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【音羽塾と勉強嫌いだった僕が教育に目覚めたきっかけ】100日後に初老を迎えるわたし-あと4日-

2020年8月21日(金)

~音羽塾と勉強嫌いだった僕が教育に目覚めたきっかけ~



田中保成先生が営む護国寺駅前の音羽塾に出入りさせていただくようになってから(あと16日参照)、田中先生の作る教材や指導方法に衝撃を受けます。



「本来勉強を嫌いな子はいない。どこかのタイミングで大人が嫌いにさせてしまっているんですよ。」

目からうろこだったなぁ。



それまでいい学校にいくためのもの、いい成績をとるためのものが勉強だと思っていたけど、

「本来は考え抜く力や、集中する力だったり、自立するために必要な力を勉強を通じて養っているんだよ」

ということを教わります。

自分が子どもの頃田中先生のような先生に出会っていれば、今頃勉強好きになっていたのかな…なんて思いながら過ごしていました。



その後教育に目覚めたきっかけが2つ起こります。



ひとつは、田中先生が用事で手が離せず、代わりに生徒のサポートをお願いされたときのこと。

それまで塾でバイトしたこともなければ、誰かに勉強を教えたことも全くなかったのですが

「高山さんは向いてるから大丈夫ですよ」

と田中先生に乗せられて、それなら…とやってみることに。

田中先生が子どもたちを指導する姿を見ていたからか、こんな感じに声かけてたなとか、こういうポイントを見ていた気がすると思い返すと、思いのほかスムーズにサポートできました。

その後もちょくちょく頼まれる機会が増え、子どもをサポートするのって面白いな…という気持ちが少しずつ芽生えていきます。 



もうひとつは、アフタースクールに転職した友人から、算数の先生で田中先生に来てもらえないかと相談を受けたときのこと。

一つの教室で超一流の先生から指導受けることが出来るというコンセプトのスクール。

体操はひろみちお兄さん、柔道は金メダリストの古賀稔彦さん、そろばんはフラッシュ暗算を考案した宮本先生などなど、錚々たる先生方が揃っていました。

田中先生も日本数学協会理事で、受験や教育専門誌などにも依頼されてよく執筆されている知る人ぞ知る教育者だったので、代表から正式に依頼を受けることに。



田中先生から「高山さんも一緒に行きましょう」と誘われて、アシスタントとして一緒に子どもたちを見ることになりました。

15人ほどのクラス。

音羽塾で1~2名を見ることはあっても、集団を見るのは初めてだったので、おろおろしながらも言われるがままにプリント配布やチェックしたり、計算のタイムを計ったり。



3か月ほどして、他にも抱えていることが多かった田中先生は、

「高山さん、向いてるからそろそろ一人でお願いします」

『え~!田中先生の指導を求めているのにそれはまずいのでは…?』

「子どもたちを見るのは高山さんの方が向いているし、サポートする姿を見ていて安心しているので大丈夫ですよ。私が監修ということで。」

半ば無茶ぶりでしたが、褒め上手な田中先生。

色々とその気にさせていただき、その後一人で行くことになったのでした(笑)



子どもたちから「高山先生」と言われると、だんだんとその気になってくるもので…(笑)

音羽塾やアフタースクールの生徒たちをサポートすることが、いつの間にか楽しくなっていました。



子どもたちをサポートすることに慣れてきた頃、田中先生と音羽塾生のお母さんが話す内容を聞いて、気になることがありました。

子どものためにたまに厳しい口調になることがあったのですが、自閉症児のお母さんで一人で抱え込みすぎてそうだなと感じていたので、

『おせっかいかもしれませんが、多分お母さんは余裕がないので、こういう伝え方をした方が安心するかもしれません』

という話を田中先生にします。

「さすが高山さん、その視点はありませんでした。確かにその方がお母さんには安心ですよね。私は障害支援について学んだことがなかったので、つい厳しく伝えてしまうようで。もしよかったら高山さんが代わりにサポートしてみませんか?」

そこからサポートする音羽塾生が1人増え、2人増え、子どもだけでなく保護者の面談もするようになっていきました。



先生は勉強が好きな人がやるものだと思っていたのですが、かつて勉強が嫌で嫌で仕方なかったからこそ、子どもたちの気持ちが分かるし、自分が親になって親心も分かるようになったし、だからこそできるサポートってあるんだなと気づき、全く興味のなかった教育に目覚めていきます。

振り返ると今のわでかくらぶのスタイルはここから始まったんだなぁ!



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