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【営業の極意】100日後に初老を迎えるわたし-あと45日-

2020年7月11日(土)

~営業の極意~


聞いたその場では意味が分からなかったのに、数年後に突然思い出して腑に落ちた言葉があります。



会社の上司が立て続けにいなくなったことで、東北の取引先の方々だけでなく、ありがたいことに他にも気にかけてくださった方がいました。

その方は同じ業界最大手メーカーの営業本部長だったTさん。

Tさんはうちの会社の事務さんのお父さんだったのですが、娘がお世話になっている会社が危機的な状況だと聞き

『私に何か出来ることがあれば』

と、自身の会社には内緒で、こっそり営業研修をしに来てくださったことがありました。


研修の後にみんなで飲みに行こうと、接客を伴う飲食店(笑)に連れて行っていただくのですが、そのときのこと。

T部長は(ぼかしていますが)写真の古田新太さん系の風貌で、茶髪のロン毛に不思議な色のダブルのスーツ。

お世辞にもモテそうな色気を感じなかったのですが、接客してくださる女性たちは、何故か見た目がいい先輩たちよりも、T部長ばかりと盛り上がっていて、目もハートでした。

肩書きを伝えたわけでもなかったし、お金をちらつかせたわけでもなく(笑)、僕らはみんな不思議で仕方ありません。


翌日また研修していただいたときに先輩が

「Tさん、昨日なんであんなにモテてたんですか?」

と質問します。


するとT部長は

『お前ら覚えておけ。仕事ができる男は女にモテる。女にモテる男は仕事ができる。それだけだ!』



ん?どういうことだ?

そのときはよく分からないままでした。笑


そこから4年ほど経ったある日。

違う業界で営業として働いていたときに、スランプに陥ったことがありました。

開き直って、当時流行ってた地域オフ会などを開きまくったり、見た目に気を使ったり、仕事以外に頑張っていたら、何故か女性にモテ始めます。

そして同時に仕事のスランプも抜けていたことに気づくのですが、そのときT部長の言葉が、急に頭の中に降ってきました。


「あれ?もしかしてT部長はこのことを言いたかったんじゃないか?」

女性にモテるのと営業でうまくいくのはイコール。

営業は商品やサービスよりも、最終的にはその人の人柄で決まるもの。

どちらもいかに目の前の人に、自分が魅力的に伝わるかということが大事なんだなと気づきます。


仕事のストレス発散のためにオフ会を開いていたのですが、自分が参加して楽しくなかったり居心地の悪さを感じた飲み会や幹事を反面教師に、自分だったらこういう場に参加したいなというのを意識して企画するようにしてたんですよね。

また参加したいと思ってもらえるように、盛り上げたり人をつなげたり、それはそれは頭を使いました。

その結果、気づいたら身についていたスキル。

マメで気を使える人は仕事でもうまくいくし、異性にもモテるんだなと悟るのでした。


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