【介護職で気づいたこと&93歳Uさんから聞いた人生がうまくいくちょっとした秘訣】100日後に初老を迎えるわたし-あと6日-

2020年8月19日(水)

~介護職で気づいたこと&93歳Uさんから聞いた人生がうまくいくちょっとした秘訣~



ヘルパー2級を取得(※あと14日参照)したあと、ペーパーにならないようにと飛び込んだ介護業界。

2つの事業所に属し、訪問介護とデイサービスで生活相談員をしていました。

被介護者の家での様子、外での姿、そして家族や関わる支援者に生活環境など、部分的にではなく俯瞰的に見ることが出来たのは大きかったなぁ!



介護職をしていたときに気づいた大きな違いが2つあります。

1つ目は『笑顔のたえない家庭とつらそうな家庭の違い』。

そして2つ目は『元気な高齢者とそうでない高齢者の違い』。

この気づきはほんと大きい!!



1つ目の『笑顔のたえない家庭とつらそうな家庭の違い』は、3年前に新聞に書いた記事より。

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【過去の経験やわでかくらぶを通じて気づいた大きな違い】

前職の通所介護では相談員として多くの家族と関わり、障害に対する支援団体では多くの障害児を抱える家族と話してきました。

そしてわでかくらぶを運営する中で、ある大きな違いと共通することに気づきました。

笑顔の絶えない家族、常に辛そうな家族、その違いはどこにあるでしょう?

【大事なのは家族の笑顔】

介護との大きな違いは、自分がいなくなったら我が子はどうなるんだろうという不安。

高齢者介護は多くの場合親が先に亡くなりますが、子どもとなると逆なので心配になりますよね。

わでかくらぶは発達や学習面、学校で悩みを抱える子を主にサポートしているため、どうしたらこの不安を取り除くことが出来るかを、重点的に見ています。

保護者の心配をほぐし余裕が出てくると、不思議と子どもは落ち着きが出てきて、意欲も沸いてくるんですよね。

隣の芝は青く見えるものですが、そもそも生まれたときは健康なだけでありがたいと感じ、首が座っただけでも、つかまり立ちしただけでも感動していたはずなのに、いつから他の子と比べて不安に思うようになるのでしょう?

その延長上に解決の糸口が多く隠されています。

親が全て抱え込む必要はありません。

ここで共通点ですが、介護においても子育てにおいても、家族だけで完結させないように、うまく「他人の手」を借りることが出来ている家庭には笑顔が多く見られました。

子どもが自立するのに一番必要なのは、人の手を借りる力だと考えています。

依存ではなくうまく頼りながら、悩みを一人で抱え込まずに、共有できる場、自分に合った相談相手や信頼できる人にいかに出会うかが大事。

また、同じ価値観を共有できる仲間も大事ですが、それ以上に違う世界の仲間と出会うことで視野も価値観も広がります。


ときに傷の舐め合いになってしまっていることも、一歩離れて見てみると意外な解決策に気づけたりするもの。

家族みんなが1年先も10年先も笑顔でいられるために、今出来る最善のことってなんでしょう?

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人の手を借りるってほんと大事!

でも頼り方を間違えてしまうと依存になってしまうんですよね。

お互い様の頼り合える関係性が重要だなって切実に思います!!

そして2つ目は『元気な高齢者とそうでない高齢者の違い』は、以下7年前に気づいたときのつぶやきより。


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デイサービスに来たくて来てる方はごくわずか。
家族に迷惑かけたくないから
家に1人で居ることが難しいから
という理由で、仕方なく来てるんだと多くの方がおっしゃいます。
昔は出来たことが出来なくなって辛い
体が痛くて思うように動かないし
覚え られなくなったことが不安…
やりたいという気持ちがわかない
できなくなった自分が嫌だからやりたくない
ということもしばしば…。
一方、お手伝いさせていただいている国家ビジョン研究会のメンバーも
70代、80代の方々が多くいます。
各分野の有識者の方々が手弁当で
自分たちの出来る知識や経験を持ち寄って
日本の未来のためにと活動しています。
同じ年代の方々でもこちらは生き生きとしていて
身体的に不自由な方はいますが
当然ながらボケることもなくクレバーな方たちだらけ。
先日シンポジウムでアテンドさせていただいた聖路加病院の日野原先生は
102歳というのが信じられないほど体力もあり
シンポジウムの総括としてディスカッションの登壇者の話に対して
的確なご意見を話されたことに驚かされました。
違いはなんだろう?
『自分に出来ることで、人生をかけて打ち込めることがあるかないか』
の違いなんじゃないかなって思いました。
もちろんデイサービスの利用者さんたちも
戦前、戦後の大変な時期を必死で生きてきて
昼夜関係なく仕事をしたり、家族を養ってきたり
いろんなことに打ち込んできたと思います。
でもそれは今の話ではないのかなと。
出来たことが出来なくなったことや
置かれている環境など
色んなことが重なっていると思いますが
モチベーションがあがったり
ポジティブな言葉を聞くのは難しいなと感じています…。

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他にもいろんな気づきがありましたが、家族とどういう関係性を築いてきたか、どういった環境や生き様で年を重ねてきたかで、いい意味でも悪い意味でも人生は変わっていくなと感じました。



最後に、デイサービスで大好きだったお姉様(当時93歳)Uさんから聞いた、人生がうまくいくちょっとした秘訣。

「どうしたら人間関係うまくいきますかね?」

と聞くと

『信用しあうこと、それだけよ♪』

確信ついてるよなぁ!



「どうしたらUさんみたいに元気に長生きできるんですか?」

と聞くと

『くよくよしないこと。恨んでもいいことなんでないんだから。』

沁みたなぁ!!



関わらせてもらった4年間、Uさんからはネガティヴな言葉を一度も聞きませんでした。

そしていつもニコニコしていて、本当に癒やされました。



もうひとつ印象的だった言葉が

『人生うまくいくためには、物事を全ていいように捉えることよ。』

何気ない会話の中で聞いたのだけど、今も大事にしてます♪



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