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WAFCA会員のご紹介 久保田 好明さん

こんにちは!
本日担当の皆川 理恵です。
今日の交換noteでは、WAFCA設立以来、会員として支援いただいている久保田好明(くぼた よしあき)さんをご紹介します。このnoteを通して、今後WAFCAに関わってくださっている皆さんを紹介できたらよいなと考えています。よろしくお願いします!

久保田さんは今年68歳。大きな体と声で、いつも明るく、そして温かいお人柄と幅広い人脈で、見た目も中身も頼もしい久保田さん。そんな久保田さんがこれまでどのような経験をされてきたのか・・・今回お話を聞くことができました。

久保田さんは1971年に(株)デンソー(当時の日本電装(株))に入社。
入社後は、本社総務部の広報係として会社のパンフレットやPRビデオ制作に携わったり、工場見学に来られた方を案内することをされていたそうです。

その後は東京へ転勤。営業担当となり、担当エリアの自動車整備会社に自動車部品を販売する仕事をされていたそうです。
その時、最も大切にしていたのは「お客さんの声を聴くこと」
何度も訪問して、「お客さんがどんなことに困っているか」「今何の部品が必要か」という声に答えることにより、信頼関係を築いていったそうです。必要な部品が他県にある時は、夜通し車を運転して取りに行ったことも。そうやって信頼関係を築くことによって、お客さんから率直な意見が聞け、部品のマニュアルも使いやすいよう工夫することができたり、結果として自分も仕事がしやすくなったとのことでした。
その活躍が買われ、次は山梨県の担当に。東京に住みながら、週のほとんどを山梨県で過ごす日々を送られていたそうです。

東京・山梨での営業担当を終え、愛知県に戻った後は、デンソー西尾製作所総務課へ。
総務課では、地域の方たちの会社に対する困りごと(交通トラブル、渋滞、タバコ等の社員のマナー違反等)を聴いて解決していくことを担当。その経験を通して、「会社は地域の人たちの協力なしには仕事ができない、デンソーも地域の一員となって、社会貢献活動を行っていく必要がある」と感じたそうです。当時デンソーが社員のボランティア活動を開始していたことも追い風となり、西尾製作所でも社員への呼びかけを開始。地域の障がい者施設の手伝いや、蛍の環境づくりなどの活動をサポートしたとのことでした。

その後、1999年に(株)デンソーから分社化された(株)デンソーユニティサービスの立上に関わることに。立ち上げられたばかりの会社の運営や人の採用など、デンソーの色々な部署の人たちから学んで、取り入れていったそうです。「苦労はしたがよい経験となった。その後、デンソーから次々とグループ会社として分社化された時は、自分が教える側となったから、人のつながりは本当に大切だよね」と笑顔で話されていました。

そしてなんと!この時に、同じく1999年に設立された「アジア車いす交流センター(WAFCA)」との出会いが!!
WAFCAに入会し、第1回のタイフレンドシップツアーから参加。
久保田さんによると、「一番印象的だったのは、子どもたちの目の輝き、元気な姿、笑顔。支援に行ったはずなのに、自分が元気をもらっていた。また、当時WAFCAが支援していたタイの車いす工場「タイウィール」の人たちもやる気を持って活動しており、毎年ツアーで訪問するたびに少しずつ成長していくのを見ることもうれしかった。こちらの訪問が相手の力になっていると感じた」そうです。
また、現在コロナの影響でツアーが行われていないが、再開されることを楽しみにしているとのことでした。
                                                                                                                                                                                                                                                                                              
60歳でデンソーを退職された後は、大府市民活動センターのセンター長として、地域の人や団体の困りごとを解決したり、団体同士を結び付けたり、地域の人たちの場づくりのため教室やイベントを行ったり、団体の組織運営に関わる講座を実施したり・・等々、会社員時代と変わらない忙しさで毎日を過ごされています。

私が「いつも人のために何かされてますね」と言うと、
久保田さんは、「人のために行っているように思われるかもしれないが、実際には人と関わることで、自分が元気をもらっている、大変だけど楽しく、やりがいを感じている。今後も人と関わりながら、自分の人生を楽しく、過ごしていきたい。」とのことでした。感動です・・・

久保田さんから素晴らしいお話を聞くことができ、私もWAFCAの一員として、1社会人として、人とのつながりを大切にしていきたいと心から思いました。
プライベートでは、お孫さんたちの優しいおじいちゃんでもある久保田さん。これからもお元気で活躍されてください、そしてこれからもWAFCAに関わってくださいね。今回はお話を聞かせていただいて本当にありがとうございました!

久保田さん2

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このnoteはアジアの障がい児の自立を支える認定NPO法人アジア車いす交流センター(WAFCA)のスタッフやインターン、ボランティアなどが週替わりで好きなことを書く「交換note」です。

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