆さんどんなおうち時間を過ごしていますか?
最近、私の母がけっこう素敵なおうち時間を過ごしていたことを知って驚いたので、紹介させてください。

私の母は、今年78歳。学生時代は卓球に打ち込んでいた体育会系女子。卒業後は高校の英語教師。そして結婚、子育て、仕事・・。父が亡くなって一人になった今は、もともとの明るく積極的な性格をフルに発揮し、地域の卓球サークルで日々練習したり、「頭の体操」とマージャンを覚えたり、友達と飲み会や旅行に行ったりと第2の青春?を謳歌していました。
そんな充実した日々を送っていた中でのコロナ感染拡大。突然、家にいなければならない、好きなことができない、友達に会えない毎日を過ごして落ち込んでいました。

ところが、そんな母が先日私に、
「ずっとピアノが弾けるようになりたいと思っていたの。ベートーヴェンの『エリーゼのために』が弾けるようになったから聴いてほしい」と。
おうち時間の1年をかけて、楽譜を見ずに弾けるようになっていました。長い間誰も弾かなかった私の古いピアノと楽譜で、ひそかに練習をしていたとのことでした。上達した今は楽しく他の曲の練習もしています。

お金をかけず、今できることを楽しもうとする母の姿をとてもうれしく、そして尊敬しました。早くコロナが収束してほしいと願う毎日ですが、母のように充実した時間を持てるよう、私も心がけていこうと思います。

ピアノ

アジア車いす交流センター(WAFCA)は、車いすと教育を通じてアジアの障がいの子どもたちの自立とバリアフリー社会の実現を目指して活動している認定NPO法人です。詳しくはホームページをご覧ください。

https://wafca.jp/

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